2021/11/22-26『EURUSD』チャート解説
2021年11/22-26の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、11/22-26の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週から週足レベルのサポートゾーンに到達しているので、今までのように下目線一辺倒というわけにはいかない場面に入ってきていますね。
この週でも前半は、下降トレンドに対しての戻り売りが強かったのですが、週足レベルのサポートゾーンの下限に近付くにつれ、買い勢力が強まってきています。
週足レベルのサポートゾーンを背景とした買い勢力が週の終わりでは、H1レベルのダウ高値を一気に上抜けていく展開でした。
一度長い上ヒゲを作っていますが、1時間足では一度も陰線を作らずに上抜けていく強い展開でした。
今後は、この上昇勢力がH4レベルのダウ高値も上抜けて、本格的な上昇勢力となっていくのかどうかが注目点ですね。
週足レベルで見ると、注目度の高いサポートゾーンに到達して、下ヒゲを作ってはいますので、ある程度の上昇反発があるのが素直な展開ですね。
直前までの下降トレンドも勢いが強いので、その戻り売り勢力との攻防になるイメージをしつつ、その攻防の結果から方向感を見ていく必要があります。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
週足レベルのサポートゾーンからの上昇反発を背景とした買い勢力によって、H1レベルのダウ高値を上抜けた直後の場面ですね。
強い展開で重要なレジスタンスを上抜けたので、次のレジスタンスまで続伸びする展開を期待して、押し目買いで拾っていく狙いですね。
下位レベルで見てみます。
H1レベルのダウ高値を上抜けた上昇波に対して、レジサポ転換からしっかり押し目買いが入っているのが確認出来ています。
その上昇波に対して、戻りをサポートゾーンに引き付けて、上昇反発を確認してから買いエントリー。
損確候補は、押し安値候補とダウ安値が候補ですが、上昇反発の確認の仕方次第ではダウ安値の下に入れておいた方が無難ですね。
利確も見てみます。
ある程度伸びた場面で、M1レベルでWトップのネックラインを割ってきたところで利確。
その戻りの調整波をホールドで耐えて、大きく狙うのもアリですね。
その場合、再度高値を更新しているので、新しいダウ安値に決済ラインを移動させて追っかける感じになりそうですね。
まとめ
『EURUSD』は週足レベルのサポートゾーンに到達して、この週の終わりでは強い上昇波が発生して、H1レベルではダウ高値を上抜けていく展開でした。
ですが、直前まで強い下降トレンドだったので、戻り売り勢力が入ってくることが想定されます。
なので、この戻り売り勢力との攻防を制して、上昇していける程、この週足レベルのサポートゾーン由来の上昇勢力が強いのかどうか?というのが注目点になりそうです。
実戦例は、小さい時間軸での押し目買いのトレードプランでした。
H1レベルのダウ高値を上抜けた直後の場面ですね。
ただ上抜けただけではなく、勢いを感じて、その後もレジサポ転換から押し目買いが入ってきたので、背景が変わらない間は、続伸びが期待出来るのでは?というのが、トレードプランの根拠ですね。
自分が取引する取引時間軸に対して、上位時間軸の流れが沿っていて、伸びることが期待できる環境なのか?というのが重要だったりします。
今回は、M5レベルのトレードですが、上位環境(M30やH1)としては、「強いレジスタンス(H1ダウ高値)を上抜けた場面」であり、その後の状況からも次のレジスタンスまで伸びることが期待できると判断したわけです。
その環境の中、取引時間軸(M5)でトレードプランを素直に立てて、下位時間軸(M1)でタイミングを取ったという感じです。
上位時間軸(環境認識)、取引時間軸(トレードプラン)、下位時間軸(タイミング)という関係性は、基準となる時間軸レベルが変わっても、FXチャートがフラクタル構造である限り、有効です。
この関係性を意識してトレードすることで、トレードの期待値を高めることが出来ますので、参考にしてみてください。