FX技術を向上させるコツはこの3ステップ【#10】

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FX技術向上のステップ

FXのトレードについて大枠をざっくり学んだところで、これからどのようにFX技術を向上させていけばよいのかについても書いておこうと思います。

まあ、勉強が得意な人にとっては「当たり前でしょ」っていう部分もありますが、かなり多くの人が陥ってしまう罠についても書いてます。

まずは、FX技術向上のステップについて大まかに紹介。

STEP①「勉強」・・・まずは「期待値の高い」トレードをする為にも、必要な情報を「知り」、それらを正しく「理解」することが重要です。それらの情報を得る時には「取捨選択」することが大事。

STEP②「練習」・・・STEP①で得た「知識」を基に、デモトレードや少額のリアルトレードを実践してみて、「期待値の高い」トレードが出来るように練習する。自分のトレードシステムの構築。

STEP③「実戦」・・・STEP②で確立したトレードシステムで実際のリアルトレードを実施する。

次は、このFX技術を向上させるコツである3ステップのそれぞれについて詳細に説明します。

FX技術向上のコツ 3ステップ

「STEP① 勉強」

「期待値の高い」トレードをする為には、やはり「情報」が必要です。

ですが、ここで「勝率90%以上の必勝法」とか「月間○○PIPSを誰でもゲットできる手法」とか、そういう類の情報を追いかけるのはおすすめしません。

すべての情報が怪しいとは言いませんが、少なくともその情報の真偽を見極められるだけのトレーダーになってから、吟味しても遅くはないと思います。

その為にも、勝てるトレーダーに共通している部分の「知識」を得ることを優先することをおすすめします。

FXに関する情報を取得する時の重要なポイントは「取捨選択」です。

これ、すごく大事です。

現在、ネット上にはFXに関する情報がとても多く存在しますが、昔と比べて情報が豊富であるというメリットもあれば、どの情報を信じればよいか分からないというデメリットでもあります。

大事なのは、「論理的であるか」という事です。

FXで継続的に利益を上げ続ける為には「期待値の高い」トレードが必要です。

短期的に勝つだけであれば「運」だけでも可能ですが、長期的に利益を上げ続けるには「論理的な根拠」で構成された期待値の高いトレードを繰り返すことが重要なのは数学が得意な人であれば、すぐに分かることだと思います。

なので、ネット上で書かれているからと言ってすぐに鵜呑みにするのではなく、「論理的」であるかどうかを自分で判断して「取捨選択」することが大事なんです。

書かれていることが論理的であり、自分が納得できる情報であれば、もちろんこのサイトでなくも構わないわけです。(※そもそも、このサイトの情報が論理的に考えて納得出来ないのであれば、取り入れる必要はありません)

また、FXに関する情報の多くは「トレード」についての情報になります。

この時に、得ようとしている情報が何に関しての情報なのかを常に整理する癖をつけると良いです。

「トレード」に関しての情報は色々なワードで書かれていますが、そのほとんどが「トレンド」「チャートポイント」について、またその「使い方」「考え方」についてです。

少しおさらいですが、期待値の高いトレードをする為に、トレーダーは「チャート分析」をします。

「チャート分析」とは「トレンド」「チャートポイント」を把握して分析することが基本です。

なので、情報を得ようとする時には、実際の自分のチャート分析に組み込むとしたらどのような感じになるのか?という想像力を働かせて、また整理しながら情報と接するのがコツです。

なんでもかんでもFXに関する情報をただただ知っていくという作業は、「知識が増えている」という満足感とは裏腹に「色々情報は入手したけれど、それで結局どうすればいいの?」っていう状態になってしまいがちです。

次のSTEP②の話にもなりますが、STEP②で苦労することになりがちということですね。

実際の自分のチャート分析にどの知識が必要で、どの知識が不必要なのか、どの知識をどう使うのか?

