【週報ラプラス】2021/3/8-12『EURUSD』FXチャート解説

アイキャッチ画像週報ラプラス

2021/3/8-12『EURUSD』チャート解説

2021年3/8-12の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、3/8-12の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週でサポートを下抜けて下落してきた下降波がどこまで伸びるかが注目点でしたが、日足レベルのサポートに到達して、戻りが入ったという状況ですね。

週報3

以前、固いレジスタンスを上抜ける際に、最後に起点になったコマ足のゾーンで買いが入って反発した形ですね。

今後は、このサポートからの買い勢力と下落してきた下降波との攻防になるイメージですね。

週報4

上の画像のレジスタンスゾーンをサポートゾーン(日足)からの買い勢力が上抜いていけるのかどうか、という攻防になるイメージですね。

現在、レジスタンス(H1レベル)に当たっているところですが、このレジスタンスからの下落でサポートゾーンを下抜いていくようなら、かなり強い下落基調と言えますね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

サポート(日足レベル)に到達して、上昇反発した後に一度戻り売り勢力に抑え込まれますが、その後複数回叩いたレジスタスゾーンを上抜けた上昇波に対して押し目買いを狙っていくトレードプランですね。

この直前まで強い下降波が出ていますので、上昇調整波の発生をしっかり確認した後にその中を拾っていきます

下位レベルで見てみます。

週報6

サポートゾーンまで引き付けた後、上位レベル(M15)で大きな下ヒゲで確定したタイミングで早仕掛けで買いエントリー。

もちろん、下位レベルでダウ高値を上抜いたタイミングまで待ってから買いエントリーもアリですね。

損確候補は下ヒゲのすぐ下や、サポートゾーンのすぐ下あたりが候補かなと。

下ヒゲ確定のタイミングで下ヒゲのすぐ下はまだ不安がありますが、ダウ高値抜けのタイミングでは、揉んだ後に上抜けていってますので、下ヒゲのすぐ下でも十分安心感がありますね。

もちろん、下ヒゲ付近まで再度下落してきてダブルボトムのような展開もあり得るので、サポートゾーンのすぐ下に損確を設定するのも勝率型として全然アリです。

この辺りはやはりスタイルの違いというところもあります。

さて、利確も見てみます。

週報7

順調に伸びた後に、ダブルトップのネックライン割れが発生していますので、ここで利確するのが1案。

環境的には上昇調整波の中に買いポジションを建てているので、手堅く利確するのはアリですね。

もう少しホールドした場合、上位レベルの大きな戻り売り候補であるレジスタンス(H1)にギリギリまで迫ります。

ギリギリ届いてはいませんが、レジスタンスがやはり意識されたのか、横に揉む展開になった後にサポートを下抜けていきますので、このタイミングで利確。

そもそもレジスタンス到達で利確するつもりであったなら、このわずかな差でもう一度耐えるのは、やはり上昇調整波の中では少し不安がありますよね。

まだ強気にホールドという案もありますが、ダウ理論ベースでは上昇調整波の中なので、日足のサポートからの上昇していく展開に余程自信がある人はホールドでもよいと思いますが、この環境下では利確しておくのが無難かと思います。

まとめ

『EURUSD』は日足のサポートに到達して上昇反発が入った展開でしたね。

下落してきた下降波もかなり強いので、この日足のサポートからの買い勢力が下降波にあるレジスタンスゾーンを上抜いていけるかどうかが今後の注目点ですね。

実戦例は、普通の押し目買いですね。

ただし、環境認識をするとダウ理論ベースでは上昇調整波の中を買っています。

なので、基本的には利確は手堅くしておいた方が長期的には良い結果になると思います。

推進波の中だけトレードしておいた方が良いのでは?と思う人もいると思います。

無理して調整波の中でポジションを持たなくても、また推進波が再開したタイミングで推進波の方向にポジションを持てば良いのでは?

その通りです(笑)

ですが、週足・日足レベルで調整波に入ることもありますよね。

その場合、長い間その通貨ペアはトレード出来ないことになってしまいます。

なので、調整波も十分伸びる余地があれば、ポジションを取っていくことは出来ます。

どのくらいの波レベルの調整波であれば、ポジションを取っていけるかどうかの判断はトレーダーによって違うと思います。

上に書いた通り、調整波の展開に入ったら、静観してまた推進波の再開まで待てるような波レベルであれば、待った方が良いですね。

ちなみに、今回の実戦例では「①日足のサポートからの買い圧力という援護」「②複数回叩いたレジスタンスゾーンを上抜いた直後」という要素も重なったので、調整波の中でも十分勝負できるという判断でした。

自分のトレードプランに対して、どのくらい有利な材料が集まっているのかどうかが重要なポイントですね。

タイトルとURLをコピーしました