【週報ラプラス】2021/2/22-26『EURUSD』FXチャート解説

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2021/2/22-26『EURUSD』チャート解説

2021年2/22-26の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、2/22-26の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

前の週でH1レベルの押し目買いが入り、この勢力がレジスタンスゾーン(H4)を上抜けることが出来るかどうかが注目点でしたが、その後も買いが継続して入りレジスタンスゾーンを上抜ける展開でした。

その後、レジスタンスゾーンを上抜けた後、押しが強く入ってサポートに到達しますが、あまり買いが入らずにサポートを下抜ける流れでした。

週報4

このサポートゾーンは下抜けるとしても、もう少し買いが入ってきても良さそうなサポートゾーンですが、それ以上に売りが強かったということですね。

つまり、押しの下降波がそれだけ強かったということですが、その理由はレジスタンスゾーン(H4)を上抜けた後、上位レベルの次のレジスタンスまで到達していたからだと思われます。

また、レジスタンスゾーン(H4)を上抜けているものの、日足では大きな上ヒゲで確定してしまっているんですね、、、

週報5

上の画像の一番高い高値からの下降波を日足レベルの調整波としてみた時の急所のレジスタンスゾーンの下限とも捉えられるレジスタンスに到達しています。

H4レベルでは現在、上昇トレンドに転換しているとダウ理論ベースでは捉えられます。

後は、このレジスタンスからの売り圧力よりもこのH4レベルの上昇トレンドの継続力が強いかどうかという攻防になる可能性が高いので、ここが注目点ですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報6

シンプルな押し目買いのトレードプランですね。

取引時間軸レベルでも上昇トレンドなので、押し目買いを狙うことは自然だと思いますが、ただ取り分け取引時間軸レベルで条件のよい形やエントリータイミングがあるという訳でもないトレードプランですよね。

今回は、環境面重視のトレードプランです。

先に、さらっとエントリーや損確などを見てみます。

週報7

下降調整波に3回叩いたちょうどよいレジスタンスがあるので、ここを上抜けたタイミングで買いエントリーなんかが良さそうですね。

他のタイミングでもよいですが、やはり出来ればFIBO50%まで引き付けてから入っていくのが良いと思います。

目ぼしいサポートまで引き付けていませんが、「FIBO50%確認+3回叩いたレジスタンス上抜け」の材料でも入りたい環境です。(環境面は下記)

損確や利確はいつも通りですね。

さて、環境面。

まずは下の画像を見てください。

週報8

H4レベルのレジスタンスゾーンで3回程圧力がかかっています。

このレジスタンスゾーンが注目されている証跡です。

そして、3回目の圧力でダブルトップのネックライン割れが発生していますが、これが「ダマシ」になって押し目買いが強く入ってきて、再度レジスタンスゾーンに突入する展開です。

急所のレジスタンスで少し押しが入るも、その後すぐに上昇していく買いが強い展開ですね。

この時点で、「いよいよレジスタンスゾーン(H4)を上抜けるかな?」という期待が大きくなります。

続きを下位で見てみます。

週報9

再度レジスタンスゾーン(H4)に突入した後、またダブルトップのネックライン割れが発生しますが、これも「ダマシ」で再度上昇していきます。

上昇していった上昇波がレジスタンスゾーン(M30)で一旦止まりますが、その後押し目買いが入って、レジスタンスゾーン(M30)を上抜けた上昇波に対しての押し目買いが今回の実戦例の場面だったんですね。

つまり、上位の流れから見ても注目度が高く何度もたたいたレジスタンスゾーン(H4)を上抜けようかという流れで、下位レベルでも「ダマシ」の展開からレジスタンスゾーンを上抜けていよいよぐいぐい伸びていくのでは?という期待が持てる場面だったという見立てです。

今回はレジスタンスゾーン(H4)を上抜けて、次のレジスタンスでしっかり止まってしまいましたが、もっと大きく伸びてもおかしくない場面です。

こういう伸びる期待が持てる場面では、取引時間軸で最低限の形は待ちますが、いつもより多少材料が少なくても積極的にポジションを持つのが結果的には吉となることが多いですね。

まとめ

『EURUSD』は注目度の高いレジスタンスゾーン(H4)をやっと上抜ける展開でした。

ですが、次のレジスタンスに到達して売り圧力がかかったタイミングで、日足が大きな上ヒゲで確定してしまったのが、上昇トレンド継続派からすると負の材料ですね。

今後は、このレジスタンスからの売り圧力とH4レベルの上昇トレンド継続派との攻防になる可能性が高いので、この決着が注目点ですね。

実戦例は環境面重視のトレードプランでした。

取引時間軸の押し目買いの形は絶好の形とは言い切れないですが、上記で解説した通り、予測した通りレジスタンスゾーンH4を上抜けの展開になってぐいぐい伸びた時の恩恵を考えれば、多少形が悪くても買いポジションを建てて勝負したい場面でしたね。

もちろん、トレーダーのスタイルの違いがありますので、勝率を下げて損益率を取りに行くようなトレードが合わない人は無理にすることはありません。

今回は次のレジスタンスでしっかり止まってしまいましたが、注目度の高い上位のチャートポイントを複数回叩いた後に抜けた後というのは、大きく伸びることが多い場面です。

そのぐいぐい伸びる前に、下位レベルでちょうどタイミングよくポジションを持てるような形がある時はトレーダーにとって好機と言えますので、積極的に入る価値があります。

FXは期待値の高いトレードを積み重ねることでしか継続的に利益を上げ続けることは出来ません。

ですが、期待値の高いトレードプランを建てられる場面を待つことがトレーダーの仕事と言えます。

そして、しっかり「待つ」ことも重要ですし、せっかく期待値が高い場面(好機)が訪れたなら逃さずしっかり「勝負する」というのも重要なんですね。

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