もちろん、STEP①の時点で完璧に整理されているのは無理がありますし、STEP①とSTEP②は結局行き来をするのですが、なるべくSTEP②を意識して、頭の中を整理しながらSTEP①を進めるのが効果的な勉強法です

また、このように整理して勉強を進めることが、正しい「理解」に繋がります。

正しく「理解」出来ていないと、せっかくの情報や理論も意味をなしません。

 

「STEP② 練習」

とにかく1番大事なプロセスが、このSTEP②の「練習」ですね。

STEP①で得た「知識」は、まだ知識に過ぎず、これを「技術」に昇華する必要があります。

いわゆる「知ってる」と「出来る」は違う、というやつですね。

なので、とにかくまずは実践してみるということが大事です。

ですが、いきなりリアルトレードをするのではなく、間にこの「練習」というSTEPを挟むのがコツなんですね。

この練習には「デモトレード」が最適です。

「デモトレード」とは、現実のお金を投入せずに、疑似的にトレードをすることです。

ちなみに、FX業者も「デモトレード口座」という感じで提供してくれていますが、ラプラスFX的にはこれはあまり推奨していません。

FX業者のデモ口座を使ったトレードは、単純に現実のお金を投入しない疑似トレードというだけであって、リアルチャートを用いるので、経験値を得るスピードが遅いんです。

ラプラスFXで言うデモトレードとは、「過去チャート」を用いたデモトレードのことを基本的には指しています。

STEP②はあくまで「練習」なので、出来れば効率的に練習したいですよね。

「過去チャート」を用いれば、時間の進みを何倍・何十倍・何百倍にも出来るので、それだけトレードの経験値を得られるスピードが早いということです。

リアルチャートを用いたトレード経験も並行して進めたいのであれば、デモ口座ではなくリアル口座でメンタル負荷がほとんどかからない「少額」に抑えたトレードがおすすめです。

さて、MT5等の通常のチャートの過去の部分を使ってデモトレードをするのは、マルチタイムフレーム分析をする上で、先(※答え)を見ないようにデモトレードをするのが大変です。

なので、お金に余裕のある方は有料の「ForexTester4(フォレックステスター4)」や、無料の「Trade Interceptor(トレード・インターセプター)」などのデモトレードツールを使うことを推奨します。

デモトレードツールを使うことで、過去のチャートの時点に遡り、右側が存在しないリアルチャートのような状態でチャート分析が出来ますので、よりリアルトレードに近い環境で練習出来ます。

また、ほとんどのデモトレードツールにある機能ですが、手動でチャートを先送りしたり、またその速度を何十倍・何百倍にも出来るので、トレード経験を効率的に積むことが出来るのが大きなメリットです。

上記以外のデモトレードツールでももちろんOKですが、

 過去チャートを使用出来る

② 早送り・早戻し」機能がある

③ マルチタイムフレーム分析が出来る(※複数の時間軸を見れる)

 水平線を引く機能がある

という4点を最低限でも備えたモノにしましょう。(※まあ、ほとんどの場合備えているはずですが、、、)

デモトレードツールには、注文機能や取引記録を管理出来るものがありますが、個人的にはこれらは重要視していませんので、各自のお好みで良いと思います。

さて、デモトレードではSTEP①の知識を基に、「期待値の高い」トレードを目指すわけですが、ただ闇雲にデモトレードをすればよいわけではありません。

意識したいポイントがいくつかあります。

まず1つが「データを取る」ことです。

データをしっかり取ることで、行っているトレードが「期待値の高い」トレードかどうかを判断することが出来ます

トレードを後々改善する為にも取得するデータの種類は多ければ多い程良いですが、データの取得が煩わしくて、デモトレードをすること自体にストレスを感じてしまっては意味がないですよね。

なので、まずは最低でも「勝率」「損益率」が把握出来るように、データを取得することを心がけましょう。

トレード件数がしっかり集まれば、「勝率」と「損益率」から「期待値」を算出することが出来ますので、そのトレードを続けていって「継続的に利益をあげる」ことが期待できるのかどうかが判断できますね。

FX用語解説「大数・勝率・損益率・期待値」
ラプラスFXの用語解説。「大数・勝率・損益率・期待値」について説明。FXトレードは「確率」の世界とは切っても切れない運命。「数字」を通して、自らのトレードと常に向き合うのもトレーダーの仕事なんです。

数学的には統計学の分野になりますが、やはり分母となるトレード件数は多ければ多い程、データの信頼度が高まります。

最低でも「50回」程はトレードを実施して、データを取ってから検証したいです。

次に、意識したいのは「1つの手法に絞る」ことです。

デモトレードに慣れれば、複数の手法を同時に実施しながら、データを取得することも出来なくはないのですが、FX初心者はまずは「1つの手法に絞って」データを取得して、検証を進めていくのがおすすめです。

50回分のトレードデータが集まっても、その中に別の手法のデータが混じってしまっていては、そのデータの信頼度が下がってしまい、「良い」のか「悪い」のか、判断がつかなくなってしまいます。

