2021/9/6-10『EURUSD』チャート解説
2021年9/6-10の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、9/6-10の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週までの上昇トレンドの勢いが強かったので、そのまま日足レベルのレジスタンスも上抜けていくのかなと思っていましたが、レジスタンス上限ギリギリからの売り圧力で一旦、下降波に入っていくような展開になりました。
H4レベルでは上目線ですが、H1レベルで「下降調整波」を形成する下降トレンドに一旦入るような展開ですね。
H1レベルの下降トレンドがH4レベルの押し目買いポイントに到達したところから、押し目買い勢力が入ってきています。
しかし、この押し目買いポイントはFIBO38.2%程の浅いところからの押し目買い勢力ですので、そこまで本格的に買い勢力が参入はしてこない感じですね。
結果、H1レベルの下降トレンドとの攻防になり、週の終わりの時点では売り勢力が優位な形になっているのかなと。
この後の展開は、浅い押し目買い勢力が踏ん張ってそのまま買い上げていく展開も残ってはいますが、素直に考えれば次のサポートまで下落していきそうですね。
本命のサポートゾーンになりそうなところからはある程度押し目買い勢力が入ってきそうなので、この押し目買い勢力がH1レベルの下降トレンドを崩していけるのかが今後の注目点になりそうです。
もしも、このサポートゾーンからの押し目買い勢力が弱いのであれば、日足・週足の下降トレンドの勢力が思ったよりも強いという想定も頭に入れておかないといけませんね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
このH1レベルのダウ安値を守って、日足レベルのレジスタンスを上抜けていくのかなと思っていた場面で、攻防の結果H1レベルダウ安値を下抜ける展開でした。
なので、この後は一旦H1レベルで下降トレンドがある程度発生するのかなと予測をしますが、一度押し目買いが入ってきて、その上昇勢力を再度崩す(売り勢力が強い)のを確認してから、戻り売りを狙っていくトレードプランですね。
下位レベルで見てみます。
H1レベルのダウ安値を下抜けた後、一度上昇調整波が発生して、その上昇調整波のサポートゾーンを下抜ける下降波が発生するのを確認してから戻り売りを狙っていきます。
レジスタンスゾーンに引き付けてから、反発を確認して売りエントリー。
同じ考えて、上記の戻り売りからの下降波が安値を下抜けたのを確認して、再度レジスタンスに引き付けて反発を確認して売りエントリー。
また、Wトップの形からネックラインを下抜けていますので、ここで売りエントリーもありですね。
その後も売り仕掛け出来そうなタイミングはいくつかありそうです。
さて、損確候補はやはり親波のダウ高値の上か、戻り高値候補の上が候補になりそうですね。
利確も見てみます。
サポート(H1レベル)に到達した付近で積極的に利確するという案。
また、そこから攻防になって、レジスタンスを上抜けるタイミングで利確するという案がありますね。
ただし、このサポートはH4レベルの押し目買いとしては浅いところからの買いなので、今回は高い所からエントリー出来ていることを考えると、ホールドするという案もアリですね。
まとめ
『EURUSD』はH1レベルで下降トレンドに入っていきました。
今後は、この下降トレンドに対してH4レベルの押し目買いが入ってきて、攻防になるイメージが良いかと思いますが、この押し目買い勢力がH1レベルの下降トレンドを崩していけるかどうかが注目点になりそうです。
実戦例は、H1レベルのダウ安値を下抜けてしまった後の下降トレンドに対しての戻り売りを狙ったトレードプランです。
売りを狙うタイミングとしては、今回紹介した早仕掛けのタイミングやもう一段しっかり下抜けを確認してから売っていくというタイミングもありそうですね。
もう一段下のサポートを下抜けた後に売りエントリーをした場合は、サポート(H1)に到達した場面でしっかり利確しておかないとその後の攻防にポジションは巻き込まれたと思います。
最初からサポート(H1)までのショートというイメージや反発してきたら切るというイメージでしたら問題ないですが、押し目買いが入ってきたのに強気でホールドという選択はしづらいポジションの位置になりそうです。
これは早仕掛けのメリットですね。
売りの場合であれば高い位置にポジションを取れているので、今回のような一時的な反発でもある程度高見の見物をするという選択肢を取りやすいわけですね。
ですが、早仕掛けしている分、自分が思い描いている方向にトレンドが継続していかない可能性を多く残しているのがデメリットですね。
自分がどのようなトレードをしているのかをしっかり理解しておくことが重要ですね。