2021/4/12-16『EURUSD』チャート解説
2021年4/12-16の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、4/12-16の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
日足のサポートゾーンからの上昇波がH4レベルのレジスタンスゾーンに到達して、上抜けられるかどうかが注目点でしたが、この週ではレジスタンスゾーンの下限からの売り圧力との攻防になり、この攻防を買い勢力が勝利して、レジスタンスゾーンの上限まで伸びる展開でした。
H4レジスタンスゾーンの下限からの売り圧力で、なんども押しが入る展開でしたが、きっちりサポートゾーンから買いが入る素直な展開で上昇トレンドが継続する流れでした。
ある程度伸びてきた状態でのレジスタンスゾーン下限到達からの横の展開だったので、これを勝利して伸びるということは、買い勢力は結構強いことが分かりますね。
さて、まだレジスタンスゾーンの上限を抜けていないので、今後は変わらずこのレジスタンスゾーン(H4)を上抜けられるのかどうかが注目点ですね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
レジスタンスゾーンに到達した後に横の展開になっている中、レジスタンスを上抜けた上昇波に対して押し目買いで買いポジションを仕掛けていくトレードプランですね。
ある程度横の展開になっていますので、「レジスタンス抜け」の材料から攻防の決着がついて、上にブレイクしていくのでは?という予測がベースになっていますね。
下位レベルで見てみます。
引き付けたいサポートゾーンまでは届いていませんが、十分深いところからダブルボトムが形成されてネックラインを上抜いていますので、このタイミングで買いエントリー。
また、その後にフラクタル構造的に小さいサイズで同じ展開が起きてますので、ここで同じようにレジスタンス抜けで買いエントリーもアリですね。
損確候補は、押し安値候補の下か、サポートゾーンのすぐ下が候補ですね。
今回は、一旦下に下落してからの上昇だったので、損確をタイトに攻めていた場合は損確になってしまっていますね。
利確についても見てみます。
下位レベルで小さなダブルトップを作ってネックライン割れしているタイミングで手堅く利確というのが1案。
その後、H&Sを形成してネックラインを下抜けてきているので、ここで利確するという案がありますね。
後は、レジスタンスゾーン(H4)の上限に到達しているはずなので、その付近で積極的に利確するのもアリですし、一応まだホールドするという案もあります。
レジスタンスゾーンH4の上限を上抜ける展開だったとしても、一度大きく押しが入ってもおかしくないエリアなので、ある程度のところで利確しておくのがおすすめですね。
まとめ
『EURUSD』はレジスタンスゾーン(H4)の下限で出来た横の展開の攻防を買い勢力が勝利して伸びる展開でした。
この展開からも、日足のサポートゾーンからの上昇勢力が結構強いことが分かります。
今後は、レジスタンスゾーン(H4)の上限を上抜いていけるのかどうかが注目点ですね。
実戦例は普通の押し目買いなんですが、実はそんなにおすすめできるトレードプランではありません。
というのも、米国経済指標を控えていたんですね。
そこそこ大きい経済指標ではありましたが、たいして動かないこともありますし、むしろ横の展開をブレイクする良いきっかけになったりすることもあります。
実際、今回も指標発表をきっかけにレンジを上にブレイクしていきました。
しかし、上に伸びる前に一旦下に振られたので、損確をタイトに入れるスタイルの場合は巻き込まれて損確になってしまっていたと思います。
この辺りが経済指標でポジションを持つデメリットですね。
なので、経済指標のタイミングではポジションを持たない方がベターだと思いますが、個人の経験上たいして動かない指標にたいしてはそこまで神経質になる必要はないのかなとも思っています。
まだトレード成績が安定していないような方は避けておいた方が無難です。