2020/10/19-23『EURUSD』チャート解説
2020年10/19-23の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、10/19-23の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週では上位時間軸のそれぞれの圧力を受けての攻防がH1レベルで形成されていました。
ポイントは「日足の上昇トレンドの押し目買いがすでに本格化しているのか?」という点ですね。
この攻防は買い側が勝利して、上に伸びていく展開でした。
この攻防を買い側が勝利したことをまずは素直に受け止めると、日足レベルでの押し目買いがすでに本格化して始めているという材料ですね。
H4レベルのレジスタンスゾーンは一気には抜けられず、上限で再度調整に入りましたが、ここまでの展開をH1レベルで詳細に見てみます。
H1レベルの攻防を買い側が勝利して上抜けた後、次のレジスタンスゾーンに到達して下降反発が入ります。
しかし、強い下降反発は入らず、だいぶ浅いところから押し目買いが入って、伸びていく強い展開でした。
その後、H4レベルのレジスタンスゾーンに再突入して、上限で反発して調整に入ります。
サポートゾーンで再度買いが入ってきて、上昇波が再開しますが、めぼしいレジスタンスでほとんど売りが入ってこずに、ぐいぐい上昇していく強い展開でした。
これらの材料からも、現状『EURUSD』は買い目線なのかなと。
後は、H4レベルのレジスタンスゾーン、ないし注目度の高いレジスタンスを上抜けていくかが今後の注目点になりそうですね。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
レジスタンスゾーンを上抜けた展開の中、押し目買いを拾っていくトレードプランですね。
下位レベルでも見てみます。
押しで入った下降調整波がFIBO50%程のところで、トリプルボトムのような形から上昇反発したタイミングで買いエントリーしていくのもアリですね。
今回は、その後高値付近のレジスタンスゾーンからの売り圧力を一旦確認して、再度サポートゾーンで受け止めて下位レベルで上昇トレンドに転換したタイミングで買いエントリーというプランです。
その後に、ネックラインがレジサポ転換として機能して、上昇反発を確認したタイミングで買いエントリーもアリですね。
損確候補は基本は押し安値候補のすぐ下辺りですが、レジサポ転換を確認した後のエントリーであれば、レジサポ転換したサポートラインを損確に使うのも候補ですね。
利確に関しては、手堅く高値付近で積極的決済をするなら損益率1程度ですね。
その後にダブルトップのネックラインを割った辺りで利確するのも候補ですね。
また、上位の他のレジスタンスで利確したり、もちろんホールドしておくのもアリですが、上位の環境的にはH4レジスタンスゾーンの中に突入している状況なので、あまり楽観的にホールドするのは微妙な場面なのかなと。
今回は、H4レジスタンスゾーンの上限付近での利確が結果的には最適解でした。
まとめ
『EURUSD』はH1レベルの攻防を買い側が勝利して、上昇していく展開でした。
日足レベルでの上昇トレンドの押し目買いの本格化が始まっているという材料が増えた状況ですね。
H1レベルでも見ても、上昇の強い展開が確認できますので、大きな売り材料が出てくるまでは、押しが入りつつもサポートされて、レジスタンスゾーンを上抜けていく展開という見方で良いのかなと。
実戦紹介は、押し目買いの場面ですが、一度売りを確認して、再度吸収を確認してから買いポジションを建てるというのがポイントでした。
もちろん、早目に仕掛けておくのもアリですが、下降調整波の戻り売り勢力の吸収も確認してから買いエントリーすれば、より安心して買いポジションを持てますね。
毎回、そのような展開になってくれるとは限らないので、早目の展開で試し玉を持っておくのはありですが、よりトレーダーに都合の良い形がその後に訪れたら、増し玉をするタイミングですね。