2021/5/3-7『EURUSD』チャート解説
2021年5/3-7の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、5/3-7の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週で日足レベルのレジスタンスゾーンに到達して下落反発があり、H1レベルでダウ安値を下抜けて下降調整に入った段階でした。
その後、下位レベルで何度か戻り売りが継続的に入りましたが、すぐにH4レベルのネックラインから押し目買い勢力が本格的に入ってきて、再度上昇していく展開でした。
FIBO38.2%程の浅い調整からの押し目買い勢力ですが、しっかり伸びて再度レジスタンスゾーン(D1)に突入していく展開でした。
このままレジスタンスゾーン(D1)を上抜いていけるのかが注目点ですが、この浅い展開からこのレジスタンスゾーンを上抜くとなると、EURUSDはかなり上昇力が強いなという材料ですね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
H4サポート上に下降調整波が下落してきた場面ですね。
サポート上で日足のローソク足が「下ヒゲ」で確定した後に、下降調整波を抑えていたトレンドラインを上抜けていきます。
これらの材料を持って、サポートからある程度の上昇反発は見込めるという予測のもと、買いポジションを建てるトレードプランです。
下位レベルで見てみます。
サポートに到達した後に緑色レベルの下降トレンドと上昇反発勢力の攻防になっています。
このレジスタンスを抜けると、緑色レベルの戻り売り失敗という絵が見えてくる重要なレジスタンスが出来上がっていますので、ここを上抜けたタイミングで買いエントリー。
この攻防によって、下降調整波を抑えていた「トレンドラインを上抜けた」という材料と「日足で下ヒゲ確定」という買いの材料が出てきていますね。
損確は下位レベルの押し安値候補のすぐ下やサポート(H4)のすぐ下などが候補ですかね。
利確も見てみます。
サポート(H4)からの上昇反発はFIBO38.2%程の浅い調整からの押し目買い勢力ですので、「再調整」のリスクがありますので、下降調整波を親波とした戻り売り勢力と戦うのを避けるのであれば、レジスタンスゾーン到達や下位レベルの反発を確認して手堅く利確というのが1案。
サポート(H4)からの上昇波に勢いがありましたので、決済ラインを移動させつつホールドして様子見というのも1案ですね。
まとめ
『EURUSD』は日足のレジスタンスゾーンに到達して下降調整波が発生していた場面でしたが、サポート(H4)に到達して早くも本格的に押し目買いが入ってきて、上昇して再度レジスタンスゾーンに突入する展開でした。
サポート(H4)からの上昇反発はFIBO38.2%程からの浅い調整からの押し目買いですので、このままレジスタンスゾーンを上抜けるようであれば、上昇力が強いことを裏付ける材料になりますね。
レジスタンスゾーン(日足)を上抜けることが出来るかどうかが注目点です。
実戦例はいつもより大きな時間軸レベルが取引時間軸のトレードプランでした。
トレードプランの核(コア)はサポート(H4)からの上昇反発力ですね。
FIBO38.2%程の浅い調整しか済んでいないので、バチンと入るのは難しい場面。
ですが、サポートに下降調整波が到達した後、「トレンドラインの上抜け」「日足の下ヒゲ確定」という材料が発生しますので、これで「サポート(H4)からのある程度の上昇反発はありそうだな」という風に上昇反発の期待値が向上しています。
この時点では下降調整波を一気に崩す程強い上昇波が発生するかどうかは分かりませんが、その後の経済指標の結果なども相まって強い上昇となりましたね。