2020/12/28-1/1『EURUSD』チャート解説
2020年12/28-2021年1/1の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、12/28-1/1の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。(※NewYear休暇の影響で12/31 23:00以降(サーバー時間)のデータは無し)
前の週でH4レベルの押し目買いが入ってきて持ち合いになった後、上昇トレンドが継続するかどうかが注目でしたが、年末ですが素直な展開から高値抜けをしていく流れでしたね。
三角持ち合いのようにも見える、「高値切り下がり+安値切りあがり」の展開から上昇波が発生すると、そこからは素直に押し目買いが続く展開でしたね。
ですが、やはり上位(週足レベル)のレジスタンスゾーンに到達していることもあって、高値を抜けて少し伸びた後にすぐに伸びは止まり、横の展開から強い下降波が発生する展開。
この下降波によって少なくともH4レベルで下降調整の展開に入りましたので、急所のサポートゾーンを下抜ける前に、また本格的な押し目買いが入ってくるかどうかが注目点ですね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
三角持ち合いを上抜けた後の場面ですね。
三角持ち合いを上抜けた上昇波に対して押しが入りましたが、この押しが強かったので、この押しに対してしっかり押し目買いが入ったのを確認してから、その次の押しに対して押し目買いを狙っていくトレードプランですね。
下位レベルで見ていきます。
サポートゾーンに引き付けた後にどんなタイミングで買いポジションを建てるかはスタイルの違いともいえる範疇です。
今回のチャートでいえば、さらに下位レベルのダブルボトムのような形のネックライン抜けだったり、もう1つ上のレジスタンス抜けのタイミングだったり、さらにその後に下位レベルで押し目買いが入るのを確認してから買う等、色々あると思います。
損確も色々ありますが、大きくは上の画像の2つかなと。
サポートゾーンの下に置くか、ダブルボトムの下に置くかですね。
買いエントリーのタイミング次第ではもっとタイトに置く案もありそうですね。
さて、利確も見てみます。
買いエントリー後順調に伸びていって、勢いがなくなり、一旦下位レベルで下降調整の兆しともいえる下降波が出現した辺りで手堅く利確しておくのは1案ですね。
上位レベルで波を捉えにいきホールドしているなら、押し目買い失敗になりダブルトップのネックライン割れみたいになった所か、遅くともダウ安値(M15レベル)を割ったタイミングでは利確しておきたいですね。
さらに耐えてホールドする案もありますが、前の週にも書いた通り週足レベルのレジスタンスゾーンにも到達している状況ですので、そこまで強気でホールドという場面ではないのかなと。
ただし、H4レベルの急所のサポートゾーンを下抜けるまでは上目線ではありますので、もちろんホールドするのもありですが、損益率型のトレードであることは理解しておきましょう。
まとめ
『EURUSD』は週足レベルのレジスタンスゾーンに到達、また年末という環境ではありましたが、素直に上昇トレンド継続という展開でした。
ですが、高値を上抜けた後はそこまで伸びずにすぐに強い下降波で調整に入りましたので、やはり少し読みづらいゾーンに入っているのかなと。
ただし、H4レベルの急所のサポートゾーンを下抜けるまでは上目線で良いと思いますので、このサポートゾーンを下抜けずに押し目買いが再度入ってくるかどうかが注目点ですね。
さて、実戦例は素直な押し目買いのトレードプランですね。
上位の環境や年末ということもあり、そもそも無理してトレードをしないという選択肢もありでしたね。
ただし、もしトレードをするというのであれば、やはりEURUSDは上位で上昇トレンド中ですので、サポートに引きつけて押し目買いを探すというのが基本になるのかなと。
ただし、長い間『EURUSD』に強い上昇力を感じるのも確かですね。
この強い上昇を感じる間はとりあえず目線は「買い」で良いと思います。
強い上昇が根っこから支えているような時は多少不利な材料が出ても強引に買い支えるような展開がありますので、トレンド転換するとしても攻防になる確率が高いんですね。
攻防になった場合は互いの急所のゾーンを見極めることが大事だったりしますので、そのような視点でチャートを分析してみると良いと思います。