2021/4/5-9『EURUSD』チャート解説
2021年4/5-9の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、4/5-9の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH1レベルの戻り売り失敗の形から、日足のサポートゾーンからの上昇勢力が本格化するかどうかが注目点でしたが、やはり大きく上昇して伸びていく展開でした。
前の週から予兆はありましたが、H1レベルのダウ高値を上抜けることで、はっきりと買い勢力が優勢の展開になりましたね。
H1レベルのダウ高値を上抜けてからは、日足のサポートゾーンからの買い圧力もあり、押し目買いが続き、しっかり伸びる展開でした。
H4レベルでも認識できるしっかりした上昇波が完成しましたが、到達したところも注目度の高いH4レベルのレジスタンスゾーンなんですね。
今後は、このH4レベルのレジスタンスゾーンを上抜けられるかどうかが注目点ですね。
レジスタンスゾーンからの売り圧力がありますから、基本的には攻防になるイメージです。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
H1レベルのダウ高値を上抜いた上昇波が発生した後、横の展開から何度かサポートされた後、レジスタンスを上抜いたのを確認した後、上昇推進波の再開を捉えにいくようなイメージのトレードプランですね。
1つ前のM5レベルの上昇波に対しての押し目買いでも良いのですが、めぼしい反発なく再度サポートゾーンに入ってきています。
このサポートゾーンからの反発を確認して買いエントリーでもアリですが、今回はその反発からの上昇波を確認した後に、ダウ高値(H1)がレジサポ転換で効いてサポートを確認できたあたりから買いエントリーで入っていくトレードプランです。
下位レベルで見てみます。
下降調整波の重要なレジスタンスを上抜いた1つ前の上昇波に対しての押し目買いでもよいですが、今回はその後もう一回上昇波を確認した後の押し目買いです。
下降調整波がダウ高値(H1)にレジサポ転換で乗っかり、攻防になって横の展開になっています。
この攻防の決着が付くと思われるレジスタンスの上抜けを確認したタイミングで買いエントリーがおすすめですね。
他のタイミングでの買いエントリーもあると思いますが、今回はおあつらえ向きのエントリーポイントがあるので利用しない手はありませんね。
損確も、押し安値候補のすぐ下と、親波のダウ安値のすぐ下がありますが、今回の形であれば、押し安値候補のすぐ下(攻防になったゾーンのすぐ下)で良いのかなと。
利確も見てみます。
ある程度しっかり伸びた後に、下位レベルで一旦押しが入ってダウ安値を割る大尉ミングがあるので、ここで利確するのが1案。
レジスタンス(H4)到達付近までホールド出来ていれば、ここで積極的利確するのもアリですね。
このレジスタンス(H4)は注目度の高いチャートポイントなので、ここで利確しない場合はそれなりの深い押しを耐えるイメージになります。
なので、その後にレジスタンスからの反発を受けてサポートを割ったタイミングでの利確も候補ではあるのですが、少し中途半端感があります。
ここのサポート割れで利確するのであれば、レジスタンス(H4)での利確でも良いのでは?レジスタンス(H4)での積極的利確をしないのであれば、このサポート割れ程度の押しはホールドで耐えるイメージなのでは?
ということですね。
もちろん、レジスタンス(H4)の反発が全然弱いこともあり得るので、このサポート割れでの利確も選択肢ではあるのですが、自分のイメージと要相談ですね。
まとめ
『EURUSD』は前の週からの予兆通り、ダウ高値(H1)を抜けて上昇勢力がはっきりと優勢な展開になりました。
レジスタンス(H4)に到達しましたので、基本的にはここからの売り圧力との攻防になるイメージですが、上昇勢力がこのレジスタンスを上抜けられるかどうかが注目点ですね。
実戦例は、ダウ高値(H1)を上抜けた後の再度推進波が再開するタイミングを捉えるような押し目買いのトレードプランでした。
少し利確に関して補足ですが、上の画像で示した左から3つ目の利確の「中途半端感」について。
これは、自分のイメージとの関係性で中途半端に感じということですね。
レジスタンス(H4)は個人的には注目度の高いチャートポイントだと認識しているので、上抜けるにしてもそれなりに深い押し、下降波が発生するだろうというイメージだったわけです。
なので、ポジションを持っていれば基本的には2択なわけです。
このレジスタンスからの下降波を「耐える」か「耐えないか」。
耐えるなら、レジスタンス到達付近で積極的利確であり、耐えるならそれ相応の下降調整波のイメージをして、その外に決済ラインを置いておくわけですね。
今回、到達したレジスタンス(H4)は少なくともM1・M5レベルの転換は起きるだろうイメージだったので、ホールドしたあげく、M5レベルのサポート抜けで利確するのは「中途半端」に感じるというわけです。
なので、トレーダーによってこのレジスタンス(H4)が注目度が高くなく、M1・M5レベルのトレンド転換すら引き起こさないというイメージであれば、M5サポート割れでの利確は「中途半端」ではないことになります。
もちろん、自分のイメージが常に正しいわけではなく、常に正しいのは「チャート」であり「結果」です。
ですが、自分のイメージ通りにせっかくチャートが動いたにも関わらず、損になるような行動は論理的とは言えないですよね。
感情に捕らわれたトレードをすると、後から見返した時にそのような行動になってしまっていることがありますので、要注意ですね。