【週報ラプラス】2021/8/23-27『EURUSD』FXチャート解説

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2021/8/23-27『EURUSD』チャート解説

2021年8/23-27の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、8/23-27の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

チャート解説2

前の週の終わりから、H1レベルで強い上昇反発が入り始めていて、この上昇反発を起点とした上昇波をどこまで確認していくのか?というのが、この週の注目点でした。

週報3

週の初めそうそうに、ネックラインになっているH1レベルの重要なレジスタンスを上抜けていきましたので、H1レベルで上目線。

ですが、H4レベルの下降波を親波とした戻り売り勢力が入ってくることが予想されますので、この戻り売りを警戒しながら、上昇調整波の中を取っていく感じになりそうな週でした。

一応、戻り売りの本命の候補となりそうなレジスタンスゾーンがありましたので、比較的そこまでの上昇の間は波は安定していたので、この週にトレードをするならこの区間の上昇トレンドの中を取っていけば良かったのかなと思います。

本命のレジスタンスゾーンに到達してからは、やはり戻り売り勢力が入ってきて、それまでの上昇トレンドとの攻防になっています。

上の画像のH1レベルのダウ安値を下ヒゲでギリギリ持ち上げたり、価格が上下する難しい展開ですね。

最終的には、週の終わりに経済指標をきっかけに強く上に伸びていき、この週は終わりました。

週報4

週の終わりに経済指標きっかけで発生した強い上昇波の上昇力がそれまでのトレンドを継続したもので本物かどうかが注目点ですね。

まず最低限でも目の前のH4レベルのダウ高値を上抜けられるかどうか。

大きな上昇に発展していく展望だとしても、その先にある日足レベルのレジスタンスゾーンでは売り圧力がかかりそうなので、一度は攻防になるイメージが良さそうです。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

上でも解説した、この週の初めにH1レベルのネックラインのレジスタンスを上抜けた場面ですね。

このレジスタンスを上抜けることで、前の週の終わりに立った大きな陽線を起点とした上昇調整波の発生が確定的になります。

なので、本命の戻り売りに警戒しながら、買っていくという狙いになるのですが、本命のレジスタンスがわりかしはっきりしているので、そこまでの間はある程度自信を持って買っていけるのかなという場面ですね。

レジスタンスを上抜けた後の押し目買いを拾っていきます。

下位レベルで見てみます。

週報6

上昇波の押しをサポートゾーンに引き付けます。

サポートゾーンにぎりぎり届いていませんが、さらに下位レベルで反発を確認して買いエントリー。

サポートゾーンにぎりぎり届いていないのが気になるようであれば、一度様子を見て、押し目買いが入った上昇波がしっかり伸びるのを確認します。

その後、都合よく再度押しが入ってくれたので、サポートに引き付けた後にさらに下位レベルで反発を確認して買いエントリーという案がありますね。

損確候補はいつも通り、押し安値候補やダウ安値のすぐ下あたりが候補ですね。

利確を見てみます。

週報7

到達目標に届く前にダブルトップのような形からサポートを下抜けてきた場面があるので、ここで手堅く利確するというのも1案。

到達目標の1つである上位の戻り売りが入ってきそうなレジスタンス到達付近で積極的に利確するという案。

もちろん、強気でホールドするという案もありますし、結果としては強気でホールドが今回の最適解でしたね。

ですが、個人的には上位の戻り売りの有力候補であるレジスタンスとの勝負は避けた方が無難だと思います。

そのレジスタンスを上抜けていく展開だとしても、それまでに自分のポジションが攻防の中で切られてしまう可能性がありますし、少なくとも上位環境では「売り目線」がまだ推進波方向なので、素直に考えれば到達目標で利確で良かったのかなと思います。

まとめ

『EURUSD』は週の終わりに経済指標きっかけで大きな上昇波を作って終わりました。

この上昇波が経済指標の結果を受けただけのものでなく、それまでのこの週ずっと続いていた上昇トレンドの流れを組むものであれば、強い上昇を作っていく展開もありえますね。

次の週では日足レベルのレジスタンスゾーンに到達するという展開になるかもしれませんが、まずは一旦攻防になるイメージで良いのかなと。

実戦例は、重要なレジスタンスを上抜けた後の展開を押し目買いで拾っていくトレードプランでした。

利確に関しては、色々候補がありますが、結果的にはその後も上昇トレンドを継続していたので、ホールドが最適解でしたが、上に書いた通り本命のレジスタンス到達付近で手堅く利確がおすすめです。

このレジスタンスで大きく売り圧力が加わる可能性は十分ありましたし、経済指標の結果次第では逆に下げていく展開もあり得ました。

ポイントとしては、上位の環境がまだ「売り目線」ということですね。

H4レベルなどではまだ「下降トレンド」中ですので、本命の戻り売り候補になるレジスタンスから売り圧力がかかり、ある程度下降波が発生するという考え方が自然です。

もちろん、トレンドというのはいつか反転するので毎回そのような展開になるわけではありませんが、大数的に考えて確率的に高い方をなるべく選択していくという考え方が基本です。

なので、今回の実戦例の場面も上位の環境が「推進波」方向に乗っているようであれば、俄然強気でホールドするという案も有力になってきます。

乗っている波が「調整波」見立てである以上は、無理をせずに手堅く利確して、乗っている波が「推進波」見立ての時は強気でトレードをするということが出来るようになると、利確が上手くいったと思える場面が増えるのではないでしょうか。

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