2021/12/20-24『EURUSD』チャート解説
2021年12/20-24の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、12/20-24の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
『EURUSD』は数週間に渡って大きな攻防が続いています。
週足のサポート由来の買い勢力と、H4レベルの下降トレンド継続支持派による売り勢力との攻防ですね。
この週も、結局この攻防に決着が付かずに攻防のゾーンの中を上下する展開でした。
攻防の下限となっているサポート(H1)に到達して、やはり上昇反発。
その後、攻防の上限に到達した後も、やはり下落反発という、攻防になかなか決着が付かない展開。
その間に、攻防の中間付近で戻り売り勢力が入って来て、下位レベルでWトップを形成して、そのネックラインを下に抜くという展開がありましたが、結局勢いが出ずにダマシのような展開から、攻防の上限を目指す流れでした。
今後は、やはりこの大きな攻防に決着がつくのかどうかが注目点ですね。
攻防が始まった前半とは違い、横の展開を作ってきましたので、下に抜ければ素直に伸びていく展開は十分あり得そうですね。
ですが、上に抜けた場合は、上位の戻り売りが待ち構えていますので、注意が必要な展開になりそうです。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
数週間に渡って出来上がっている大きな攻防。
その下限に到達した場面ですね。
強い下限ですので、また反発上昇することが期待出来ますので、その反発上昇を拾うようなトレードプランですね。
下位レベルで見てみます。
サポート(H1)に到達した後に上昇波が発生していることで、この大きな攻防の下限の水平線を見ている相場参加者がいることが確認出来ます。
この上昇波の確認でエントリーするトレーダーもいると思いますが、今回はもう少し慎重に見てみます。
その後、緑色レベルの戻り売りがやはり入って来て再度下落する展開になりますが、サポート(H1)からの上昇反発を由来とした買い支えもあり、攻防になります。
その攻防を上に抜けることで、緑色レベルの戻り売り失敗の絵になり、いよいよ買い勢力が強いなと確認が取れたタイミングで買いエントリー。
損確候補は、下位時間軸の上昇トレンドが崩れるダウ安値の下や、根拠としたサポート(H1)の下に入れる案などがありますね。
利確についても見てみます。
サポート(H1)からの上昇反発後、大きな下降波を親波とした戻り売り勢力が張ってきた場面。
小さなWトップのネックライン割れや、大きなWトップのネックライン割れで利確するという案。
もちろん、大きな攻防の上限付近まで再度上昇していくことを期待してホールドするのもアリですね。
まとめ
『EURUSD』は以前、大きな攻防の中を上下するような展開ですね。
この大きな攻防を抜けるかどうかが注目点なのも変わらずですね。
実戦例は、攻防の下限からの反発にポジションを乗せるようなトレードプランでした。
明らかに攻防になっている時は、攻防のレンジの中腹くらいでポジションを持つよりも、端から狙っていった方が効率の良いトレードになることが多いですね。
今回の実戦例も、攻防の下限で再度反発することを期待したトレードですが、どのタイミングでエントリーをするかはトレーダーによって違いが出るところだと思います。
攻防の下限となっているサポート到達でバチンと入って、損確にマージンを取るようなスタイルもあれば、今回のようにある程度確認をしてから入っていくスタイル。
どちらもスタイルの違いではありますが、トレードの根拠は同じわけです。
攻防の下限となっている「強い水平線での反発」をトレードプランの核にしています。
自信のある波、自信のあるチャートポイントをテクニカル分析によって見つけ出すことが期待値の高いトレードプランを立てる重要なポイントだったりします。