2020/9/21-25『EURUSD』チャート解説
2020年9/21-25の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、9/21-25の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンで買い支えられた後、H1レベルでは上昇トレンドに転換して、上昇していましたが、H4レベルの下降波に対しての戻り売りが入って、再度H1レベルでは下降トレンドに転換しました。
前に書いた通り、再度H1レベルで下降トレンドに転換するようであれば、H4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを試す展開に注目です。
そして、この週では以前からずっと注目点になっていたH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを遂に下抜ける展開になりました。
これで、H4レベルの上昇トレンドはひとまず終了して、下降トレンドに転換したと考えられます。
このH4レベルの下降トレンドは現時点では日足レベルの上昇トレンドにおける「下降調整波」という見立てです。
なので、日足レベルの上昇トレンドを親波とした押し目買いが入ってくるチャートポイントまで調整するという考えですね。
日足レベルでどこかで押し目買い勢力が入ってくると想定されますが、それまでは下位レベルでは下降トレンドです。
ですが、押し目買い勢力が入ってきても、すぐにトレンド転換するとは限りませんので、H4レベルでトレンド転換するまでは、『EURUSD』は下目線で良いのかなと。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
H4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを下抜けて、初めてサポートゾーンの下で4時間足が終値を付けた場面です。
この後、大きく下に伸びていく期待を持ちながら、下位レベルで一時的に戻ってきている場面で、売りポジションを建てておくというトレードプランです。
下位レベルでも見てみます。
下降トレンドの急所のレジスタンスゾーンまで引き付けて、反発を確認して積極的に売りポジションを建てる案もありです。
また、このレジスタンスゾーンからの下降波が勢いが強く、上昇調整波を崩壊させるまではいきませんでしたが、ここで下位レベルで「推進→推進」にリズムが変わっているという想定で、再度レジスタンスゾーンで反発を確認したところで売りエントリーというのも案ですね。
もちろん、基本に忠実に上昇調整波のダウ安値を下抜けたタイミングで売りエントリーもありです。
損確の置き場所はスタイルにもよりますが、一番の上のレジスタンスゾーンの上に置いておくのが基本ですかね。
利確に関しては、今回に限れば出来る限りホールドしたい場面です。
小さい時間軸や小さい材料を使って手堅く決済するというのも基本的に悪くはありません。
しかし、手堅いスタイルでは今回の場面のように上位に波及して大きく伸びていく展開の時は大きく利益を取ることは出来ません。
少しゆったりと波レベルを見ておくことで、大きく利益を取ることが出来ます。
ですが、これは結局結果論だったりもします。
大きく伸びると思ったけど、大して大きく伸びずに手堅く利確しておけば良かった~なんてことは誰もが経験していることだと思います。
利確に絶対的な答えはありませんが、たしかに長い間チャートを見ていると、「ここは絶対に大きく伸びるポイントだ」と自信が持てる場面があったりします。
根拠のない自信はこまりますが、理論と経験に基づいた場面であれば、大きく利確を狙うことも1案です。
まとめ
『EURUSD』はついに数週間に渡ったH4レベルの攻防に決着がつきました。
最終的にはH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを下抜けて下降トレンドに転換する流れでした。
このH4レベルの下降トレンドは日足レベルにおいては現時点では「下降調整波」です。
なので、日足レベルでどこかで押し目買い勢力が入ってくると思いますが、またH4レベルで転換するまでは調整波とはいえ下降トレンドなので、しばらくは下目線ですね。
さて、実戦紹介の場面はトレードプラン自体はただの戻り売りだったりしますが、今回は環境に特徴がありますね。
数週間にも渡ったH4レベルの攻防の急所となるチャートポイントをブレイクしたタイミングでした。
こういう場面を下位レベルでトレードした時は、上位に波及して大きく伸びていく期待が持てたりします。
そうそう頻繁にあるわけではないので、普段は手堅く利確するスタイルのトレーダーでも、ここぞという時はリスクを負ってホールドしてみても良いのかなと。