2020/9/14-18『EURUSD』チャート解説
2020年9/14-18の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、9/14-18の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH4の上昇トレンドの急所のサポートゾーンで買い支えられて再度上昇中だったので、まずは上昇目線。
月曜日はそのまま上昇し続けましたが、H1・H4レベルの高値付近に近づいた辺りで失速して、H1レベルでトレンド転換。
前の週に書いた通り、H1レべルで下降トレンドに転換したら、またH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを試しにいく展開。
実際に、発生した下降トレンドはH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンまで下落して、少しオーバーシュートしましたが、やはりまた買い支えられました。
EURUSDは、最近この展開ばかりですね。
再度、下落していく展開なら分かりやすいのですが、上に抜けていく展開はいくつかレジスタンスゾーンがあるので、細かい動きが入る可能性がありますね。
EURUSDはここ数週間は、この急所のサポートゾーンで買い支えられる展開が続いています。
売りが入るゾーンはいくつかありますが、この急所のサポートゾーンは明確に買い支えが入っている上昇トレンド継続派の砦になっていますね。
しばらくは、この砦が守られて上昇していくのかどうか?が注目点であることは変わらなさそうです。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
H4レベルの上昇トレンドの急所のサポートで買い支えられて、上昇反発してH1レベルでは上昇トレンドになっています。
その上昇トレンドの中を下位レべルで押し目買いで拾っていくトレードプランです。
もう少し大きな時間軸で見ると、手前に強い下降波があって推進波の見立てに不安はあるのですが、このトレード場面の直前に注目度の高いサポートを下抜けた後に「ダマシ」の展開で上昇していった上昇波ということもあり、押し目買いを狙います。
綺麗な急所のサポートゾーンが出来上がってますので、そこまで調整波を引き付けます。
ですが、調整波の形がトレードに向いておらず、調整波の反転を確認して買いエントリーでは効率的なトレードになりそうにありません。
なので、サポートゾーンに到達してバチンと入るのもありですが、今回は「アウトサイドバー」が出現しましたので、この材料で買いエントリーというのもアリですね。

アウサイドバーだけで、「反転」と決めつけるのは危険ですが、今回はサポートゾーンでの反発に自信があるので、タッチで入らない場合の最後の決め手という感じです。
アウトサイドバーだけでは押し安値に損確を入れるのは少し不安であれば、サポートゾーンのすぐ下に損確を設定します。
押し安値に損確を入れるのであれば、ダブルボトムの展開まで考慮して、少し離したところに損確を設定するのも1案ですね。
利確に関しては、上昇力が弱まって頭が重くなって安値を抜けてきたところや、その後H&Sを形成してネックラインを割ったところなどが、利確の候補になりそうですね。
まとめ
『EURUSD』は、またしてもH4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを試しにいく展開でした。
ですが、結局また買い支えられて上昇反発。
ここ数週間、『EURUSD』は同じ展開が続いていますね。
おそらく、買い支えている大口が急所のサポートゾーンにはいるということだと思います。
なので、しばらくはこのサポートゾーンが守られて、上昇していくのかどうか?が相変わらずの注目点になりそうです。
実戦紹介について、トレードプランの根拠として「H1レベルの上昇トレンドのフォロー」というのがあります。
が、結果からいうと、上位レベルの推進波の見立ては間違っていたわけです。
高値を上抜けていけば、「上昇推進波→下降調整波→上昇推進波」の見立て通りでしたが、結果的には高値のチャートポイントで「背景」が変わって「推進→推進」にリズムが変わっていたわけです。

なので、大きく利益を取ろうとホールドしていた場合、建値まで戻ってきていたと思いますが、手堅く利確していれば、問題は無かったはずです。
今回のように、上位の流れの読み違いというのは、誰でもあるとは思いますが、この上位の流れの読み違いの頻度が多いというトレーダーの場合は、「手堅い利確」というスタイルが結果として功を奏するわけです。
なので、トレード成績がまだ安定していない人には、まずは「手堅い利確」から始めて勝ち癖をつけて、徐々に自信がある場面をホールドして伸ばしていけるようになるという成長プランがおすすめなんですね。