2022/1/3-7『EURUSD』チャート解説
2022年1/3-7の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、1/3-7の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
『EURUSD』は数週間に渡って大きな攻防が続いています。
週足のサポート由来の買い勢力と、H4レベルの下降トレンド継続支持派による売り勢力との攻防ですね。
前の週でH1レベルの注目度の高いレジスタンスを上抜けた勢いそのままに、大きな攻防の上限を抜けていけるのかが注目点でした。
しかし、大きな攻防の上限付近からの売り圧力が強く、そこから下降波が発生。
H1レベルの押し目買い勢力が買い支えようとしましたが、支えきれずにH1レベルのダウ安値を下抜けていく展開でした。
その後、H4レベルのサポートゾーンでは買い支えられたことから、H4レベルのサポートゾーンからの買い勢力と、H1レベルの戻り売り勢力との攻防が出来上がっています。
H1レベルでのダウ安値を下抜くことを成功した下降波に対して戻り売りを考える勢力。
また、H4レベルからのサポートを背にした買い勢力。
この売り勢力と買い勢力の攻防が出来上がり、売り勢力側の砦であるレジスタンスを上抜けたところで週の終わりでした。
前の週に引き続き、買い勢力側に勢いが感じる材料が出てきていますが、売り勢力側が耐えているという展開ですね。
このレジスタンスを上抜けた勢いでH1レベルの押し目買いが続いて、大きな攻防の上限を上抜けていけるのかが注目点ですね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
M15レベルの下降トレンドがH4レベルのサポートゾーンに到達して発生した上昇波がM15レベルのダウ高値を上抜けた場面。
この上昇波に対して、押し目買いを狙っていくトレードプランですね。
M15レベルでは下降トレンドが終了していますが、H1レベルでは上昇調整波に入ったと捉えることも出来る場面なので、上位の逆目線の勢力が怖いですが、さらに上位のH4レベルのサポートゾーンからの買い圧力を背にしているという材料もあり買いを考えているというトレードプラン。
下位レベルで見てみます。
早ければサポートゾーンまで引き付けた後、反発を確認して買いエントリー。
慎重に確認すれば、下降波の中の複数回売り圧力が加わっているレジスタンスゾーンや、Wボトムのネックラインの上抜け確認などの材料を追加してから買いエントリー。
損確候補は、押し安値候補やサポートゾーンの下などが考えられますが、早目エントリーに対して、タイトに損確候補を設定していた場合は、一度損確になっているかもしれないですね。
利確も見てみます。
H1レベルの戻り売りが入ってきそうなレジスタンスゾーン到達付近で積極的に手堅く利確。
もしくは、その後やはり戻り売り勢力が入ってきて、Wトップを形成後にネックラインを下抜けてしまっているので、このタイミングで利確。
もちろん、H4レベルのサポートゾーンを背にポジションを建てているので、大きく狙って強気でホールドという案もありますね。
その場合は、損確の位置はM15レベルのサポートゾーンの下以外にも、H4レベルのサポートゾーンの下に設定しておくという案がありますね。
まとめ
『EURUSD』は以前大きな攻防の中ですが、前の週に続いて若干買い勢力の強さがうかがえる材料が出てきています。
この勢いのまま大きな攻防の上限を上抜けていくのかどうかが注目点ですね。
実戦例はM15レベルではWボトムのネックラインを上抜いた上昇波に対しての押し目買いを狙うトレードプラン。
この材料だけだと少し弱い気がしますが、一応背景にH4レベルのサポートゾーンに到達して上昇反発が期待できるという材料も加味してトレードプランを立てるという感じですね。
本当は、上位のH1レベルでも上昇トレンドを形成しており、伸びていく展開が期待できる場面だと、もっと強気にトレードが出来るのですが、いかんせんEURUSDは大きな攻防が継続中の環境。
なので、どこでトレードをしようとも、おっかなびっくりのトレードという感じですね。
どうしてもEURUSDだけを監視している中でトレードするなら、その中でなんとか伸びそうなところを探すしかないのですが、こういう時は無理にEURUSDでトレードせずに他の通貨ペアをトレードすれば良いだけだったりしますね。
他の記事でも書いた気がしますが、大学受験とは違い、出された問題を無理して解く必要がないのがFXだったりします。
無回答でスルーして、翌日出題された問題の中に簡単な問題があれば、それを解けば良いわけですね。
それがFXの極意の「待つべし」だったりします。