【週報ラプラス】2020/12/7-11『EURUSD』FXチャート解説

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2020/12/7-11『EURUSD』チャート解説

2020年12/7-11の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、12/7-11の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

上昇トレンドが週足レベルのレジスタンスに到達して、下降調整波が発生した後、どのサポートゾーンから押し目買いが入ってくるかどうかが注目点でしたね。

いくつか予測していたサポートゾーンの中の2番目のサポートから押し目買いが入りましたが、「再調整」の展開になりました。

その後、最後のサポートゾーンから押し目買いが入ってきて、再度しっかりした上昇波が完成しました。

週報3

買い側からすると、少し買いづらい形からしっかりと押し目買いが入ってきたので、上昇力が強そうだなという「材料」ですね。

このサポートゾーンからの上昇波が下降調整波のダウ高値を超えて、一旦「押し」が入ったところまでがこの週の展開でした。

今後は、先ほどのサポートゾーンを下抜けずに、次の押し目買いが入って高値抜けしていくのかどうかが注目点ですね。

実戦紹介

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報4

下降調整波がサポートに到達して、発生した上昇波が下降調整波のダウ高値を上抜いてトレンド転換した後の環境下で下位レベルで押し目買いを狙っていくトレードプランですね。

早速、下位レベルで見てみます。

週報5

まず、下降調整波を崩すことなく、FIBO61.8%以上深いところまで押してきて、大きな陽線で上昇を確認できたタイミングで買いエントリーという案ですね。

ですが、大きな陽線で上昇力を確認できるもので、サポートが存在しないので、少し不安がありますね。

エントリーしたとしても、この安値に損確を入れるのは難しい気がします。

その後、さらに下位レベルで上昇波が下降調整波のダウ高値を上抜け確認して、押しが入った後に、再度反発を確認して買いエントリーするのもアリですね。

ここでは、さらに下位レベルですが下降調整波のダウ高値抜けを確認しているので、押し安値候補にタイトに損確を設定するのもアリですが、今回の場合は再調整の展開になり損確になってしまっていますね。

その後、再調整の展開で急所のサポートゾーンまで押してきて、再度押し目買いが入ってきます。

そして、主要な高値の上抜けを確認したタイミングで買いエントリーもアリですね。

さて、利確に関してです。

週報6

手堅く利確するなら、高値抜けをしていく直前の急所のレジスタンスゾーンで利確しておくという判断もありますし、そのレジスタンスゾーンで反発下降が始まってから、下位レベルでサポートされずに逆にレジスタンスが効いて下げてくる展開を確認したあたりで利確しておくという判断もあります。

ですが、今回は損確をダウ安値の下に入れているのであれば、ダウ安値は割らずにそのまま高値抜けして上昇していくという期待が十分に持てる場面であったので、ホールドして損確になってしまってもしょうがない場面かなと思います。

今回は損確になってしまったとしても、その判断が大数的に考えて悪いとは限りません。

同じ判断で別の場面で大きく利益を取れることもあるはずですし、そのような場面を選んでトレードをしていくべきですよね。

まとめ

『EURUSD』はこの週で一度「再調整」の展開を挟みましたが、注目度の高いサポートからしっかりと上昇波を形成しました。

高値抜けの直前で押しが入ったところまででしたが、次の週からは押し安値候補を形成したサポートゾーンを下抜くことなく、押し目買いが入ってきて、高値抜けしていく素直な展開になるかどうかが注目点ですね。

実戦紹介は、まさに上記の「再調整」の場面の中のトレードでした。

結果としては再調整だったので、手堅い利確をしていれば良かったとも言えますし、ホールドして損確や微益決済になったとしても、「買い」の判断自体は悪くはない場面だったと言えます。

「負け=失敗」ではありますが、「負け=悪い」ではないのが、FXの難しいところだったりします。

大数的に考える。つまり、「1回の勝ち負けにとらわれることなく、今回のようなトレードを繰り返した場合、トータルで成績はどうなるのか?」という考え方が大事ですね。

FXに「勝率100%」はありませんので、「必要な負け」だったのか、「不要な負け」だったのかをしっかりと自分でチェックしていく必要があります。

その為の自分なりの判断基準をデモトレードなどで数をこなすことで身につけておく必要があるわけです。

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