FXで「予測が出来る」と「トレードが出来る」は同じではない!?

アイキャッチ画像トレード手法

「予測」はいつでも出来る

FXでトレードをする時に、チャート分析をしますよね。

慣れてくると、チャートを見た時になんとなく上昇しそうだなとか、下降しそうだなと予測することが出来てくるわけです。

じゃあ、いつでも「予測が出来る」ということは、いつでも「トレードが出来る」ということなのかというと、もちろん違いますよね。

2つの点で違うと言えますが、ポジポジ病の話と通じるところがあります。

まずは「自信」です。

例えば、「予測が出来る」と一言でいっても色々あるわけです。

ある時間足のローソク足が下ヒゲで確定したら、その後は上昇するのかな?とか。

予測とトレード

これも、もちろん「予測」と言えますが、どちらかというと「材料」ですよね。

上昇を示唆する「材料」。

チャート上にはさまざまな「材料」が混在しているわけです。

その材料を統合的に判断して、初めて「予測」と言えると思います。

トレーダーはその上昇を示唆する「材料」と下降を示唆する「材料」を自分なりに収集して、その量と質を天秤にかけているんですね。

そして、その天秤の傾き具合が「自信」と言えます。

同じ「上昇していく」という予測だとしても、はっきりと「上昇」に傾けば自信があると言えますし、ほんの少しだけ「上昇」に傾いているのであれば、「自信はないけど、どちらかといえば上昇」という感じですよね。

この天秤があまり傾かない予測も、予測と言えば予測と言えます。

なので、この「自信があまりない予測」で「トレード」をしてしまう初級者の人がいわゆるポジポジ病になる傾向があります。

「自信があまりない」という部分に目を瞑ってしまい、トレードがしたい、ポジションを持ちたいという欲を抑えきれない状態ですね。

「自信」という観点から、「予測が出来る」と「トレードが出来る」が違うことが分かるかと思います。

「自信」だけでもダメ

さて、「自信」さえあれば「自信のある予測」は「トレードが出来る」と同じことになるのでしょうか?

結論から言うと、もう1つポイントが足りていないんですね。

それが、「良い条件」です。

これは、「トレードがしやすい形、状況」と言い換えることが出来ます。

先ほどの予測の話は大雑把に「上昇していく」「下降していく」という予測の話でしたが、実際にトレードをする為に必要な予測というのは、「ここは抜かれずにここまで到達する」という予測ですよね。

下の画像を見てください。

予測とトレード

同じような上昇トレンドでの「買い」を考えた時、どのタイミングで自信を持った予測が出来たかという違いですね。

どちらも青色点線の価格の動きは、赤色線の「損確」を割らずに利確目標のレジスタンスまで伸びるという「自信」があったとします。

どちらも「自信」がある予測ではありますが、効率的なトレードが出来るかどうかという点で考えると左側の方は、期待できる利益に対して、負うべき損失の幅が大きいという条件に見えますよね。

左側はブレイクアウトのタイミングなので、ではブレイクアウトがいけないのかというとそういうわけではありません。

予測とトレード3

上の画像の例の方が分かりやすいですかね。

同じブレイクアウトで、同じような損失のリスクを負っていますが、同じような自信であれば、より利益が見込めるトレードの方が望ましいですよね。

つまり、同じような自信のある予測が建てられる場面だとしても、トレードプランを考えた時に、効率的なトレードプランを建てられる良い条件がそろっているかというのも重要だということです。

上位も上昇トレンドの環境の中、取引時間軸で気づいたら爆発的に上昇を始めていて、今飛び乗っても損確を設定できそうなチャートポイントまで幅がありすぎるから見送るしかない、、、絶対このレジスタンスまで伸びていくいくんだろうなぁ、、、

こんな状況あると思うんですけど、これが「自信のある予測」と「トレードが出来る」が結びつかないようなシチュエーションですね。

まとめ

FXでは「予測が出来る」と必ずしも「トレードが出来る」とが結びつくわけではないという話でした。

トレーダーは「自信のある予測」「効率的なトレードプランを建てられる好条件」のマッチを辛抱強く待つのがお仕事ということです。

この2つのポイントの内、どちらか欠けている状態でも、せっかくチャートを監視していたのだからトレードがしたい!とポジポジしてしまう負けパターンから抜け出せない人は多いのかなと。

待つのが大事という話も別の記事で書いてますので、ぜひ読んでみてください。

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