【週報ラプラス】2021/2/8-12『EURUSD』FXチャート解説

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2021/2/8-12『EURUSD』チャート解説

2021年2/8-12の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、2/8-12の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週から、日足の上昇トレンドの押し目買い勢力が再度入ってきて、下降調整波の急所のレジスタンスゾーンを上抜けることが出来るかどうかが注目点でしたが、この週で下降調整波の急所のレジスタンスゾーンに到達して、揉んで一度下落したところまででしたね。

下降調整波のH1レベルのレジスタンスゾーンで少し売り圧力がかかりましたが、その後買い勢力側が勢いを増して抜けていき、下降調整波の急所のレジスタンスゾーンまでぐいぐい伸びていく展開でした。

週報3

H1レベルのレジスタンスゾーンを上抜ける時は、たいして押しが入らずに抜けていく展開でしたので、上昇力が強いことが分かります。

その後、ぐいぐい伸びていきますが、厳密にはH4レベルのレジスタンスゾーンにはギリギリ届いておらず、その直前のH1とH4の狭間の波レベルのレジスタンスゾーンで止まったという見方もできますね。

今後は、このレジスタンスゾーンから売り圧力を受け止めて買い勢力が上抜けていくのか?売り圧力によって、下降波がしっかり発生するのかが注目点ですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報4

上で解説したH1レベルのレジスタンスゾーンを上抜けていく場面ですね。

レジスタンスゾーンを浅い押しから上抜けた後の展開を押し目買いで拾っていくトレードプランですね。

下位レベルでも見てみます。

週報5

FIBO61.8%とサポートが重なるところまで押しを引き付けます。

さらに下の急所のレジスタンスゾーンまで押しが進んでもよかったのですが、さらに下位レベルで戻り売り失敗からの反発の形になり、M15レベルでは下ヒゲで乗っかりましたので、この付近で買いエントリーというのが1案ですね。

上の画像では、M15レベルで下ヒゲ確定後に下位レベルのレジスタンス抜けを確認して買いエントリーしています。

下降調整波の急所のレジスタンス抜けのタイミングだと、今回の波の形だと損確幅も広がり過ぎていて、微妙かなという感じですね。

先のタイミングで入れていなければ、上昇波がしっかり伸びるのを確認した後に一度押しを待ってから入るタイミングを伺うのもアリですね。

今回は、横の展開を作ったので、「買い」が本命方向だと予測してレンジの上限ブレイクで買いエントリーもアリだったのかなと。

損確候補はダウ安値や押し安値候補、レンジの下限などですね。

利確も見てみます。

週報6

 

高値抜けした後にサポート抜けの場面があるので、手堅く利確というのはアリですね。

その後、ダマシのダマシの展開からもうひと伸びした後に下位レベルでダブルトップのネックライン割れが発生しているので、このタイミングで利確もアリです。

もちろん、決済位置をずらしながら強気でホールドしていくのもアリですね。

また、上の画像には載っていませんが、上昇波が止まってもおかしくないレジスタンスが何本もありますので、レジスタンス到達時に積極的に利確するのもアリだと思います。

まとめ

『EURUSD』は日足の押し目買い勢力が強く、ぐいぐい伸びて下降調整波の急所のレジスタンスゾーン直前まで届いて一旦押しが入る展開でした。

今後は、このレジスタンスゾーンを押し目買いが続いて上抜けていけるのか、もしくはレジスタンスゾーンの売り圧力がやはり強く一旦しっかりと下降波が発生するのか?が注目点ですね。

実戦例で紹介した押し目買いは形だけ見ればいたって普通の形だとは思いますが、環境認識が少し難しい場面だったと思います。

レジスタンスゾーン(H1)レベルの上抜けた上昇波(親波)に対して押し目買いを仕掛けていますが、この上昇波(親波)も次のレジスタンスゾーン(H1)に到達して押しが入っている状況なんですね。

なので、トレーダーによっては今回の場面で押し目買いをするかどうかは分かれるところかもしれません。

個人的には、一つ目のレジスタンスゾーン(H1)の抜け方が浅い押しから強い抜け方だったので、買うのはアリかなと思いますが、不安要素があるトレード場面ではあったということですね。

ただ、まったく不安要素のないトレード場面というのはむしろありませんので、どのくらいの不安要素であれば、抱えて勝負に出るかどうかという判断力もトレード技術です。

この辺りがデジタル化出来ないからこそ、「裁量」というのはデモトレードでの練習やリアルトレードの経験で培われていくモノなのだと思います。

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