2020/7/13-17『EURUSD』チャート解説
2020年7/13-17の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、7/3-17の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
2週間程に渡って攻防が繰り広げられた日足・H4レベルのレンジにようやく決着がつきましたね。
H4下降調整波継続派にとっての急所であるレジスタンスゾーンで日足で上ヒゲになり、ギリギリ耐えていた前の週から、一度押し目を作ってサポートされてからの再突入でレジスタンスゾーンを抜けていく展開でした。
FIBOを引く位置を1レベル下げたとしても、やはりFIBO38.2%を満てない浅い位置からの押し目買い勢力が、徐々に本格化していって、レンジの攻防を制した形です。
H4レベルで『EURUSD』の上昇傾向が強いことを物語っています。
今後は、日足レベルの大きな高値をこの勢いで上抜けていけるのかが注目になります。
仮に日足・週足レベルの高値を抜けていく展開だとしても、ある程度の売り注文が入ってくると予測出来ますので、H1・H4レベルでの下降調整波が発生する可能性がありますので、注視していく必要があります。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
長く続いたレンジに決着がついた後の上昇を「押し目買い」が拾っていく狙いですね。
その手前の上昇波での押し目買いでも良いのですが、押しが少し浅かったので見送る判断でも良いと思います。
さて、下位レベルで見てみます。
下降調整波を急所のサポートゾーンまで引き付けた後、ダブルボトムのネックラインを上抜けたタイミングで買いエントリーするのは良さそうですね。
ここで入れなかった場合、上昇波が本格化した後に一度押しを作ってくれているので、この押しに対してさらに下位レベルで反転を捉えて買いエントリーするのも1案です。
損確は、安値のすぐ下に入れたり、サポートゾーンのすぐ下に入れたりというのが候補です。
利確に関しても、いつも通りですが色々あります。
実は、今回のトレード場面の高値はH4レベルの高値に到達した場面でもあるんですね。
なので、欲を出さずにレジスタンスゾーンに到達したタイミングで手堅く積極的に利確するのもアリです。
ですが、大きなレンジを上抜けた後なので、この高値を上抜けていくという想定でホールドするのもアリですね。
その場合、一応日足レベルでは天井圏ともいえる位置なので、高値を抜けた後ある程度伸びた後に、重たい形になってダブルトップのネックラインを抜ける展開になった辺りでは利確しておきたいです。
遅くとも、大きなダブルトップのネックラインの下抜けでは利確ですね。
まとめ
『EURUSD』は約2週間程、持ち合っていたレンジを上抜けることで決着がついた週になりました。
今後は、このレンジを上抜けた勢いで日足・週足レベルの高値を抜けていくのかが注目です。
上抜けていく展開だとしても、高値付近ではある程度の売り注文が入ってくると予測されますので、ここで発生する下降調整波に注視する展開になるのかなと。
ちなみに、この2週間ほどに渡ってレンジを組んでいたEURUSDですが、下位レベルに落とせば、しっかりトレンドが出たりしてました。
なので、しっかりトレンド方向に対してトレードをするという基本を守って、上位がレンジなので手堅く利確するスタイルであれば、利益は出せていたと思います。
環境にあわせて、ポジションを伸ばしたり、手堅く切ったりする判断って、やっぱり難しいですよね。
なので、トレード成績がまだ安定しないという人は、まずは手堅く利確していって「勝ちトレード」の感覚を重ねていくところから始めてみるのがおすすめです。
その中で、「ここはさすがに強気で伸ばしても良いのでは?」と思ったところから、伸ばしていくスタイルを混ぜていければという感じですね。
自分にストレスをかけないというのも、安定したトレードを積み重ねるのに重要な要素だったりします。