【週報ラプラス】2021/4/26-30『EURUSD』FXチャート解説

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2021/4/26-30『EURUSD』チャート解説

2021年4/26-30の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、4/26-30の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

日足のサポートゾーンからの反発上昇してきた上昇トレンドが日足のレジスタンスゾーンに到達して、上抜けるのかどうかが注目点でした。

この週に入り、すぐに日足のレジスタンスゾーンの下限に到達して売り圧力がかかり、押しが入る展開でした。

週報3

押しが入った後は、サポートゾーンから何度も押し目買い勢力による買い支えがあり、攻防の末買い勢力側が勝利して、再度高値を上抜けていく展開でした。

ですが、レジスタンスゾーン(D1)の中で再度売り圧力がかかり、発生した下降波が緑色レベルの上昇トレンドの急所であるダウ安値を下抜ける流れ。

今後は、このレジスタンスゾーン(D1)から発生した下降波がどこまで下落していくかが注目点ですね。

週報4

上の画像のようなサポートゾーンからの押し目買い勢力が入ってくることが想定されます。

この辺りのサポートゾーンからの買い注文がどのくらい入ってくるかは要チェックですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

それまで大きな押しが入ることなく上昇しつづけていた上昇トレンドが注目度の高いレジスタンスゾーン(D1)に到達したので、そろそろトレンド転換して下降波が発生するだろうという予測の基、売り仕掛けを考えるトレードプランですね。

H1レベルの上昇トレンドが転換する前からの売り仕掛けなので、勝率は低目の損益率型のトレードスタイルになるかと思います。

なので、実際この考え方でトレードチャンスを狙っていると、レジスタンスゾーン(D1)の下限に到達して下落が発生した時に一度失敗に終わっていると思います。

今回紹介する場面は、その後レジスタンスゾーン(D1)内で再度下落が始まったので、同じ狙いでの再チャレンジですね。

エントリー場面を見てみます。

週報6

レジスタンスゾーン(D1)内で下落が始まってから、売り仕掛けをするタイミングは色々あると思いますので、今回は2つだけ紹介。

H1レベルの上昇波に対して浅いところから押し目買いが入りますが、下位レベルのレジスタンスゾーンに抑えられて、押し目買い失敗(1回目)。

さらに、もう少し調整が進んだところから再度押し目買い勢力が入ってきますが、やはり下位レベルのレジスタンスゾーンに抑えられます。

その後、サポートゾーンとの攻防になって、このサポートゾーンを下抜けたタイミングで売りエントリーというのが1案。

また、しっかり押し安値候補を下抜けて、2回目の押し目買い失敗を確認してから売りエントリーするという案もありますね。

損確候補は戻り高値候補のすぐ上やレジスタンスゾーンのすぐ上、H1レベルの高値の上という案もあります。

今回、戻り売りという捉え方であれば、親波にしたのは下降調整波(H1)を構成している下位レベルの途中の波ですが、まだH1レベルでは上昇トレンド中なのでH1レベルでは調整波方向にポジションを取ることになります。

なので、売りの材料を慎重に確認した後でも再度押し目買い勢力が入ってきて、強い上昇波が発生する可能性がありますので、余裕を持って損確を設定しておくという考え方もあります。

狙っているのは、「上位のD1レベルのレジスタンスゾーンからの反発下落」なので、一応レジスタンスゾーン(D1)を上抜かれない限りは、シナリオは崩れてはいないことになります。

シナリオが崩れない中で、自分のトレードスタイルに合わせて損確は設定することになります。

利確に関しても見てみます。

週報7

今回、狙っているのがレジスタンスゾーン(D1)からの反発下落なので、上手くいけば大きな利益を狙えます。

もちろん、サポート到達前に買いの材料の発生やサポート到達で手堅く利確するのもアリです。

サポートゾーンでの買い注文の入り方を見て判断するのもアリですし、浅いサポートゾーンからの上昇反発はホールドで耐えて、次のサポートゾーンを狙うという考え方もあると思います。

 

まとめ

『EURUSD』は日足レベルのレジスタンスゾーンに到達して、やっとH1レベルの上昇トレンドが終了しました。

今後は、このH1レベルの下降波がどこまで下落していくのか?

サポートゾーンからどのくらい強く買いが入ってくるのか?

が注目点ですね。

実戦例に関しては、直近の上位のトレンドには逆らった「損益率型」のトレードプランでした。

トレードプランの核(コア)になるのが、直近上位のトレンドフォローではなく、さらに上位の日足レベルのレジスタンスの「反発力」です。

時間軸が離れたチャートポイントの反発を下位レベルで捉えにいくので、必然的に見込める利益に対して、損確幅は小さくなるものの、勝率は下がるわけですね。

大きな時間軸で見れば、予想通りチャートポイントでの反発という絵になったとしても、その中の下位レベルの動きは複雑になっており、離れた下位レベルでタイミングを捉えるのはやはり難しいものです。

なので、小さな損確幅で何度か仕掛けて、上手く大きな利益を狙うというようなイメージになるのが今回のようなトレードプランですね。

上にも書きましたが、今回のようなイメージで売り仕掛けを狙っていれば、レジスタンスゾーン(D1)に初回到達した場面で同じように売り仕掛けをしているはずなので、1度失敗に終わっていると思います。

ですが、レジスタンスゾーンに対してダブルトップを作って下落するなんて形はよくありますので、右トップにあたる今回の実戦例の場面でも再チャレンジで狙っていくわけですね。

今回は、レジスタンスゾーン(D1)がチャートポイントとして機能して下落するという展開に自信があるからこそ、直近上位のトレンドに逆らっても売り仕掛けをしていくのですが、根拠としてはチャートポイントの注目度が高いことだけではなく、H1レベルの上昇トレンドが大きな押しが入ることなく上昇し続けてきたので、多くの買いポジションを建てている相場参加者にとって、そろそろ利確する到達目標になりやすいという状況もありました。

買いポジションを建てていて、大きな含み益を抱えた状態で、このレジスタンスゾーン(D1)と戦うのは得策ではないと考える相場参加者が多ければ、このレジスタンスゾーン(D1)付近で大きな売りの材料が出現すれば、売り注文(決済)が発生しやすい状況と言えます。

また、そんな売り注文(決済)の力を利用しようと新規の売り注文を建てる相場参加者も多くいるだろうという予測ですね。

どんなトレードプランにも核(コア)があるべきですね。

それは、トレードをするに足る自信を持つ根拠です。

それが今回は直近上位のトレンド継続ではなく、さらに上位のチャートポイントの反発力だったということです。

どのようなトレードプランを建てるかはトレーダーの自由ですが、何に自信を持ってそのトレード場面を選んだのかは、自分で認識しておく必要がありますね。

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