【週報ラプラス】2021/2/1-5『EURUSD』FXチャート解説

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2021/2/1-5『EURUSD』チャート解説

2021年2/1-5の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、2/1-5の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週まで日足のFIBO38.2%付近から入ってきた押し目買い勢力と下降調整波が攻防になっていました。

この週では、その攻防に下降調整波側が勝利してサポートを下抜けていきました。

つまり「再調整」の展開ですね。

相場参加者全体の総意として、日足のFIBO38.2%の調整では「まだ浅い」という風に考えた人、もしくは下降の流れが本命だと考えた人の方が多かったということですね。

週報3

下降調整波がサポートを抜けて、再調整の為次のサポートに向かって下落していきます。

そして、日足の上昇トレンドのFIBO50%とサポートが重なるところから再度押し目買い勢力が入ってきました。

週報4

今後は、この押し目買い勢力が下降調整波の勢力との攻防になるイメージですね。

下降調整波の急所のレジスタンスゾーンを上抜けていけるのか、それともこのサポートを下抜けてしまうのかが注目点ですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

日足のFIBO38.2%からの押し目買い勢力と下降調整波が攻防になっていましたが、サポートを下抜けた場面ですね。

上位レベルで攻防になっていたサポートを下抜けてしまったので下落の流れが出来ているところを下位レベルで戻り売りで狙っていきます。

下位レベルで見てみます。

週報6

上昇調整波の急所であるダウ安値を下回ったタイミングで売りエントリーするのが1案ですね。

上昇調整波のダウ安値の位置もちょうど良いですし、レジスタンスに到達してからH&Sのチャートパターンを作ってから下落してきているのもあり、トレードがしやすい形だと言えます。

また、上昇調整波のダウ安値を割ったのを確認した後に、一度戻しを待ってから下位レベルのレジスタンスに引き付けて反発を捉えるように売りエントリーするのもアリですね。

エントリーしたタイミングにもよりますが、損確は親波の急所のレジスタンスの上か下位レベルのレジスタンスの上あたりが候補ですね。

利確も見てみます。

週報7

親波の安値抜けの付近で一発では抜けられずやはり一旦上昇反発してきた辺りで手堅く利確。

また、取引時間軸レベルの戻り売りまで考慮してホールドしていたけど、ダブルボトムの形になりネックラインを上抜けてしまったので決済という案もありますね。

この場合は、ほぼ建値や場合によっては微損になってるかもしれませんが、決済を判断する根拠としては十分ですね。

ですが、上位レベルで攻防になっていたサポートを下抜けた後なので、強気でホールドする選択もありそうですね。

この場合は、次の上位レベルのサポート(FIBO50%と重なる)ところから押し目買い勢力が入ってきて、レジスタンスを上抜けたタイミングで利確というのもアリですね。

もちろん、まだホールドするのもアリですが、FIBO50%(日足)からの押し目買い勢力との攻防になるのは覚悟しておきましょう。

 

まとめ

『EURUSD』は下降調整波と日足のFIBO38.2%からの押し目買い勢力の攻防は下降調整波側が勝利してサポートを下抜ける展開でした。

攻防の後半では買い勢力側にも勝機がありそうな展開に見えましたが、下降調整波側の圧力が強くサポートを下抜けていきました。

攻防の末サポートを下抜けたということは、下降調整波側についていた相場参加者の方が強かったというわけで、後は「強い者には巻かれろ」です。

ただし、週の終わりでは日足のFIBO50%とサポートが重なるところに到達して押し目買い勢力が入ってきました。

今後は、この押し目買い勢力と下降調整波の攻防になるイメージですね。

さて、実戦例は上記した「強い者には巻かれろ」を活かしたトレードプランです。

攻防の末決着が付いた直後の場面なので、やはり勝利をした側についてトレードを探すのが素直ですし、期待値の向上につながります。

利確の場面では親波の安値抜けのところでダブルボトムを作って上に抜けますが、結局「ダマシ」とも言える展開から下落していきます。

他の記事にも書きましたがダマシが起きて結局伸びていく方向は本命の方向です。

今回で言えば、上位の攻防が決着が付いた後の勝利した側の下落方向ですね。

FXでよくある「ダマシ」の見分け方!もう騙されない為の対策!
FXでよくある「ダマシ」の見分け方に関する話ですが、実は期待値の高いトレードをする為の「基本」の話だったりします。

上位の流れを環境認識で把握していれば、ダブルボトムのネックライン割れなので、売りポジションの決済の判断はあっても、上記の流れを踏まえれば「買い」の選択肢は微妙なことが分かりますよね。

ダブルボトムが完成しても、上位の流れに逆らっていれば、結局下げていく場面というのは頻出しますので、過去チャートなどで確認してみてください。

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