FXの利確は「波のイメージ」と「損確の位置」が重要なんです?

アイキャッチ画像トレード手法

「利確」のタイミングを伸ばすかどうか?

FXで「利確」を毎回最適なタイミングで実行するのは至難の技ですよね。

なので、中には利確は誰にも正解が分からないからテキトーで良いなんて言う人もいますが、、、それは少し乱暴過ぎますよね。

人間として毎回最適なタイミングで利確を実行するのは無理だったとしても、そうなるような努力はすべきですよね。

結果として、最適な利確が出来ないことに悩み過ぎる必要はないという話であって、論理的に考えてなるべく場面に適した利確を選択するのは、やはり期待値の高いトレードをする為には必要な要素の1つです。

さて、一言で「利確」といっても考えることはたくさんあるわけで、今回は「利確」を考える時の1つの「イメージ」の話です。

利確を考える時に出てくる要素の1つとして「チャートポイント」がありますよね。

チャートポイントに到達したので積極的に利確するのかどうか?

という悩みですね。

この時のイメージの話です。

まず下の画像を見てください。

利確イメージ1

上昇トレンドの中で買いポジションを建てて、レジスタンスに到達した場面ですね。

「利確」を考える時に、どのタイミングで買いポジションを建てて、どこに損確を設定しているのかによって、考え方が変わってきますよね。

まず、そもそもそんなに悩まないというイメージのパターンから考察してみます。

利確イメージ2

到達したレジスタンスが上位の戻り売りが入ってきそうな本命のレジスタンスだったりして、緑色レベルの上昇トレンドも転換していくようなイメージが沸いているのであれば、悩む余地はないですよね。

①から④のどのタイミングで買いポジションを建てて、上の画像のどのサポートに損確を設定していても、レジスタンスで利確すべきだと言えますよね。

さて、もう1つあまり悩まないケース。

利確イメージ5

到達したレジスタンスが弱くて、ピンク色レベルの上昇トレンドが継続していくイメージの場合は、①②③④のどの安値に損確を設定していても次のレジスタンスまでホールドする選択肢はアリだと言えますよね。

上の2つのイメージの場合はそこまで悩まないと思うのですが、次の緑色レベルの上昇トレンドが継続していくイメージが沸く場合が悩ましいですよね。

利確イメージ3

上の画像のように、レジスタンスに到達したことで一旦押しが入るものの、緑色レベルの上昇トレンドが継続して次のレジスタンスまでは伸びていくイメージの時。

この場合、緑色レベルのダウ安値に損確が入っているのであれば、ホールドしても良さそうですよね。

悩ましいのが、買いポジションが①②③などに入っていて、損確がそれぞれ直近のピンク色レベルの安値に入っている場合ですよね。

まず、押しがどの深さまで入るかは事前にはなかなか判断出来るものではないです。

なので、単純に利確せずホールドする場合、リスクというのは押しが浅い順に高いと言えます。

①②③の中であれば、①がもっとも危険で、②がその次に危険、③が一番リスクが小さいと言えます。

では、①②③のケースで利確せずホールドを考える場合、どこまでならリスクを背負って、どこまでのリスクは背負えないのかというとポイントは「押しの深さ」「本命のチャートポイント」です。

まず、やはり押しが入り始めた場合FIBO38.2%など浅いところで調整を完了して推進波が再開するケースもありますが、確率で考えるとやはりFIBO50%まで押しが入ってくることが多いです。

それを考えると最低条件として緑色レベルの上昇波に対してFIBO50%以上の深さに「損確」が設定されていることです。

次に押し目買いが本格化することが期待できる本命のチャートポイントの位置がポイントになってきます。

利確イメージ4

押しが進んできたとしても、押し目買いが本格的に入ってくることが期待できるサポートゾーンの本命が損確よりも手前にあれば、そこから跳ね返って推進波の再開を捉えられる期待が高まりますよね。

なので、損確がFIBO50%以上深い位置にあり、手前に本命のチャートポイントがあることが①②③のようなケースでレジスタンス到達で利確せずにホールドするかの判断要素と言えます。

上の画像的には③であれば、ホールドを検討出来るのかなという感じです。

そもそも論ですが、緑色レベルの上昇トレンドの継続を取りたいのであれば、本来は緑色レベルの安値に損確を入れておくべきなんですよね。

下位レベルのピンク色レベルの安値に損確を設定した状態で緑色レベルの上昇トレンドの継続を取ろうとする時点でスケベトレードであることは利確しておく必要がありますね。

まとめ

FXの利確については色々なことを考える必要がありますが、今回は波のイメージと損確の位置についての話でした。

上にも書きましたが、緑色レベルのトレンドの継続を取りたいのであれば緑色レベルの高値・安値に損確を設定しておくべきですよね。

なので、下位レベルの高値・安値に損確を設定して、上位のトレンドの押し・戻りを耐えようとする場合、さまざまな好条件が必要です。

目安としては、損確の位置が「FIBO50%以上の深さ」「手前に本命のチャートポイント」の条件を満たしているとホールドの選択肢の期待値が増します。

もちろん、利確は他にもさまざまな要素を統合的に判断する必要があります。

その結果として作られるのが「波のイメージ」ですが、この精度を高めることが結局重要なんですよね。

その為に、デモトレードを繰り返して、チャート分析の技術を高める必要があるわけです。

リアルトレードでももちろんチャート分析の技術は高まりますが、デモトレードツール等を使ってデモトレードを繰り返した方が圧倒的に効率的ですので、おすすめです。

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