ステップアップ1

上の画像はあくまで例ですが、自分のトレードの中の何が良くて何が悪いかをハッキリさせる為には、FX初心者は1つずつ検証していく方が良いでしょう。

そして、次に「なるべく長い時間軸」でトレードすることです。

他の記事にも書きましたが、簡単には「長い時間軸の方がトレード難易度は低くて、トレード機会が少なく、短い時間軸の方がトレード難易度が高く、トレード機会が多い」という特徴があります。

ただし、デモトレードの場合は時間の進みをコントロール出来ますので、長い時間軸の「トレード機会」が少ないというデメリットは解消出来ます。

なので、FX初心者はまずは「長い時間軸」を取引時間軸にして、デモトレードを始めるのがおすすめです。

考え方やチャート分析の仕方は悪くないのに、「短い時間軸」の難易度の壁を越えられずに成績がなかなか出ずに、そもそもの考え方やチャート分析の理論が間違っているのでは?なんて方向に行くと、迷子の始まりですね。

また、デモトレードとはいえ、成績がなかなか出ないと、楽しくないですよね。(笑)

何事もやはり楽しくないと続かないので、初めは長い時間軸を取引時間軸にして、デモトレードをするのがおすすめです。

もちろん、長い時間軸でトレードしたからといって、簡単に最初から成績が出るわけではありませんが、、、

では、最後に意識したいのが「PDCAサイクル」です。

これは、STEP②だけの話ではないですが、とても重要です。

そもそも「PDCAサイクル」とは?

ネットで検索すれば、詳しい解説がたくさんありますので、そちらに任せたいですが、簡単に説明すると「Plan(計画)」→「Do(実行)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」→「Plan」→「Do」→・・・(以下繰り返し)という「物事を改善していく流れ」のことです。

PDCA1

よくビジネスシーンで使われるワードですが、何事においても「上達」する為に必要な要素です。

FXにおいても言えることです。

最初から、「自分のトレードシステムのここを変えてみたら?」なんていう発想には至らないと思いますが、勉強とデモトレードを繰り返すうちに、自分なりの課題が見えてくるはずです。(※課題が浮き彫りになるようなデータの取得方法が理想ですね)

いつも結局伸びていく方向感は当たっているのに、損確がタイト(狭い)過ぎて、取り逃してしまう・・・

では、損確をいつもよりもう一つ後ろの根拠に設定してみよう。

なんて感じに、自分のトレードに対して常に「どこが悪くて、どこを改善出来るか?」という意識で向き合うことが大事です。

コツとしては、自分がやろうとしているトレードを常に「明確」にしておくことです。

自分がやろうとしているトレードがふわっと曖昧な状態だと、課題も捉えきれず、データの取得さえままなりません。

これは、FXの上達において、すべての過程で言えることです。

FXの成績を安定させる為に、「自分は何が出来ていて、何が欠けているのか?」という目線を常に持つことが大事です。

スポーツ選手なんかも、常に自分のプレイや弱点を見つめて、ストイックに改善し続ける意欲のある選手が1流になっているのだと思います。

FXトレーダーも同じように、PDCAを回す意識を常に持ちたいですね。

そして、STEP②に関して、口酸っぱく言いたいことが「努力」が大事だということです。

どんな分野でも、とかく「努力」というのは大変なので「出来ればしたくない」と敬遠されがちですよね。

FXトレーダーも、ご多分に漏れず、この「地味な努力を避ける」という罠にハマりがちなんです。

しかも、FX業界には「この必勝法で楽して勝てる」とか、「この手法を知るだけで、誰でも月間○○PIPS獲得」とか、そういう甘い誘惑がはびこっています。

僕は少し特殊ですが、MT5のカスタムインディケーターをこねくり回すという罠に1年以上はハマっていました。

僕が罠にハマったのも、基本的な理由は一緒です。

地味な努力をせずとも、上手くいく情報さえ掴めば、すぐにでも勝てるようになるのでは?

だって、勝ってる人と同じ手法を知っていれば、同じようにトレードをすれば同じように勝てるでしょ?

