2021/10/18-22『EURUSD』チャート解説
2021年10/18-22の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、10/18-22の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
前の週から発生したH1レベルの上昇トレンドの強さが注目点でしたが、レジスタンスゾーンを上抜けていく展開でした。
これまで下げてきたH4レベルの下降トレンドの調整局面に入った考えられます。
H4レベルのレジスタンスに到達して、早速攻防になっています。
H4レベルの戻り売り勢力との攻防になっていますが、H4レベルの戻り売り勢力と考えるとFIBO38.2%程の浅いところからの勢力。
H1レベルの上昇トレンドが攻防を制して上抜けていく展開は十分あり得ますし、攻防を下抜けても急所のサポートゾーンを下抜けるまでは、H1レベルではまだ上目線でも良さそうですね。
攻防をH1レベルの上昇トレンドが制して、H4上昇調整波の調整が深く進んでいく展開が素直ですが、それまでのH4下降トレンドが強かった為、浅いところからの推進波再開もあり得ます。
ですが、縦・横の調整不十分でいきなりズドンと落ちるよりかは、少なくとも横の調整を作ってからにはなることが多いので、下抜けていく展開でもH1レベルのサポートゾーンからの買いなどを見ておく必要がありそうですね。
今後は、H1レベルの上昇トレンドの調整が進むか、下降推進波(H4)再開のきっかけとなるようなシグナルが発生するかどうかが注目点ですね。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
高値付近レジスタンスゾーンとの攻防を制して、上抜けることに成功した上昇波に対して、押し目買いを狙っていくトレードプラン。
直前の上昇波も、注目度の高いサポートを下抜けた直後に再度抜き返して「ダマシ」の展開を作っています。
下位レベルで見てみます。
サポートで買い勢力が入ってきたところがありますが、FIBO50%程でまだ買いエントリーの根拠としては弱いです。
ですが、その後「横の展開」を作ってくれましたので、これを上抜けたという材料を追加で確認して、買いエントリーですね。
損確については、エントリーに使ったレンジの下限の下やダウ安値の下などが候補ですね。
利確についても見てみます。
H4レベルのレジスタンス到達付近で積極的に利確する案。
もしくは、レジスタンス到達後に各種サポート下抜けで利確する案がありますね。
到達したレジスタンスからの下降波はH4レベルのFIBO38.2%程の浅い展開からの戻り売り勢力によるものなので、損確を下抜けずに攻防を制してさらに上昇していくという狙いでホールドという選択肢もあります。
その後、大きな攻防に発展してますので、この攻防のゾーンの下限付近に決済ラインを移しても良いと思います。
まとめ
『EURUSD』はH4レベルの上昇調整波の局面に入っています。
H4レベルの下降トレンドのFIBO38.2%程のレジスタンスに到達して攻防が出来上がっていますので、調整がさらに進むのか、横の調整などを作って推進波が再開するのかが注目点ですね。
実戦例は押し目買いのトレードプランですが、ポイントは直前の「ダマシ」の展開ですね。
攻防になって出来上がったゾーンの下限を一度下抜けたにも関わらず、すぐに押し目買い勢力が入ってきて、ゾーンの中に戻り、また小さな攻防を2つ制して、レジスタンスゾーンを上抜けて決着をつけた上昇波に対しての押し目買いでした。
なので、トレード場面も注目度の高いサポートに引き付けられたわけではなく、FIBO50%程しか調整していませんでしたが、「強い展開」も考慮に入れての買いエントリーということですね。
「ダマシ」→「攻防も勝利」という流れから高値を上抜けて次のレジスタンスまで伸びていく期待を持てたわけです。
決着が付いた直後の波やぐいぐい期は伸びていく期待から、調整が浅いところからでも推進波が再開する傾向がありますので、FIBO50%程から買いエントリーで入っていったわけですが、少なくともFIBO50%程までは調整が進むのを待ったのと、小さいレンジの上抜けという材料も追加確認できたので入ったという感じですね。
伸びることが期待出来る場面で入りたいわけですが、早すぎても遅すぎても上手くいかなかったりします。
その展開ごとに早すぎず、遅すぎずのタイミングをいかに捉えられるかがトレーダーの腕の見せ所です。