MT4・MT5のチャートの右側に余白を設定する方法と意味

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MT4・MT5でチャートの右側に余白を設定する方法

MetaTrader4(以下MT4)やMetaTrader5(以下MT5)でチャートの右側余白設定する方法を紹介します。

チャートの右側に余白を空ける方法は、MT4もMT5もほとんど同じなのですが、一応それぞれに分けて説明します。

MT4編

まずMT4を起動します。

チャートの右側に余白を設定する方法はいくつかありますので、お好みの方法で設定してください。

まずは一番簡単なメニューバーのボタンを使う方法です。

右側の余白

上の画像のような「チャートの右端をシフト」というボタンを左クリックで押下して右側に余白の有り無しを繰り替えることが出来ます。

次に、メニューを使う方法です。

右側の余白5

MT4画面の左上にあるメニューの中の「チャート」を左クリックで選択します。

次にその中の「チャートの右端移動」を左クリックで押下することで、チャートの右側の余白の有り無しを切り替えることが出来ます。

最後に、「プロパティ」から設定する方法です。

右側の余白

まずチャート上で「右クリック」をしてメニューウィンドウを開きます。

そのメニューウィンドウの中の「プロパティ」を左クリックで開きます。

 

右側の余白2

「プロパティ」の中の「全般」のタブを左クリックで選択したら、その中にある「チャートの右端移動」のチェックボックスを左クリックでチェックを入れた状態にします。

以上、これらの方法でチャートの右側に余白を設定できたと思います。

ちなみに、このチャートの右側の余白の大きさは自分の好みに変更できます。

右側の余白7

チャートの上側にある三角形のインデントを左ドラッグで移動させることで、チャートの右側の余白の大きさを自由に調整することができます。

ちなみに、MT4のチャートの右側に余白があるにも関わらず、この三角形のインデントが見えない時は「色」が背景とかぶっているか、「NONE」の設定になってしまっている可能性があります。

右側の余白8

先程の説明で登場した「右クリック」→「プロパティ」で開きます。

その中の「色の設定」を左クリックで選択します。

「グリッド」の設定が「NONE」になっていたり、「背景色」と「グリッド」の色が同じになっているとかぶってしまって三角形のインデントが見えない状態です。

「グリッド」に「背景色」とは違う色を設定すればOKです。

 

MT5編

MT5を起動します。

チャートの右側に余白を設定する方法はいくつかありますので、お好みの方法で設定してください。

まずは一番簡単なメニューバーのボタンを使う方法です。

右側の余白9

上の画像のような「チャートをシフトする」というボタンを左クリックで押下して右側に余白の有り無しを繰り替えることが出来ます。

次に、メニューを使う方法です。

右側の余白10

MT4画面の左上にあるメニューの中の「チャート」を左クリックで選択します。

次にその中の「チャートシフト」を左クリックで押下することで、チャートの右側の余白の有り無しを切り替えることが出来ます。

最後に、「プロパティ」から設定する方法です。

右側の余白11

まずチャート上で「右クリック」をしてメニューウィンドウを開きます。

そのメニューウィンドウの中の「プロパティ」を左クリックで開きます。(※ちなみに、このメニューウィンドウの中の「チャートシフト」は上で説明したものと同じ機能)

右側の余白3

「プロパティ」の中の「共有」のタブを左クリックで選択したら、その中にある「チャートの右端移動」のチェックボックスを左クリックでチェックを入れた状態にします。

以上、これらの方法でチャートの右側に余白を設定できたと思います。

ちなみに、このチャートの右側の余白の大きさは自分の好みに変更できます。

右側の余白12

チャートの上側にある三角形のインデントを左ドラッグで移動させることで、チャートの右側の余白の大きさを自由に調整することができます。

ちなみに、MT5のチャートの右側に余白があるにも関わらず、この三角形のインデントが見えない時は「色」が背景とかぶっているか、「NONE」の設定になってしまっている可能性があります。

右側の余白13

先程の説明で登場した「右クリック」→「プロパティ」で開きます。

その中の「色の設定」を左クリックで選択します。

「グリッド」の設定が「NONE」になっていたり、「背景色」と「グリッド」の色が同じになっているとかぶってしまって三角形のインデントが見えない状態です。

「グリッド」に「背景色」とは違う色を設定すればOKです。

チャートの右側の余白の「意味」

MT4・MT5のチャートの右側に余白を設定できる機能には、チャートの右側に「テキスト」や「ラベル」などを貼ってチャート分析の内容を書き込んだりするという目的があると思います。