つまり、「情報」が一番の重要なファクターだと思ってしまっていたんですね。

例えば、サッカー経験の無い人が居るとします。

その人に、リフティングの仕方を教えてあげます。

「ボールが落ちてくる時に、ボールの芯を自分の足の甲の平らな所と水平になるようにして、真上に蹴り上げる、これを繰り返すだけだよ」

はい、文章にするとこれだけです。

この人は、リフティングの「正しい仕方」の「知識」を得ました。

FXと違って、内容も簡単なので、正しく「理解」も出来ているでしょう。

はたして、この人は「知識」を得ただけで、すぐにリフティングが1万回出来るようになるでしょうか?

リフティングをした事が無い人は、せっかくなので上の「知識」だけで実際に試してみてください。(笑)

答えは、いわずもがな、「練習が必要」ですよね。

どのくらいの練習が必要でしょうか?

それは、「その人が出来るようになるまで」ですね。当たり前ですが、個人差があるんです。

ある人は、3日間で出来るようになるかもしれないけど、ある人は100日間かかるかもしれません。

けど、やるしかないんです。

100日間かかる人は、100日間やれるかどうかなんです。

20日目くらいに、「すぐにリフティングが1万回出来るようになる必勝法があるよ」って言われて、飛びついてしまっては「FX迷子」の始まりです。

でも、逆に考えてみてください。

努力していれば、リフティングが1万回出来るようになるのであれば、「努力すればいいだけ」じゃないですか。

ただ、FXの場合も同じですが「何日間努力すれば、必ず出来るようになる」という保証が無いんですよね。

なので、そもそも「努力」することが敬遠されがちなうえに、「努力」してもいつ出来るようになるか分からないという不安感から、甘い罠に陥りがちだと言うことです。

結局、何が言いたいかと言うと、それくらい「努力」という、このSTEP②は重要であり、必要不可欠なSTEPだということなんです。

遠回りを経験して「楽してはやっぱり上手くいかないぞ」って肌で感じて、やっと「努力するしかないのか」と悟れた人。

もしくは最初から「後には退けない」背水の陣を敷いている人。

その様な、努力することを「覚悟」出来た人がFXで継続的に利益をあげることに到達できるのかなと。

僕は、前者でした。

まあ、中には飛びっきり優秀で、なんとなく取り組んでいたのに、FXで生き残っている人もいるかもしれませんが、間違いなくマイノリティーです。

ほとんどの人にとっては、このSTEP②の「努力」は重要であるという認識で良いと思います。

ちなみに、「デモトレード」に関しては、これだけでも掘り下げれば色々ありますので、また別の記事に書いておきます。

 

「STEP③ 実戦」

実は、STEP③に関して書くことは、そんなに無いんです。

しっかりSTEP②で、実力が付いていれば、後はもう少しです。

ただし、この「後もう少し」が人によっては、結構高いハードルだったりします。

それが、「現実のメンタル負荷」です。

デモトレードで、結果が出せるようになっていれば、基本的には同じようにリアルトレードでもやるだけです。

もちろん、デモトレードとリアルトレードでの違いがいくつかあります。

取引ツールが違う

トレード時間帯(※デモトレードのやり方次第)

経済指標などのファンダメンタルズ要因

現実のお金の増減がある

①③などは、すぐに慣れると思います。

②も、必要があればデモトレードを実際にトレードする時間帯に絞ればよいです。(※トレード手法の特性などによります)

やはり、④が一番のポイントになります。

デモトレードとは違い、本番のリアルトレードでは、「現実のお金の増減」が発生するのですが、これがどのくらい影響を及ぼすのかは、やはり人の性格によっても違います。

結構、平気な人もいれば、びっくりするくらい精神的にプレッシャーを感じる人もいます。

結論から言うと、精神的にプレッシャーを受ける金額でのトレードはしてはいけません

「精神的にプレッシャーを受ける」とどうなるか?

デモトレードでしていたような冷静な分析や判断が出来なくなるんですね。

つまり、デモトレードで得られていた「期待値」が、リアルトレードでは実現されなくなってしまう。

また、多くの場合「プロスペクト理論」によって、期待値を自ら下げてしまう方向に陥りがちです。(※「プロスペクト理論」は検索すると解説がたくさん出てきますので、調べてみてください)

これが、最後のハードルと言えます。

人によっては、たいして高くないハードルとも言えますし、とても高いハードルとも言えます。

総資金の2%や3%程を1回の損失許容額にしてトレードしようと思っていたけど、ポジションを持っているとドキドキしてしまい、含み益が出ると早く利確してしまいたくなってしまい、逆に含み損が出ると、すごくストレスを感じてしまう。

