【週報ラプラス】2021/8/2-6『EURUSD』FXチャート解説

アイキャッチ画像週報ラプラス

2021/8/2-6『EURUSD』チャート解説

2021年8/2-6の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、8/2-6の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

週足のサポートから買い圧力を受けて上昇してきていた上昇波が日足レベルのレジスタンスを上抜けていく展開になるかどうかが注目点でしたが、注目していた日足レベルのレジスタンスゾーンに到達する前に攻防が出来上がり、その攻防を売り勢力側が勝利することで、再度日足レベルの下降トレンドが再開するような流れでした。

個人的には後少し上昇余地があるのかなと考えていましたが、H4レベルではっきりとした攻防が出来上がってしまったので、それだけ日足レベルの下降トレンドを支持する勢力が強いという証跡でもありますね。

週報3

「H4レベルの上昇トレンド継続」を支持する買い勢力と「日足レベルの下降トレンド継続」を支持する売り勢力との攻防という構図ですね。

大きな攻防になったので、上の画像の水色枠のレンジを下抜けた時点で決着が付いたような形でした。

攻防を勝利した売り勢力側が、日足レベルの下降トレンドの推進波方向なので、その後大きく下落していくのは素直な流れと言えます。

ですが、攻防の時点ではH4レベルの上昇トレンド継続支持派の背後には「週足レベルのサポート」が存在していたので、買い勢力が勝利するシナリオも十分存在していましたので、攻防の中で判断するのは難しかったかなと思います。

結局、大きな攻防を下に抜けましたので、結果を受けて日足レベルの推進波方向に素直についていくのは定石ですね。

週報4

今後は、サポートからの買い勢力を吸収しきれれば、サポートを下抜けて下落していくという展望が一番素直ですね。

ただし、サポートの背景は「週足レベルのサポート」なので、一応「二番底」の展開も頭には入れておきましょう。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

上で解説したH4レベルの大きなレンジを下抜けた後の展開ですね。

日足レベルの推進波方向にレンジがブレイクしましたので、そのまま売りポジションを持って乗っかろうという狙いですね。

レンジを下にブレイクさせた強い下降波の後は調整に入るも売り圧力が強くて深い調整になかなか入れていません。

FIBO38.2%にやっと調整波が到達したタイミングで「横の調整」がだいぶ済んでしまっており、ここから戻り売り勢力が本格的に入って来ています。

さすがに、このタイミングでいきなり売るのは難しいですが、その後の展開を下位レベルでレジスタンスに引きつけて戻り売りを狙っていきます。

下位レベルで見てみます。

週報6

トレード場面の前に、一度戻り売り勢力が入ってきて、安値をアタックしますが、抜けきれずに「再調整」の展開になっています。

ここは、FIBO38.2%にも満たないところからの仕掛けなので、スルーしても良いと思いますが、その後に大きく伸びて利益になることが期待できると考えて早仕掛けであることを認識した上で仕掛けるのも1案ではあります。

その後、FIBO38.2%まで引き付けた後にしっかり下降波が発生したのを確認してから、売り仕掛けを考えていきます。

レジスタンスにギリギリ届いていませんが、下落再開したタイミングで売りエントリーがまずは素直なタイミングですね。

その後に、再度上昇してきてレジスタンスに到達後に下落反発を確認して売りエントリー。

このタイミングは、ダブルボトムのネックライン抜けの買い材料が出来てしまっているので、再度しっかり下降波が安値付近までアタックするのを確認してから、レジスタンスに引き付けて戻り売りするという案もありますね。

また、ここまですべての展開を大きなレンジと捉えることが出来ますので、その終盤で緑色枠の小さなレンジが出来上がっていますので、ここを下抜けるのを確認してから売りポジションを入れるのも1案ですね。

損確の候補はFIBO38.2%の反発で出来た高値の上や、各戻り高値の上、タイミングによっては緑色レンジを使う案もありますね。

利確も見てみます。

週報7

緑色枠のレンジを下抜けた後、一度戻りが入って、レジサポ転換から再度下落していく流れでした。

この後も目ぼしいレジスタンスを上抜けることなく下落していっているので、基本的にはホールド出来る流れかと思います。

H4レベルのサポートに到達した場面で手堅く利確するという案があります。

また、この後週の終わりではレンジを作っていますが、このレンジを上抜けるようであれば、利確するという案もあります。

強気でホールドしていく案ももちろんありますが、その場合大きな戻りを耐える展開を許容する心構えが必要ですね。

まとめ

『EURUSD』は、日足レベルの下降トレンド継続を支持する売り勢力とH4レベルの上昇トレンド継続を支持する買い勢力との攻防が大きなレンジを作りました。

その後、売り勢力が勝利して大きな下落につながりました。

日足レベルでは下降トレンド中でしたので、素直な展開と言えますが、週足レベルのサポートに到達している場面でもありますので、上抜ける展開も十分あり得たので大きな攻防になったのだと思います。

ですが、結果としては売り勢力が勝利したので、この日足レベルの下降トレンドが強いという評価をする必要がありますね。

今後は、週足レベルのサポートを下抜けていけるのかどうか注目点です。

実戦例は上記のレンジを下抜けた後を売りでついていくトレードプランでした。

大きなレンジを強い下降波で下抜けた後であり、売り勢力が強く深い戻りにはなりませんでした。

FIBO38.2%の調整というのは、普段であれば「再調整」のリスクを考えて、まだ入っていかないような段階ですが、今回は大きなレンジを抜けたという背景、強い下降波が発生していること、長い時間調整しておりFIBO38.2%に戻った時点で「横の調整」が済んでいる可能性があったこと、などの要素を鑑みて「調整済み」と捉えて仕掛けていく判断でした。

FIBO38.2%でバチンと入るのは難しいので、その後に下降波を確認したり、レジスタンスに引き付けてから入っていくようなタイミングが基本だと思いますが、論理的な根拠をもって「売り」を選択出来ていれば、どのようなやり方でも良い結果が得られた場面だったのかなと。

今回は、FIBO38.2%の戻りを確認して調整済みと捉えて仕掛けていますが、どんな場面でもFIBO38.2%程の浅い調整から仕掛けていくのが吉とは限りませんので、注意が必要です。

タイトルとURLをコピーしました