2021/12/27-31『EURUSD』チャート解説
2021年12/27-31の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、12/27-31の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
『EURUSD』は数週間に渡って大きな攻防が続いています。
週足のサポート由来の買い勢力と、H4レベルの下降トレンド継続支持派による売り勢力との攻防ですね。
基本的に、この週もこの大きな攻防の中という点に違いは無かったのですが、少し攻防の決着に兆しが見えたかなという感じですね。
大きな攻防の上限付近でピンク色の攻防が出来上がって、この攻防を売り勢力が勝利して下降波が発生しています。
大きな攻防の流れからすると、この下降波が今度は大きな攻防の下限付近まで伸びるというのが自然な流れでしたが、この下降波が伸びずにダマシのような展開で再度大きく上昇していく流れでした。
ピンク色の攻防のエリアを上抜けた上昇波に対して、そろそろ大きな攻防に決着が付くかもという期待が乗っかり、押し目買いが入ってくる展開でした。
今後は、この強い上昇の展開そのままに、大きな攻防の上限を上抜いていけるかどうかが注目点ですね。
H1レベルの押し目買いが失敗に終わってしまうと、また大きな攻防の中に戻ってしまう展開です。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
上の画像のピンク色の攻防で、何度も買い支えられている重要なサポートを下抜けた下降波に対して戻り売りを狙っていくトレードプランですね。
ピンク色の攻防を下抜けたというだけでなく、上位環境として、大きな攻防の上限に到達した場面なので、大きな攻防が続くのであれば、ここから下落反発して大きな攻防の下限に向かっていくことも期待できる場面なので、売りを狙っているわけですね。
下位レベルで見てみます。
レジスタンスに引き付けて、反発を確認して売りエントリー。
また、Wトップのネックラインの下抜けまで確認して売りエントリーという案もアリですね。
損確候補は、戻り高値候補の上や親波の高値の上などが候補ですね。
利確も見てみます。
トレードプランを立てた時に、上位環境として大きな攻防の上限に到達して出来あがった攻防を下抜けた場面なので、素直な展開であればそのまま大きな攻防の下限付近まで伸びる展開をイメージしています。
なので、積極的利確をする場面はもう少し先になりそうですが、手堅く利確するなら下位レベルで戻り売りが失敗に終わって強く上昇してきた場面で利確。
また、その後戻り売りが入らずに、レジスタンスを上抜けてしまった場面では遅くとも微損でも撤退した方が良さそうですね。
まとめ
『EURUSD』は、まだ大きな攻防の中ではありますが、大きな攻防の上限付近で強い上昇の展開を見せて、上限ギリギリを攻め込んでいる状況ですね。
この強い上昇の展開のまま、大きな攻防の上限を上抜いていけるのかどうかが注目点ですね。
実戦例は、大きな攻防の上限からの下落反発する展開をベースに、下位レベルのピンク色枠の攻防を下抜けた下降波に対して戻り売りを狙ったトレードプランでした。
戻り売り自体は入ってきて、親波の安値を下抜けていく展開まではイメージ通りですが、そのまま大きな攻防の下限付近まで伸びる素直な展開にはならず、ダマシのような展開から再度強く上昇していく流れでした。
上位環境で立てたシナリオが外れた感じですが、そもそも大きなレンジの中の展開ですし、予測していたシナリオが外れることは全然あります。
そんな時に、根拠を使って微損なりで撤退出来ていれば上出来ですね。
もっと悪ければ、エントリー直後から逆行して全損という可能性だってあるわけですから。
上位環境のトレンドに自信がある時などは、決済のタイミングを引っ張って粘るのも功を奏することがありますが、そこまで自信のある環境でなければ、撤退を促すような負の材料が出た時には、無理をせずに撤退するのが吉だったりします。