【週報ラプラス】2022/1/10-14『EURUSD』FXチャート解説

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2022/1/10-14『EURUSD』チャート解説

2022年1/10-14の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、1/10-14の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

『EURUSD』は数週間に渡って大きな攻防が続いています。

週足のサポート由来の買い勢力と、H4レベルの下降トレンド継続支持派による売り勢力との攻防ですね。

ただし、ここ2週間程は、買い勢力が優勢な材料が出だしていました。

売り勢力側の最後の砦の大きな攻防の上限は完全に破られていないながらも、重要なレジスタンスは上抜ける材料がいくつか出ていましたね。

前の週の攻防の結果、重要なレジスタンスを上抜けた勢いでH1レベルの押し目買いが続いて、大きな攻防の上限を上抜けていけるのかが注目点でした。

週報3

重要なレジスタンスを上抜けた上昇波に対して、やはり大きな攻防の上限付近ということもあり、深い押しが入ってきています。

ですが、その前の攻防でも何度も買い支えられたサポートゾーンで再度買い支えられて上昇反発する展開。

その後、戻り売り勢力と押し目買い勢力の攻防(上の画像の水色枠)が出来上がった後、買い勢力側が勝利して、強い上昇波が発生しています。

この上昇波は注目度の高いレジスタンスを2本上抜けて、大きな攻防の上限に迫ります。

そして、この上昇波に対して押し目買いがやはり入ってきた後に経済指標をきっかけにようやく大きな攻防の上限を上抜けていく流れでした。

週報4

今後は、この上昇波に対して押し目買いが入ってきて、上昇調整波がもう少し伸びていくのが素直な展開ですね。

ですが、日足レベルの下降波の戻り売り勢力が構えているので、日足レベル以上のレジスタンスからの戻り売りは意識しておかないといけませんね。

早目に戻り売り勢力が入ってきた場合は、早くも下落基調になる展開もあり得ますが、その場合は何度も買い支えられたサポートゾーンで再度買い支えられるかどうかが注目点になりそうです。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

直前の攻防で重要なレジスタンスを上抜けた上昇波に対しての押し目買いを狙うトレードプラン。

というよりも、その時の攻防でも何度も買い支えられた強いサポートゾーン(H4)を背に買いポジションを建てて、大きな攻防の上限抜けを期待するようなトレードですね。

買い勢力が優勢な材料が2週続けて出てきて、大きな攻防の上限も二度叩いた後なので、そろそろ上限を上抜けていく展開もあるのでは?という期待がベースですね。

下位レベルで見てみます。

週報6

 

積極的に勝負するなら、FIBO50%程のところから押し目買い勢力が入ってきて、レジスタンス上抜けのタイミングがあるのでここで買いエントリー。

しかし、ここからは素直に伸びなかったので、タイトに損確を設定している場合は損確になっていると思います。

その後は、途中のサポートでは押し目買い勢力が入ってこずに、H4レベルの強いサポートゾーンまで下落して、さらに下位レベルでWボトムのネックラインを上抜けたタイミングで買いエントリー。

損確候補は、押し安値候補の下か、押し安値候補群の下、H4レベルのサポートゾーンの下なんかが候補ですね。

利確も見てみます。

週報7

親波の高値付近で押しの展開に入って、サポートを下抜けたタイミングで手堅く利確するという案。

その後、攻防になった後に買い勢力側が勝利して上抜けた後に高値付近で積極的に利確するという案もありますが、攻防を制した後なので、ちょっともったいない気もしますが、大きな攻防の上限付近なので手堅く利確する案もあると思います。

その後、大きな攻防を抜けるまでホールド出来ていた場合、Wトップのネックライン割れで利確する案や、まだホールドするという強気な案もありますね。

まとめ

『EURUSD』はようやく大きな攻防を買い勢力側が勝利して、上抜けていく展開でした。

この上昇波に対して、押し目買いが入ってもう少し上昇調整波が伸びていくのが素直な展開ですので、素直に伸びていくのかどうかが注目点ですね。

ですが、日足レベルの下降波の戻り売り勢力の存在を意識しておかないといけません。

実戦例は広義では重要なレジスタンスを上抜けた上昇波に対する押し目買いのトレードプランですが、ポイントは何度も買い支えられたH4レベルのサポートゾーンを背にした買いということですね。

FIBO50%程で買いポジションを建てた場合は、H4レベルのサポートゾーンの下に損確を設定すると少し損確幅が広いので悩みどころですが、H4レベルのサポートゾーン付近まで引き付けて買いポジションを建てたのであれば、サポートゾーンの下に損確を設定するのはアリですね。

イメージとしては、このH4レベルのサポートゾーンと大きな攻防の上限との攻防に対して、端からポジションを持ったというイメージ。

上限付近などで手堅く利確するのもアリだし、ここ2週間は買い勢力にとって好材料が出ていますので、強気でホールドというのもアリだった場面ですね。

ただ、個人的には比較的素直な展開で大きな時間軸の価格の動きは読みやすかったけど、それを背景とした下位レベルでのトレードタイミングが取りづらい週でした。

これは、トレーダーのトレードスタイルによるところなので、トレードしやすかったトレーダーもいると思います。

ここで攻防になって、抜けた後に押してきたところで入ろう、、、

とか、トレーダーによって狙うタイミングがあると思いますが、大枠の動きがイメージ通りでも、最後のタイミングが合わずに上手く入れなかったということはあると思います。

そういう時は、無理して入る必要は無いと思います。

無理して入るということは、自分のスタイルを崩すことになるので、最悪自分のルールを破ってしまったり、調子を崩してしまうことに繋がります。

トレードの極意は「待つべし」です。

待って、自分のトレードの形にならなければ、それはそれでしょうがない、次、次、という感じ良いと思います。

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