2020/7/27-31『EURUSD』チャート解説
2020年7/27-31の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、7/27-31の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でキーとなる日足・週足レベルの高値を上抜けた上昇トレンドがどこまで伸びるかがポイントでした。
この週も上昇は続いて、戻り売りポイントである1つのチャートポイントに到達しました。
それが、週足レベルの下降波のFIBO61.8%とレジスタンスゾーンの上限が重なるところですね。
おそらく利確などで売り注文が増えるであろうポイントですが、上昇トレンドもモメンタムが強いことを前の週で証明しました。
なので、このチャートポイントに到達して発生する下降波の勢力が上昇トレンドの急所となるサポートゾーンを下抜けるかどうかが注目になりそうです。
上昇トレンドの急所のサポートゾーンなので、下抜けるとしても一旦上昇反発はありそうですね。
その上昇が強ければ、また押し目買い勢力が追随してきて、上昇トレンド継続の展開になるかもしれません。
次の週では、このサポートゾーンからの展開に注目です。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
日足の高値も越えて上昇中の上位の上昇トレンドをフォローする「押し目買い」のトレードプランです。
上位で強い上昇トレンドが発生している時は、やはり素直にトレンドフォローを狙うのが吉ですね。
上の画像の「トレード場面」の少し手前で買いポジションを建てるのもアリです。
今回は、上位レベルで上昇が再開し始めて、一度戻ってきた後の次の上昇を捉えてにいきます。
下位で見てみます。
下降調整波が急所のサポートゾーンまで到達後に少し揉んだ展開になった後、下降調整波の急所の高値を上抜いたあたりが買いエントリーのタイミングですかね。
このタイミングでの買いエントリーであれば、押し安値候補のすぐ下や下位レベルでの安値のすぐ下なんかが損確候補ですね。
もちろん、サポートゾーンのすぐ下でもアリですが、複数の高値が重なったラインを上抜けた展開なので、その後にダマシになって戻ってきて押し安値候補を下抜けるとなると、このサポートゾーンの下限は厳しいのかなという感じです。
さて、利確に関してはある程度上昇したところで、ダブルトップを形成しましたので、このネックラインを抜けてきたタイミングは利確の候補ですね。
もちろん、上位レベルの上昇トレンドがまだ継続するという判断に自信があれば、ホールドするのもアリですが、この時点で損益率が5倍以上出ているのであれば、ポジションの半分でも利確しておくと余裕を持って見守れますね。
まとめ
『EURUSD』は日足レベルの高値を上抜けた上昇トレンドが伸びていき、目ぼしいチャートポイント(FIBO61.8% & レジスタンスゾーン上限)に到達したところです。
次の週では、このチャートポイントに到達したことによって発生した下降波が上昇トレンドの急所のサポートゾーンを下抜けるのかどうかに注視することになりそうですね。
急所のサポートゾーンなので、下抜けるにしても、ある程度の反発はありそうなので、その反発の後の展開に注目です。
紹介した実戦例はとても素直なトレードプランです。
やはり、上位で明確なトレンドが発生している時は、基本的には下位時間軸レベルでトレンドフォローです。
上位のトレンドのモメンタムが強い時には、少ない「材料」で推進波の本格化が再開したりしますので、いつもよりも少しだけ積極的に入っていくのもアリだと思います。
ただし、上位のトレンドが強い時には、上手く推進波に乗れた時の恩恵が大きいので「逃したくない」という気持ちが強くなりすぎて、「無茶」なトレードをしてしまっては要らない負けが増えてしまいますので、それも要注意です。
この塩梅が難しかったりするので、やはり今回の実戦例のように万全を期してから入っていくというやり方から始めていくのがおすすめです。
FXで安定して利益を出す為にも、トレーダーとして順調に成長する為にも「攻め」よりも「守り」が重要だったりします。
成長過程の話でもありますが、しっかり守りながら成長するのと、ぼこぼこ殴られながら成長するのと、どちらがお好みですか?という感じです。
まあ、「本当に痛い思いをしないと人間は真に学べない」という考え方もありますので、少々の痛い経験は良い授業となるかもしれませんが、、、
それでも、FXの世界から「退場」してしまっては元も子もありませんので、まずは「守備」を固めて手堅いところから始めていくことをおすすめします。