こんな場合は、総資金の1%やそれ以下に抑えて、リアルトレードをしていき、慣らしていく必要があります。

これは、論理的にはセーフティーだと頭で分かっていても、心がどうしようもなく反応してしまう人はいるんですよね。

総資金の1%のトレードでも、ドキドキしてしまう人がいれば、10%くらい突っ込んでも平然としている人もいる。

人の心って不思議です(笑)

ただ、この最後のSTEPでは、デモトレードで出来たことを、リアルトレードでもするだけなんです。

口で言ったり、文字で書くのは簡単です(笑)

ですが、この「デモトレードでは出来てるんだから」という考えは、論理的でもあり、心の安寧においても大事です。

心底そのように思える為にも、やはりSTEP②の過程がいかに大事かということです。

 

まとめ

FX技術を向上させていくコツは次の3ステップ。

STEP①は「勉強」

「期待値の高い」トレードをする為に、必要な情報をまずは知って、正しく理解すること。

その時に重要なのが、「論理的であるか」という視点を持って情報の取捨選択をすること。

また、次のSTEP②を意識しながら、自分のトレードの中に取り込むイメージを持って、整理しながら勉強すること。

次にSTEP②は「練習」

おすすめは、デモトレードツールを使ってデモトレードを行い、STEP①で得た「知識」を基に期待値の高いトレードが出来る「技術」が身につくまで練習すること。

意識したいポイントは以下の4点。

 データを取ること(※最低でも「勝率」「損益率」を把握)

 1つの手法に絞る

 長い時間軸からやっていく

 PDCAサイクルを常に意識する

また、このSTEP②は「努力」とも呼べるのですが、この「努力」はFXの上達には必要不可欠です。

この「努力」を逃れようとする所に、罠があります。

最後のSTEP③は「実戦」です。

最後のハードルは、「現実のメンタル負荷」と言えます。

デモトレードで期待値の高いトレードが出来るようになっていれば、それをリアルトレードでも同じように実現するだけ。

「同じように実現するだけ」ですが、現実のお金の増減が発生すると、「プロスペクト理論」によって人は期待値を自ら下げる行動を取りがちです。

自らが確立したトレードシステムの期待値が高いことを真に理解していれば、ただ淡々とトレードを繰り返せばよいのですが、やはりそこは人間なのでメンタル負荷がかかることも事実。

まずは、メンタル負荷がかからない許容損失額の設定から慣らしていきましょう。

さて、以上の3STEPがFX技術を向上させるコツなのですが、この3STEPを一度も逆戻りすることなく、真っすぐに進むことの出来る人はほとんどいないと思います。

STEP②のデモトレードが上手くいかず、知識の整理が出来ていないと感じるのであれば、STEP①に戻ります。

STEP③で成績が安定しないのであれば、STEP②に戻り練習をし直します。

この進んだり戻ったりを繰り返す過程の中で「PDCAサイクル」を常に意識することで、FX技術が向上していきます

さて、「FX初心者向け」コンテンツもこれで最後の記事です。

今までの内容の中でも、個人的にも特に重要だなと思うポイントをあげておきます。

「ローソク足」の分析を重視
 チャート分析は「トレンド」「チャートポイント」の分析が基本
 マルチタイムフレーム分析をする
 「損確」「資金管理」を徹底する
 常に「論理的」「大数的」に考える
 PDCAを回す意識を常に持つ
 「努力」は必要不可欠

書き出すと、まだ他にも重要だなって色々ありますが、とりあえずこのくらいに。

実際に、これからFX技術の向上に挑む過程で、細かい疑問がいくつも出てくると思うんです。

そういった細かい疑問なんかを解消するのにヒントや手助けになるような記事を「トレード手法」コンテンツでは書けたならいいなと思ってます。

何よりも大事なのは「FX」の上達する過程自体を楽しむことですね。

「好きこそ物の上手なれ」って言葉ありますよね。

人間って「好きなこと」をしている時が、一番パフォーマンスが高いと思うんですよ。

義務感とかではなく、「FXで勝てるようになった時」をイメージしながら、成長する過程を楽しめるようになったら、結果として成長速度も上がると思います。

では、みなさんがFX迷子にならないように祈っております。

もしも、FX迷子になってしまったら、このサイトにまた訪れてみてください。

手助けやヒントになる記事があるかもしれません。

では、Let’s enjoy FX!!

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