2020/11/16-20『EURUSD』チャート解説
2020年11/16-20の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、11/16-20の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH4レベルのレジスタンスゾーンの上限からの反発で押しを形成後に押し目買いが入り始めた状況でした。
この週ではH4レベルのレジスタンスゾーンの上抜けを目指して抜けていくかが注目点でしたが、レジスタンスゾーンの上限を抜ける前に、一旦再度押しが入るような展開でした。
レジスタンスで反発があったけど、サポートゾーンで買い支えて、レジスタンスゾーン(H4)の上抜けを狙った上昇波でしたが、レジスタンスゾーン(H4)を一気に上抜けることはできませんでした。
その後、中段のサポートゾーンで買い支えられる展開で再度上昇していますので、このままレジスタンスゾーン(H4)を上抜けてくれるのが一番素直な展開ですね。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
ダウ高値を上抜けた上昇波の押し目買いを拾っていくトレードプランです。
H4レジスタンスゾーンの上限で反発はあったものの、再度押し目買いが入ってレジスタンスゾーンを上抜けていくことを期待している勢力が居るだろうという予測が基になってますね。
押し目買いのエントリーの部分をM1まで落としてみてみます。
下降調整波のダウ高値抜けまで待ってもよいのですが、今回はもっと早い仕掛けの買いエントリーの案についてです。
押し目買いの本命のサポートゾーンまで引き付けた後、下位レベルでダブルボトムのネックライン割れが発生したので、このタイミングでの買いエントリー。
また、このネックライン割れを達成した上昇波を第1波とした時、一度戻り売り(第2波)を受け止めてからの、さらに下位レベルでのダウ高値抜けで第3波発生をイメージした買いエントリーなんかが1案ですね。
それぞれ、サポートゾーンからの上昇波発生をイメージしていますので、損確の基本としてはサポートゾーンのすぐ下あたりになると思いますが、ダブルボトムのすぐ下や下位レベルの押し安値候補に損確を設定するのもアリですが、損益率型になることは理解しておきましょう。
今回のエントリーは下降調整波のダウ高値を上抜ける前のエントリーなので、損益率型になりますが、ダウ高値の位置がトレード的に使いづらい時や、サポートゾーンからの上昇の展開に自信がある時などは、今回のような早仕掛けも案に上がってきます。
利確に関しても見ておきます。
上昇波の高値付近まで上昇して下位レベルでダブルトップのネックライン割れで手堅く利確するのもアリですね。
もちろん、このダブルトップのネックライン割れは高値抜けする前の押しを作るだけに過ぎず、再度押し目買いが入って上昇していくイメージに自信があればホールドです。
その後の上位レベルで次のレジスタンス到達で積極的に利確するのもアリですね。
その後の小さなダブルトップや大きなダブルトップのネックライン割れまで確認してから利確するのも1案。
さらに、根拠に使ったサポートゾーンは抜かれずにレジスタンスゾーン(H4)の上抜けを期待してホールドするのもアリですが、損益率型になることは理解しておきましょう。
まとめ
『EURUSD』は再度押し目買いが入ってきて、レジスタンスゾーン(H4)を攻め立てている状況ですね。
再度押しが入ってきましたが、サポートゾーンでの買い支えもあり、もしかしたら少しの横の展開になるかもしれませんが、上抜けてくれたら素直な展開ですね。
もう一度攻防から下抜けるような展開だと、少しややこしい展開になりそうです。
さて、実戦紹介については、「早仕掛け」の買いエントリーの紹介でした。
押し目買いの場合、下降調整波の急所を抜けてから買いポジションを建てたいところですが、下降調整波の形次第ではそこまで待ってしまうと割りが悪い時もありますよね。
注目度の高いサポートゾーンまで引き付けて、そのサポートゾーンからの上昇反発に自信があれば、小さな材料を確認して早目に仕掛けるのも1案です。
もちろん、「勝率型」というよりかは「損益率型」になりやすい傾向があることは理解しておきましょう。