【週報ラプラス】2021/8/9-13『EURUSD』FXチャート解説

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2021/8/9-13『EURUSD』チャート解説

2021年8/9-13の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、8/9-13の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週から続く下降トレンドがH4レベルのサポートは下抜けることが出来ましたが、週足レベルのサポートゾーンの下限でやはり止まってしまい、H1レベルでの攻防が出来上がった後に、一旦上昇反発する流れでした。

週報3

 

週足レベルのサポートゾーンの下限の水平線にぎりぎり届いてはいませんが、買い圧力が加わって上昇波が発生しています。

この上昇波を調整波と見なす、H1レベルの下降トレンド継続支持派の戻り売りが加わって再度下落した後に、その下落に対しても週足からのサポートの上昇反発派の押し目買いが入ってきて、上の画像の水色枠の攻防になっています。

この水色枠の攻防を買い勢力側が勝利することで、H1レベルではトレンド転換が起きて、景色としては週足レベルのサポート下限からの上昇反発が入った形になっています。

週報4

この週足レベルのサポートゾーンの上限からの前回の上昇反発は、直前の下降トレンドの日足レベルのレジスタンスを上抜けることが出来ずに再度下落する展開でした。

そして、今回週足レベルのサポートゾーンの下限からの上昇反発が再度入っている形ですが、この上昇波が今度は日足レベルのレジスタンスゾーンを上抜けていく展開になるのかどうかが注目点ですね。

上抜けるにしても、このレジスタンスゾーン付近では一度戻り売り勢力が入ってくるイメージで見ているのが良さそうですね。

下降トレンドが強ければ、このレジスタンスゾーンからの売り勢力と週足サポートからの買い勢力との攻防になって、売り勢力が勝利してサポートを下抜けていくような展開になると思いますが、まずは攻防になるイメージで良いと思います。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

今週は週足レベルのサポートゾーンの下限で上昇反発してくる展開でしたが、その前に1本上昇反発しておかしくない日足レベルのサポートがありました。

実際、そのサポートに到達後に横の展開を作って、一度上に振ってから下落するような展開になりました。

この日足レベルのサポートをレンジを作って下を抜けてきた後に、週足レベルのサポートまでの間を戻り売りで狙っていくトレードプランですね。

下位レベルで見てみます。

週報6

戻り売りを狙っている下降波を生んだダブルトップのネックラインがレジサポ転換しているラインと、下降波のFIBO61.8%のラインがちょうど重なっていますので、上昇調整波をここまで引き付けて、さらに下位レベルで反発を確認して売りエントリー。

もしくは、さらに下位レベルでダウ安値を下抜けるのを確認してから売りエントリーという案がありますね。

損確候補は、親波のダウ高値の上か戻り高値候補の上が考えられます。

利確も見てみます。

週報7

下降トレンドンの到達目標であるサポート(週足レベル)までギリギリ届く前に、下ヒゲになってしまっている所があるので、残りの伸びる余地を考えたらここで手堅く利確という案がありますね。

ここで利確出来ていなくても、その後買い圧力との攻防になってしまい、下降トレンドラインの上抜けや、重要なレジスタンスの上抜けのタイミングで攻防の決着がついていますので、ここで利確。

上記で利確出来ていなくても、大きなダブルボトムのネックライン上抜けてでは利確しておくのが無難ですね。

もちろん、週足レベルのサポートをさらに下抜けてという期待を持ってホールドという案もありますが、下抜ける前の一旦の上昇反発が入ってしまえば、今回エントリーした価格帯というのは巻き込まれる可能性が大きいので、手堅く利確しておくのが吉かなと。

まとめ

『EURUSD』は、週足レベルのサポートで上昇反発が入る展開になりました。

この数週間、EURUSDは売り勢力が強いという感触がありますので、週足レベルのサポートも下抜けていく展開は十分にあります。

その為にはどこかから再度売り圧力が加わるという展開が必要ですが、直近では日足レベルのレジスタンスゾーンの注目度が高そうですね。

なので、今後は週足レベルのサポートからの上昇勢力がこの日足レベルのレジスタンスゾーンを上抜けることが出来るのかどうかという点が注目です。

実戦例は取引時間軸はいたって普通の戻り売りのトレードプランですね。

ポイントは環境的に、上位のチャートポイントを抜けた後、次のチャートポイントまでは伸びていくだろうという予測がベースになっている点ですね。

どのタイミングで上位のチャートポイントを抜けたと判断するか、どのタイミングでポジションを建てるかという違いはトレーダーによってあるかと思いますが、基本的には日足レベルのサポートを下抜け始めてから週足のサポート付近までを売り目線でトレードを考えていれば、良い結果が得られたのではないかと思います。

下位の時間足というのは、上位の時間足の「流れ」の「形」を作っています。

下位の時間足のチャートがどのような「形」になるかを判別するのは難しいですが、基本的には上位の時間足の「流れ」の方向に伸びていくわけですね。

なので、下位の時間足の形を正確に予測するということに注力するよりも、上位の時間足の流れを読むということに注力した方が、トレード成績が安定したりするわけですね。

ですが、この時の上位の時間足も、別の視点で見ればさらに上位の時間足にとっての下位の時間足だったりするので、さらに上位の時間足にも気を配る必要があります。

「マルチタイムフレーム分析」が期待値の高いトレードをする為に必要な理由です。

継続的に利益をあげる為には、上位の時間軸のチャートを確認する環境認識は必ず必要なものなので、取引時間軸のチャートをどうしても凝視してしまったり、軽視する癖がある人は上位の時間軸のチャートを「重視」することをおすすめします。

 

 

 

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