個人的には、チャートの右側に余白を空けるのはにはもっと大きな「意味」があります。

それは、チャートの右側の余白、つまり「未来」をイメージしやすくする為です。

FXチャートはそもそも、その通貨ペアの「過去」の価格の動きの実績をグラフ化したものです。

そして、一番右側の足が「現在」であり、その右側は「未来」というわけです。

チャート分析を行うのは「期待値の高い」トレードをする為ですが、視点を変えれば、チャートの未来を予測する為と言えます

そして、その予測した未来を使ってトレードプランを組んでいくわけです。

右側の余白

チャート分析によって、チャートの未来を予測します。

その「未来」を使って、トレードプランを組み立てたり、環境認識をしたり、トレードのタイミングを計ったりします。

FXチャートはフラクタル構造なので、簡単な話ではありませんが、チャートの右側の余白に未来をイメージするというのは、チャート分析においてとても重要だと思います。

FX用語解説「フラクタル構造」
ラプラスFXの用語解説。FXチャート分析において超重要な概念である「フラクタル構造」について解説。これを知らずにチャート分析をするのは、「猫の首に鈴を付ける」がごとし。
「フラクタル構造」こそFXが難しい理由の1つなんです【#7】
FXのチャートは「フラクタル構造」になっている為に、時間軸ごとにトレンドが存在します。そのことが、FXが難しい理由の1つなんです。

さながら、チャートの右側の余白は「真っ白なキャンバス」の様です。

これから描く絵を頭の中だけで思い描く方が描きやすい人もいると思いますが、目の前にキャンバスがある方が、描く絵のイメージが湧きやすいという人もいると思います。

私は後者なので、個人的にはFXチャートの右側にも余白を空けておきたいんですね。

ここから先は正直、特に個人的な感覚の話で余談です。

「イメージ」や「絵を描く」という話だと、なんだか「右脳」の話になってしまいますよね。

チャート分析は基本的には「論理的」に考えますので、基本的には「左脳」が主役です。

FXのチャート分析の目的は「トレンド」と「チャートポイント」を把握すること【#5】
価格の動きを「波」に例えた時、上手に波を乗りこなすに「波の流れ(トレンド)」と「波止場(チャートポイント)」を把握することが重要。チャート分析とは「トレンド」と「チャートポイント」を把握することだと言っても過言ではないんです。

ですが、「右脳」も全く使っていないわけではないと思うんですよね。

たくさんチャートを見てきていると、チャートの右側が自然とこうなるって見えるような感じがすることがあります。

もちろん、おそらく気のせいだろうし、「見える感じ」というのも経験に基づいている以上、無意識に「論理的」な判断を下しているだけかもしれません。

ですが、「右脳」が司る直感力が少しながらでも働いて、チャートの右側を想像しているのではないかと思う時もあります。

もしそうであれば、やはり「未来」をイメージしやすいようにチャートの右側に余白を空けておくのは理にかなっているのかな、なんて思っています。

まとめ

MT4とMT5では微妙に操作方法が違いますが、いくつかの方法でチャートの右側に余白を設定できますので、紹介させていただきました。

チャートの右側は「未来」であり、チャート分析とはチャートの「未来」を予測することです。

キャンバスを目の前にした方が描く絵のイメージが湧きやすいという人には、チャートの右側に余白を空けるのはおすすめです。

もちろん、チャート分析はやはり「左脳」を使った「論理的」な判断の積み重ねが主役です。

ですが、チャートをたくさん見てきたことによって、チャートの右側に自然とイメージ出来る波の形も意外と馬鹿にできないかも!?

まあ、個人的にはチャートの右側に余白があるのに慣れてしまって、右側に余白が無いと窮屈なイメージがして、チャート分析をしていてストレスする感じます。(笑)

今までチャートの右側に余白を設定していなかった人は、一度チャートの右側に余白を設定してみてください。

新たな境地が訪れるかも!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージは大事です。

このチャートがこの先どういった形になっていくのか?

これをイメージすることこそ、FXの「トレード」の根本の部分ですよね。

そして、FXチャートは過去の値動きの実績をまとめたものです。

つまり、FXチャートは「相場参加者の声」なわけです。

相場参加者の声に耳をすまして聴き取り、そしてその声からチャートの未来をイメージするわけです。

そのイメージをする際に、MT4・MT5のチャートの右側の余白は役に立ちます。

 

FXの通貨ペアの価格は多数決の原理で動くから。

それだけ、他の相場参加者全体の「心理」で動くということ。

色々な考え方をする人がいますが、大勢集まれば、基本的なイメージが強く影響するようになります。

それがトレンドです。

単純な話、価格が上昇しているという「イメージ」を持っている人は、基本的には買いたくなります。

またその逆もしかり、

そういった「買いたい」「売りたい」という心理の集合の結果として、多数決の原理が作用して、FXの通貨ペアの価格は動きます。

なので、イメージは重要なんですね。

しかし、FXチャートはフラクタル構造になっているので、どうしても複雑になってしまいます。

ですが、まずは各時間軸のチャートの形が見ている人に及ぼす「イメージ」をシンプルに掴む為にも、右側に余白を空けてイメージをしやすくするのは大事なんですね。

 

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