【週報ラプラス】2020/7/20-24『EURUSD』FXチャート解説

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2020/7/20-24『EURUSD』チャート解説

2020年7/20-24の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、7/20-24の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週から、日足・週足レベルの高値を上抜けていくかどうかが注目の週でしたが、あっさりとぬけていく展開でしたね。

一応、上の画像に関して補足。

H1レベルのチャートの波の取り方が前の週のチャートと変わっていると思いますが、これはチャートの縦軸の縮尺が変わっていることが関係しています。

画像を見て分かる通り、上昇一辺倒のチャートになっていますので、縦軸の縮尺が詰まって、前の週のチャートよりも高値・安値のレベル感が変わっています。

そもそも、フラクタル構造的にどの波レベルをどの時間軸のチャートで確認するかという違いだけなので、どの時間軸をどの波レベルで確認するのもトレーダーの自由なんですね。

と言っても、なかなかこの文章だけでは伝わらないかもしれないので、また別に記事にします。

さて、日足・週足レベルの高値圏に到達した際の値動きだけ見ておきます。

週報3

前の週、日足の高値圏に到達した後、少し反発下落を見せるものの、FIBO38.2%かつ「N字反発」という展開で高値圏に再突入。

この週では、その勢いのまま上抜けていくのか、高値圏での反発調整が入るのか?という点がポイントでした。

結局、少し揉む横の展開を作って、そこでエネルギーを貯めて、一気に上抜けていく展開でした。

週報4

今後は、この上昇トレンドが週足レベルの目ぼしいチャートポイントまで伸びていく展開を確認していくことになりそうです。

実戦紹介

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

高値圏に到達して、押しを作った後に、再突入してそのまま高値圏を上抜けるのかどうかという最終局面の場面。

ここで、「ダマシ」を使って買いポジションを建てるというトレードプラン。

大枠では「押し目買い」と呼べるトレードではありますが、基本構図としては

高値圏上抜けていく派(買い) VS 高値圏で反発下落諦めていない派(売り)

という感じ。

そもそも、トレンドはH4レベルでも明確な上昇トレンドになっていますし、そこまでの展開を見ても、高値圏で反発下落があっても、あくまで「調整」の下落なので、高値圏反発下落派も「本命」ではないことを自覚はしていると思います。

そのあくまで「上昇が本命」という前提の中、最終局面で「三角持ち合い」が発生します。

週報6

買い方と売り方の攻防が拮抗することで、高値も切り下がり、安値も切りあがる展開です。

そこで、先に売り方が優勢になり先に「切りあがりライン」および「安値」を下抜ける展開になります。

もちろん、ここで背景として「下降が本命」であれば、素直に売りを狙っていくのはアリですよね。

ですが、上で説明した通り「上昇が本命」ですので、この下落に対しては正直付いていくのは恐いという感じ。

下落に関しては、もう少し大きな安値を割るなどの「材料」が欲しいところです。

すると、その後安値を大きく抜けていくことが出来ずに、むしろ上昇反転して三角持ち合いの急所ともいえる高値を上抜けてしまう「ダマシ」の展開になります。

高値圏を上抜けていくかどうかという最終局で持ち合ったあげく「ダマシ」に終わったので、これで売り方が撤退して上抜けていく展開が期待出来ますよね。

なので、この「ダマシ」を確認した時点で上昇トレンドが本格化していくことを期待して買いポジションを建てるのが今回の狙いです。

買いエントリーのタイミングは、三角持ち合いの売り方の急所の高値を上抜けたタイミングでも良いですし、その後に一度押しを作って再度高値をしっかり抜けていくのを確認してからでも良いと思います。

損確の位置は、ダマシになった安値のすぐ下が基本的な考えになりますが、小さく押しを作った安値の下も1案ですね。

週報7

利確に関しては、高値圏を上抜けていく展開を期待していましたので、大きくホールドしても良いですし、ある程度大きな安値を下抜けたところで手堅く利確するのもアリですね。

今回は高値圏での攻防の場面なので、もちろん「反発下落」という展開の可能性もあったわけですが、高値圏ブレイク上昇の方が「本命」なわけですから、そちらに照準を定めたいです。

そして、何をトリガーにするのかは、毎回チャートの形次第であり、トレーダーの腕の見せ所でもあるのですが、今回のように持ち合ってから「ダマシ」の展開で「本命側」に材料が転がってきた時などは、ある意味おいしい展開と言えます。

まとめ

前の週で高値圏に突入している『EURUSD』ですが、再突入して持ち合う展開から高値圏を一気にブレイクして上昇していく流れでした。

改めてEURUSDの上昇傾向の強さを裏付けました。

今後は、どのチャートポイントまで上昇が継続するのかを確認していくことになりそうです。

さて、実践例に関してはポイントは「ダマシ」という材料でした。

H4レベルでは上昇トレンドなので、高値圏を上抜けると予測して、買いポジションを持つこと自体はとてもオーソドックスな考え方だと思います。

ただし、一口に上昇していくといっても、色々なチャートの形が可能性としてはありますので、どのタイミングで買いポジションを建てるのかが重要だったりするわけです。

そこで、今回は「持ち合い」から「ダマシ」で本命側に「材料」が発生して期待値が高まったというトレード場面の候補を紹介しました。

もちろん、上昇トレンド中なので適当に買いポジションを建てても勝てることはあると思いますが、こういった期待値が高まった場面を選んでトレードをすることで、結果的にトレード成績が安定することに繋がります。

どのくらいの「材料」で、どういったタイミングで、どのくらいのリスクで仕掛けるのかは、トレーダーのスタイルの違いによるところではありますが、デモトレードを繰り返すことで、自分の得意なパターンが見えてきたりします。

まずは、その得意なパターンを磨いていくことは、トレード成績を安定させる近道だったりあします。

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