【週報ラプラス】2021/3/1-5『EURUSD』FXチャート解説

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2021/3/1-5『EURUSD』チャート解説

2021年3/1-5の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、3/1-5の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

日足のレジスタンスからの下降波とH4レベルの上昇トレンドの攻防がどうなるかが注目点でしたが、サポートからの買いもほとんど入らず、売り圧力側の勝利でした。

前の週でレジスタンスゾーンを上抜けてからの展開なので、「ダマシ」とも言える流れですね。

週報3

上のサポートゾーンでもそうでしたが、下のサポートゾーンでもほとんど買いが入らず下抜ける展開でした。

それだけ、日足のレジスタンスに到達して発生した下降波の勢いが強いという材料ですね。

ダウ理論ベースでも、上の画像のサポートゾーンを下抜けて再度下降トレンド?に転換と捉えれます。

日足レベルの次のサポートに向かって下落していく流れですね。

日足レベルで大きな下降波になるイメージも持ちつつ、どこまで下落していくかが注目点ですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報4

H4レベルの急所のサポートを下抜けてしまった後の展開ですね。

一度戻りが入ってレジスタンスから戻り売りが始まった後、ダブルトップのネックライン割れの直後を狙っても良いですが、上位の戻り売りが注目度の高いレジスタンスからではあるものの、戻り水準がFIBO50%に少し届いていない為、少し慎重に確認してます。

やはり上昇調整波に対しての押し目買いも入ってきて、3回程叩いたサポートが出来上がるような攻防になり、この攻防を売り側が勝利したのを確認して、その下降波に対して戻り売りを狙っていきます。

下位レベルで見てみます。

週報5

複数回叩いたサポートゾーンを下抜けた下降波に対して戻りFIBO61.8%まで引き付けたところで、さらに下位(M1レベル)でH&Sが形成されてネックラインを下抜けたタイミングで売りエントリーというのが、一番早い仕掛けですかね。

少しトリッキーですが、その後ダブルボトムのネックライン割れのような形で上昇してきますが、戻り高値とレジスタンスゾーンの両方に対して上ヒゲで確定します。

ヒゲの確定を待たずにネックライン割れだと思い買いポジションを建てた人にとっては「ダマシ」となるような展開を予測して、ここで売りエントリーをしたり、もう少し慎重にその後にM1レベルでしっかりサポート抜けをするのを確認して売りエントリーするのもアリですね。

上位からの流れが「売り優位」の環境ですし、取引時間軸レベルでもこのエリアで複数回叩いたサポートゾーンを下抜けた場面なので、レジスタンスゾーンを背にして売りポジションを建てるのは悪くないトレードです。

損確はいつも通り、レジスタンスゾーンのすぐ上か、戻り高値候補のすぐ上ですかね。

早い仕掛けで戻り高値候補のすぐ上に損確を設定した組み合わせの場合は、損確になってしまっていますね。

さて、利確も見てみます。

週報6

上位のサポートに到達したタイミングで積極的利確をするのが1案。

ホールドしていても、安値更新したタイミングで高値に決済ラインを移動させていた場合、高値抜けで利確されているパターンもありそうですね。

大きく伸びた部分を捉えられてはいますので、個人的には欲を出さずに手堅く利確ですが、もちろんまだホールドしているという案もアリですね。

まとめ

『EURUSD』は日足レジスタンスからの下降波とH4レベルの上昇トレンドの攻防になるかと思っていましたが、ほとんど攻防というような攻防にならず、H4サポートを下抜ける展開でした。

これは、それだけ下降波の勢いが強いという材料ですね。

今後は、この下降波がどこまで伸びていくのかが注目点ですが、そこそこしっかり買いが入ってきた押し目買い勢力が負けてしまったので、長い時間軸レベルで大きく下げていく展開も頭に置いておかないといけないですね。

実戦例では、上記の「下降波が強い材料」を確認した後に、上位の戻り売りが入ってくるのを待ってから、下位レベルで戻り売りをしていくトレードプランでした。

ちょっとしたことですが、今回の実戦例で損確候補はトレーダーによっていくつかあると思いますが、個人的に一番損確に使いたいのは、やはり戻り売りの対象とした親波の高値ですね。

この高値は何かというと、そのエリアで複数回叩いたサポートゾーンが出来上がるような攻防が出来上がり、そのサポートゾーンを最終的に下抜けさせた下降波の「起点」になっている価格なんですね。

この高値、およびこの付近で売りポジションを建てた集団の売り圧力がサポートゾーンを下抜けさせたわけですが、それだけこのエリアでは強い売り方(大口?機関投資家?)が居るというイメージです。

なので、またこの水準まで価格が戻ってきてしまっても、また強い売り方が売り圧力をかけてくれるのでは?また、その売り圧力を期待した人達の便乗売り圧力も発生するのでは?

という期待が持てる「高値」なんですね。

だから、この高値を上抜けてしまったら、このエリアでの売りにもう期待は持てないと諦めがつきます。

しっかり諦めがつく価格に出来るだけ損確は設定したいですね。

実際にも、一度ダブルボトムのネックライン割れのような形で上昇してきていますが、レジスタンスゾーンで上ヒゲが出来ています。

売り圧力がかかった証跡ですね。

そして、このレジスタンスゾーンは抜かれることなく、再度下落していきぐいぐいと伸びていく展開でした。

他の記事でも書きましたが、やはり戦うなら弱い砦ではなく、強い城を背にして戦った方が何かと良いことが多いわけです。

それが期待値の高いトレードに繋がっていきます。

 

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