2020/12/14-18『EURUSD』チャート解説
2020年12/14-18の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、12/14-18の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週でH4レベルの上昇トレンドに対して押しが入っていた場面でしたね。
前の週の終わりで押し目買いが入り発生した上昇波に対して押し目買いが続いて、高値抜けをしていくかどうかが注目点でしたが、押し目買いが続いて高値抜けをしていく素直な展開でした。
基本的には、時々押しが入るも押し目買いが続いて、サポートが効いてサポートゾーンが出来上がって価格が上昇していく、上昇トレンドの典型的なパターンでしたね。
高値抜けした後、一旦深く押しが入るも、強いサポートゾーンで再度買い支えられて強い上昇を見せてから、売り方がだいぶ撤退して、ぐいぐい伸びていく展開でした。
さて、個人的にファンダメンタルズ分析は得意ではないので状況は不明ですが、EURUSDの上昇力が強いのは明らかですね。
ですが、週足レベルで強い下降反発が起きてもおかしくない水準に到達しました。
また、年末に入り取引量が減ることもあり、動きが読みづらい期間に入りそうです。
実戦紹介
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
上位の環境が上昇トレンドなので、素直に押し目買いを拾っていくトレードプランですね。
早速、下位レベルで見てみます。
急所のサポートゾーンまで引き付けたので、下ヒゲの確認などで買いエントリーするのも1案ですが、今回は押しの下降波が強いので慎重に確認した方が良いかもしれませんね。(結果的には下ヒゲ確認の方が良いエントリータイミングになってはいますが、、、)
右ボトムが少し下がった形ではありますが、ダブルボトムを形成するイメージで、右ボトムをさらに下位のM1レベルで見るとしっかりダブルボトムを形成してネックラインを割るタイミングがありますので、積極的に仕掛けるならこのタイミング。
M5レベルでダブルボトムのネックライン割れを確認して買いエントリーもアリですね。
損確はダブルボトムの底値の下か、サポートゾーンの下が候補ですね。
さて、利確も見てみます。
押しを形成した下降波の急所のレジスタンスゾーンと戦うかどうかが利確タイミングを大きく分けることになりそうですね。
手堅くこのレジスタンスゾーンで利確してもよいですし、ホールドしていたけれど、レジスタンスゾーンが思いのほか強いことを確認した後に手堅く利確しても良いと思います。
もちろん、上位が上昇トレンドで高値抜けして伸びていく期待は十分持てますので、ホールドしておくのもアリですね。
ホールドしていた場合、激しい攻防になったので、損確をタイトに設定していた場合は途中の下降波で損確になってしまっているかもしれませんね。
高値を上抜けた後、また下げ始めたところで利確してもよいですし、上位の次のチャートポイントまでホールドでもアリだと思います。
まとめ
『EURUSD』は最近明らかに上昇力が強いという感じですね。
ですが、週足レベルで強いレジスタンスゾーンに到達しましたし、年末で取引量が減っていることからも、少し読みづらい展開に入るかもしれませんね。
実戦紹介の場面は、上位の環境が上昇トレンド中なので、押し目買いを狙うのは悪くはない選択ですね。
ただし、到達しているチャートポイントが到達目標になり得る可能性はあったので、高値抜けをする直前のM15レベルなどで確認できるレジスタンスゾーンが思いの他強い抵抗になったのだと思います。
なので、このレジスタンスゾーンとの闘いをさけて早目の利確をしたり、横の展開になったのを確認した後に手堅く利確するという判断も良かったと思います。
今回は、結果的には伸びていったので、手堅く利確した場合は損をした気分になるかもしれませんが、最適な利確というのは毎回出来るものではないので、割り切ってしまって良いと思います。
まあ、そもそも年末に入り値動きも不安定になりやすい時期なので、そろそろ無理にトレードをしなくても良いのかなという感じですね。