2021/7/19-23『EURUSD』チャート解説
2021年7/19-23の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、7/19-23の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
週足レベルのサポートに到達後、上昇反発を期待する勢力とそれまでの下降トレンドの継続を支持する勢力との攻防になっています。
この週でも前の週から引き続き、この攻防が続いているという展開の中ですね。
ですが、前の週報にも書いた通り、重要なレジスタンスを上抜けるまでは下目線のままです。
週足レベルの底値圏なので、買ってくる勢力がいますが、重要なレジスタンスではまだしっかりと売り圧力が加わってきています。
この売り圧力が弱まらない限りは、下目線で良さそうですね。
実際には買い圧力が徐々に強まってきてはいますし、週足レベルでは安値圏なので注目度の高いレジスタンスを上抜けるような展開になったら、要注意です。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
M15レベルで緑色枠のレンジが出来た後に、強い下降波が一度下抜けたのですが、またレンジの中に戻ってしまった場面。
再度、注目度の高いサポートを下抜けた下降波に対して、戻り売りを狙っていくトレードプランですね。
環境認識としては、下目線であり、深い調整が入った後に強い下降波が出た後の場面なので、レンジを上抜けても買いでついていくのは不安がある場面です。
売り目線で見ていて、レンジの中ですが、売り材料が出てきたので、早目の仕掛けてみる狙いですね。
下位レベルで見てみます。
注目度の高いサポートを下抜けたのを確認します。
この下降波の戻り売りを狙いますが、引き付けたかったレジスタンスまではギリギリ届いていませんが、さらに下位レベルで見ると売り圧力がかかり始めて、トリプルトップのような形で止まっています。
このトリプルトップのネックラインを下抜けたところで売りエントリーですね。
損確の候補は、戻り高値候補のすぐ上や、親波の高値のすぐ上なんかが候補ですね。
利確も見てみます。
4時間足レベルのサポートに到達した付近で積極的に利確するという案。
遅くとも、しっかりしたダブルボトムが出来上がり、ネックラインを上抜ける辺りでは利確しておきたい場面ですね。
上でも解説しましたが、H4レベルでは下降トレンドではありますが、週足レベルの底値圏ではありますので、やはりサポートではある程度買ってくる動きがあります。
その動きで含み益が大きく減ったり、最悪損確まで戻ってきてしまうリスクを考えると、手堅く利確したい環境ですね。
まとめ
『EURUSD』は4時間足レベルでは引き続き下降トレンドが継続中です。
ですが、週足レベルでは底値圏に到達しているので、やはりサポートから買い勢力が入ってくる動きが活発にはなっていますので、上下に激しい展開になっています。
下降トレンドというのは、「買い勢力」と「売り勢力」を比べた場合に、売り勢力が優勢であるということです。
ですが、買い勢力も存在はしているわけです。
この週でもサポートから買われるという動きは何度も発生しています。
このような環境でトレードする時は基本的には手堅い利確がおすすめですね。
さて、実戦例も手堅い利確が功を奏する場面でしたね。
上位の売りトレンドの中、レンジになっている中で注目度の高いサポートを下抜けることの出来た下降波に対しての戻り売りを狙ったトレードプランですが、レンジを下抜けて伸びていくという所までは狙い通りですね。
ですが、到達したH4レベルのサポートを下抜けることが出来ずに、結果的には大きな上昇反発にエントリー価格も飲み込まれています。
まあ、分かりやすいダブルボトムが出来上がっているので、ネックラインで逃げるのは難しくはなかった場面だと思いますが、強気でホールドしていた場合には残念な結果になってしまっています。
結果論的でもありますが、週足レベルの底値圏に到達してサポートから何度も買いが入って来ている環境ではあったので、手堅い利確が吉でした。