2021/7/12-16『EURUSD』チャート解説
2021年7/12-16の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、7/12-16の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週で週足レベルのサポートに到達してそこからの上昇力を確認するのが注目点になっていましたが、この週ではもう一度安値を確認していにくような展開になりました。
それまでの下降トレンドの継続を支持する勢力がそれだけ強いということですね。
上の画像の水色点線のようにレジスタンス到達後の攻防の結果、上抜けていくシナリオもありましたが、まだ売り勢力の方が強かったということですね。
ですが、そこから発生した下降波も再度サポート(週足)付近で上昇反発しています。
これは、サポート(週足)でのダブルボトムからの上昇反転を期待する買い勢力によるものですね。
結局、場面はまだ変わってはいないんですね。
サポート(週足)からのアタックが1回失敗に終わりましたが、そこからダブルボトムの展開からやはりトレンド転換していくようなパターンはよくあります。
ですが、上の画像のレジスタンスゾーンが売り勢力に守られて、さらに価格が下落していくというシナリオも考えられます。
サポートとレジスタンスの間の攻防の形次第では、早目に上目線に切り替えることもありそうですが、基本的にはレジスタンスゾーンを上抜けるまでは下目線で良いと思います。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
サポート(週足)からの上昇反発してきた上昇トレンドがレジスタンスに到達して攻防になっている場面ですね。
レジスタンスを上抜ければ大きな上昇が見込めるので、サポート(週足)からの上昇反発力に期待して、早目に買いポジションを建てていくトレードプランですね。
下位レベルで見てみます。
上昇波を生んだ起点のサポートゾーンの上限サポートに波を引き付けてから、さらに下位レベルで反転を捉えて買いエントリー。
サポートでバチンと入る以外は、ここ以外はあまり良そうなエントリーは見つからないですね。
損確は押し安値のすぐ下、ダウ安値のすぐ下あたりが候補ですね。
決済についても見てみます。
押し目買いが入って、再度上昇後高値抜け出来ずにダブルボトムの展開からネックライン割れしてしまっているタイミングで撤退というのが、結果的には損失を抑えられる良い損確でしたね。
そのまま初期設定の損確までホールドするという案もありますが、ダブルボトムのサイズと環境的には上記ネックライン割れで撤退がおすすめですね。
もちろん、高値付近直前のレジスタンスゾーンで手堅く利確という案もあると思いますが、今回は高値抜けを期待しての買いポジションを仕込むという狙いなので、割愛。
まとめ
『EURUSD』はレジスタンスゾーンから再度売り圧力が加わり、サポート(週足)まで下落する展開。
ですが、大きな場面としてはまだ同じ局面だと言えます。
「サポート(週足)からの上昇反発力を確認する場面」ということですね。
サポートからの買い勢力が弱く、そのままサポートを下抜けて下落していくのか?
ダブルボトムのような展開からレジスタンスゾーンを上抜けていけるのか?
この辺りが今後の注目点ですね。
実戦例は、早目に買いポジションを仕込む狙いのトレードプランですが、結果的には失敗トレードです。
「H4レベルのレジスタンスをまだ上抜けていないのだから、買うのは早かったのでは??」
結果的にはその通りですね。
一応、根拠とした背景としては、「サポート(週足)からの上昇反発」だったわけです。
「H4レベル」よりも強い「週足レベル」の材料を持ってきたので、早目に仕込んであわよくば大きく取ってやろうというスケベトレードだったわけですが、、、
ですが、上で解説した通り、高値抜け失敗のダブルトップのネックライン割れで撤退出来ていれば、微損で済んでいると思いますので、悪くはない勝負ではあったと思います。
毎回、自分の分析・予測通りにチャートが進むわけではありませんので、予測が外れた場合にも潔く撤退出来るかどうか、「負け方」も重要だったりします。