【週報ラプラス】2020/9/28-10/2『EURUSD』FXチャート解説

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2020/9/28-10/2『EURUSD』チャート解説

2020年9/28-10/2の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、9/28-10/2の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週にH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを下抜けて発生した下降波に対して、押し目買いや利食いが入って、「調整」局面に入る展開。

H1レベルのダウ高値を上抜けたタイミングで調整に入ったことが確認できます。

週報3

次に下降推進波を親波とした戻り売り勢力がやはり入ってきます。

FIBO61.8%程の戻り調整と、レジサポ転換したレジスタンスゾーンに到達したところで、戻り売り勢力が入ってきて、ダブルトップの形が見え始めたところですね。

さて、この調整上昇を生んだ安値は日足レベルの上昇トレンドの押し目になっているのですが、ポイントはこの押し安値を起点に日足レベルの上昇トレンドが高値を更新していく展開を相場参加者のどのくらいの人が望んでいるかですね。

まだ、日足レベルの押し安値としてはFIBO50%程戻っていませんし、目ぼしいチャートポイントに到達したわけでもありません。

なので、日足レベルで調整不十分と考える相場参加者が多ければ、H1レベルの展開としては、下降トレンドに転換して、再度下落していくという展開が期待されますね。

ですが、日足レベルの上昇トレンドは強いので、戻り深度が浅いところからの上昇だっとしても、上昇を支持する材料が出くれば、追随の買いが入って、上昇推進波が本格化という可能性ももちろんあります。

週報5

上の画像の2本のレジスタンスゾーンは強いので、この2本を上抜けるまでは、H4レベルでは下目線。

レジスタンスゾーンを2本とも上抜けるようであれば、日足レベルの上昇トレンド再開と見てよさそうですね。

実戦紹介

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報6

トレンド転換が確定する重要なダウ高値を上抜けようとして失敗した高値が複数ある注目度の高いレジスタンスゾーンが出来上がっています。

このレジスタンスゾーンを上抜ければ、上昇していく展開が期待出来ますので、その上昇波を押し目買いで拾っていくトレードプランです。

下位レベルで見てみます。

週報7

ダウ高値を上抜けた後、戻ってきてレジサポ転換したダウ高値でサポートされて少し上昇しているので、ここから買いエントリーするのももちろん1案ですね。

強いチャートポイントを抜けた後なので、このまま伸びていく展開もありえますが、やはり戻り深度が浅いところからの買いエントリーなので、「再調整」のリスクがあることも理解しておく必要があります。(※実際にも再調整の展開でした)

その後、再調整の展開でFIBO50%程まで調整が進みます。

そして、複数回叩いたサポートに到達しましたので、この辺りから買いエントリーしたいですね。

バチンとエントリーするのも手ですが、さらに下位レベルに潜ってみます。

週報8

M1レベルでダブルボトムが形成されています。

このダブルボトムのネックラインを上抜けたタイミングだったり、戻ってきてサポートされたのを確認できたタイミングなどで買いエントリーというのが候補ですね。

「戻り深度(50%)」「チャートポイント」「チャートパターン(ダブルボトム)」の3要素が揃っているので、ダブルボトムのすぐ下にタイトに損確を入れるのも損確候補ですね。

まだ、上昇調整波を崩したわけではないので、勝率を重視して、上昇波の起点の安値のすぐ下に入れるのもアリです。

利確に関しては、やはり色々な案がありますね。

週報9

この上昇トレンドは、上位時間軸で見れば「上昇調整波」なので、戻り売りが入ってきそうなポイントでは手堅く利確した方が良さそうですよね。

なので、戻り売り候補となるレジスタンス到達で積極的に利確するのはアリです。

また、エリオット波動的にも3回大きく伸びて、十分に利も乗ったので、3回目の上昇波(エリオット第5波)が折れてきたタイミングで利確するのも1案。

また、戻り売りが怖いので、この場面ではあまりおすすめではありませんが、安値から安値に決済ラインを移動させてホールドするのもアリですね。

まとめ

『EURUSD』は、H1レベルで上昇トレンドに転換して、H4レベルでは「上昇調整波」の局面に入りました。

そして、週の終わり頃で強いレジスタンスゾーンに到達して、戻り売り勢力が入ってきて、上昇調整波との攻防の展開になったところでこの週は終了でした。

この後は、戻り売り勢力が勝って、素直に下降推進波が再開していく展開になるのか?

はたまた、日足レベルの上昇トレンドが強く、早くも上昇推進波にリズム転換して、伸びていくのか?

その場合も、強いレジスタンスゾーンを2つ突破するのに攻防がありそうですね。

さて、実戦紹介した場面は環境的にも取引時間軸の展開的にもトレードがしやすい場面でしたね。

注目度の高い高値・安値がさらに複数回叩くことで注目度が高まっています。

その注目度の高いチャートポイントを抜けると、しばらく価格は伸びやすかったりします。

この時に上手くエントリー出来ずに伸びていく波をただただ見ているだけなんてこともありますが、今回は上手いことエントリーしやすい展開にもなってくれています。

しっかり調整が入った後に注目度の高いチャートポイントに乗っかった後に、しかりダブルボトムのチャートパターンを作ってから、大きく伸びていく展開です。

毎回、このような場面だけトレードしていれば、基本的にトータルで成績がマイナスになることは無いのですが、美味しい場面というのはそうそうありませんよね。

なので、トレーダーは完璧な場面でなくても、ある程度期待値が乗っていると判断すれば、踏み込んでいくわけですが、どこまで踏み込んでよくて、どこまでが踏み込んではいけないのかを見極めるのが難しいんです。

こればっかりは、デモトレードを十分に回して、自分で経験を積んで確かめるしかないんですね。

サッカーで言えば、効率の良いリフティングの仕方を教えることは出来るけど、実際にリフティングが出来るようになるまで、やはり「練習」は必要だということです。

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