【週報ラプラス】2020/5/18-22『EURUSD』FXチャート解説

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2020/5/18-22『EURUSD』チャート解説

2020年5/18-22の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、5/18-22の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

H4レベルで下目線の中、下降推進波に対して調整上昇波がFIBO50%程で本格的な戻り売りが入って安値付近まで下降した後、下位レべルで調整が入ったところでしたね。

この調整がFIBO61.8%程戻ったところで、上昇調整波を崩しにいくような強い戻りが入ってきます。

この下降波に対しても調整が入り、さらに下位レベルで調整を半分程したところで、強い戻り売りが入り、下位レベルの安値に到達するような動きを見せましたが、ここから強い上昇反発が入り、戻り高値を上抜けていく展開でした。

週報3

 

この戻り高値を上抜けていった事実は、「あれ?下降トレンドが継続しないのでは?」と気づける強い材料であり、下降推進波の急所の高値を上抜けた時点でトレンド転換ですね。

この時点で上位であるH4レべルでは高値と安値に挟まれたゾーンの持ち合いの展開が見えますね。

ですが、やはり下の画像の急所のレジスタンスゾーンをしっかり上抜けるまでは「下目線」は消えません。

週報4

実際、今回の上昇波もこのレジスタンスゾーンに抑えられる形で、反発下降していきます。

上昇トレンドの急所であるダウ安値を下割って、下降トレンドに転換していきます。

週報5

波の認識の仕方はアナログ問題なので微妙なところですが。

H4レベルにおいて、先のレジスタンスゾーンを上抜けるまでは「下目線」ですが、すぐ下位レベルでは上昇トレンドとも捉えられるので、持ち合うような展開になってます。

次の週は、レジスタンスゾーンで反発下降して発生した下降トレンドがどこまで進むのかを確認していく週になります。

レジスタンスゾーンに到達した上昇トレンドを親波とした押し目買いがどこかで入ってきます。

その強さによって、今後の展開も見えてきます。

実戦紹介

上位レベルで持ち合うような展開になってきたので、微妙な環境でありますが、トレードでやるべきことは変わりません。

下位レベルに落とし込んで、トレードプランの核と出来るような要素を見つけて、トレードをしていきます。

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報6

上昇トレンドが上位のレジスタンスに到達後に、勢いが止まって、ダブルトップとも見えるような形になりました。

このネックラインを下抜けて下降トレンドに転換後に、下位レベルに落として、戻り売りを狙っていきます。

さらに下位レベルを見てみましょう。

週報7

上位のレジスタンスに到達後に、H1レベルのダウ安値を抜けて、下降トレンドに転換したことにより、売り環境になりました。

その中で、M5レベルで一旦調整に入ってくれました。

このM5レベルの上昇調整波の転換を捉えにいく「戻り売り」が今回の狙いです。

親波のFIBO50%くらいと、レジサポ転換したレジスタンスが重なったところから、戻り売りが強く入ってきましたが、「再調整」のリスクがありますので、しっかり様子を見ます。

その後、上昇調整波の急所であるダウ安値に到達した時に一度反発上昇しましたが、その後再突入して、下抜けたところで、売りエントリーというのがエントリー候補の1つですね。

損確は戻り高値のすぐ上が候補ですね。

波のレベル感で2つ程候補がありますが、この場合はスタイルの違いの範疇なので、どちらでもよいと思います。

エントリーに関して、さらに下位レベルになりますが、その後の安値からの抵抗をさらに確認しおえた後に、再度上昇調整波のダウ安値抜けの売りエントリーもありですね。

まあ環境によりますが、毎回ここまで慎重に抵抗の確認をする必要はないかなと。

むしろ、この形になったら売り増しもありですね。

利確に関しては、下の画像を見てください。

週報8

またM30のチャートに戻りますが、取引時間軸に対して上位で見た環境はこんな感じなんですね。

上位のレジスタンスゾーンに到達することになった左側の上昇トレンドが思いのほか強かった時に、上の画像で示したようなサポートゾーンで強く買いが入ってくることがあります。

今回は、結果としては入ってきませんでしたが、サポートゾーンに到達した辺りで手堅く積極的に利確するのもありです。

ですが、上位のレジスタンスゾーンの反発下降をイメージしているので、上位レベルでしっかり伸ばす戦略でもいいですよね。

上位レベルで押し目買いが入ってきそうなところまでホールドしてもいいですし、基本ホールドしておいて、下位レベルで反転の予兆を捉えて利確でもいいですね。

週報9

まあ、厳密には環境次第で毎回利確する方法を変えるのが、効率的だと思いますが、最適な利確方法を毎回選択するのはとても難しいので、論理的に考えて根拠があれば、自分のスタイルに合う方法で構わないです。

まとめ

前の週からの流れで、戻り売りがしっかり入ってくる展開であれば、H4レベルで下に抜けていく可能性まである週でしたが、結果としてはサポートを下抜けることが出来ずに上昇反発して「持ち合う」展開になりました。

上位レベルで「持ち合う」展開になると、その下位ではトレードをするのがたしかに難しくはなります。

ですが、トレードとしてやるべき事は変わりません。

取引時間軸に対して上位レベルで波の流れをイメージしてその中を取引時間軸レベルで期待値が高まると予測される箇所を取っていきます

やはり「波の流れ(トレンド)」をイメージすることが大事になってきます。

そして、フラクタル構造的に「波の流れ」をイメージするには、波の流れが止まったり、転換したりする可能性の箇所を把握しておくことも大事です。

もちろん、それが「チャートポイント(波止場)」です。

なので、チャート分析の基本は「トレンド」と「チャートポイント」の把握なんですね。

そして、それらをいかに組み合わせて波の流れをイメージするかは、「トレード技術」ということになってきます。

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