FXは「チャート分析」で値動きを予測する!【#4】

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どうやって値動きを予測するの?

さて、FX口座を開設して、FXの取引ツールの準備なども完了して、「さぁ取引だ!」となって初めて、「どうやって値動きを予測するの?」という課題にぶつかりますよね。

「たった今、価格が上がったから、買おう」

「なんとなく、そろそろ価格が下がりそうだから、売ろう」

これは「トレード」ではなくて「ギャンブル」です。

こんな感じで取引を続けていると、そう遠くないうちにFX資金が無くなってしまうでしょう。

FXにおいて「トレード」とは、論理的に分析して、「大数的に見て資金が増えていく」と期待される取引をすることです。

「なんとなく」ではなく、「論理」「根拠」「数字」に裏付けられている「期待値の高い」トレードをすることが、FXで継続的に利益を上げ続ける為には重要なんです。

FX用語解説「大数・勝率・損益率・期待値」
ラプラスFXの用語解説。「大数・勝率・損益率・期待値」について説明。FXトレードは「確率」の世界とは切っても切れない運命。「数字」を通して、自らのトレードと常に向き合うのもトレーダーの仕事なんです。

FXにおいて通貨ペアの価格の動向を分析をする方法には、大きく分けてテクニカル分析(用語解説)ファンダメンタルズ分析(用語解説)があります。

ここでは詳細な説明は割愛しますが、ラプラスFXでは「テクニカル分析」を重視してトレードをすることを推奨しています。

通貨ペアの過去の価格の推移をグラフにして表した「チャート」を分析して、未来の価格の動きを予測すること全般を「テクニカル分析」と呼んでいます。

「過去の値動き」を分析することが、なぜ「期待値の高い」トレードをすることになるのか?

その点について解説する為に、「チャート分析」について詳しく見てみましょう。

「チャート分析」とは

さて、過去の値動きを分析すると言っても、例えばドル円の価格の推移を

「105.532→105.531→105.530→105.531→105.532→105.533→105.532」

という様な数字がただ羅列されたデータを見ても、人間ではパッと頭に入ってきづらいですよね。(というよりまったく入ってこない笑)

そこで、本来ただの数字の羅列に過ぎない過去の値動きを、人間が「視覚的」に把握しやすようにデータをグラフ化した「チャート」を使います。

「チャート」とは、「通貨ペアの価格の推移をグラフ化したもの」なんですね。

縦軸で「価格の動き」を捉え、横軸で「時間の動き」が把握出来るようになってます。

チャート1

上の画像の赤い棒や青い棒は、期間ごとの価格の動きを表現しています。

日本では、「期間ごとの始値・終値・高値・安値」を表現した「ローソク足」を使ってグラフ化されたものがメジャーですね。

「始値(はじめね)」・・・期間内の最初の価格

「終値(おわりね)」・・・期間内の最後の価格

「高値(たかね)」・・・期間内の最も高い価格

「安値(やすね)」・・・期間内の最も安い価格

終値が始値より高い足を「陽線」、終値が始値より安い足を「陰線」と呼びます。

また、始値と終値の間の部分を「実体」、高値と実体の間を「上ヒゲ」、安値と実体の間を「下ヒゲ」と呼びます。

陽線

陰線

また、ローソク足を構成する期間も「1分」「5分」といった短いものから、「1週間」「1か月」といった長いものまであり、これを「時間軸」と呼びます。

このように、「チャート」を使うことで、過去の価格の値動きが視覚的にだいぶ分かりやすくなりますね。

ちなみに、使用しているFX業者が提供しているチャートが見やすくて使いやすければそれでも良いのですが、個人的には「MT5(Meta Trader5)」のチャートが使いやすくておすすめです。(※「カスタムインディケーター」で自分好みのチャート分析環境にカスタマイズ出来るのが個人的にとてGoodなんですが、ここでは割愛)

MT5でチャート分析をして、実際のトレードはFX業者のツールで行うっていうスタイルを取っているトレーダーは結構多いと思います。

MT5のチャートは簡単にデモ口座を開設出来て、誰でも無料で使用出来ます。

導入方法は、「MT5 インストール方法」とかで検索すればたくさん記事が出てきますので、そちらに任せます。

さて、今後はこの「チャート」を分析すること、つまり「チャート分析」について勉強していくことが、FXトレード技術の向上において重要になってきます。

が、それにはかなり様々な事柄を勉強・理解していく必要があります。

その点は「トレード手法」のコンテンツに譲ることとして、ここでは「チャート分析」の本質的な部分について説明します。

まず、「価格が上がる」とか「価格が下がる」という価格の動きは、その相場のすべての参加者の取引の結果によっておきます。

また視点を変えれば、相場参加者の心理が価格を動かしているとも見れます。

そして、相場参加者の数が十分に多い時、「過去」と同じような場面になれば、「今回」も相場参加者は同じような心理になるのでは?つまり、同じような「価格の動き」になるのでは?という考えがチャート分析の根幹にあります。

チャート2

もちろん、こんな単純な話ではありませんが、チャート分析の本質は「過去と同じ判断を大衆はするのでは」という考えにあります。

ただし、まったく同じチャートの形、まったく同じ場面というのは、FXではあり得ません。

どのように過去と同じような場面だと判断するのか?

再現性のある場面なのか?

資金が増えていくと期待されるトレードなのか?

こういった事柄を判断しなくてはいけない所にFXをトレードする難しさがあります。

今回は「チャート分析」の本質的な部分についての話でしたが、もう少し具体的な部分に触れると価格の動向を「波」として例えた時に「波の流れ」「波の流れの転換点」を分析していくことになります。

そして、これらの分析を基に「継続的に利益を上げ続けることが出来る」と期待されるトレードを確立していく必要があります。

これには、テクニカル分析について詳細に勉強・理解して、その知識を研磨して「技術」に昇華していく必要があるんですね。

まとめ

FXにおいて「トレード」とは、論理的に分析して、「大数的に見て資金が増えていく」と期待される取引をすること

その為には「チャート分析」をする必要がある。

価格の動きは、その相場のすべての参加者の取引の結果によっておきます。

相場参加者の数が十分に多い時には、「大衆心理は同じような場面では、同じような心理を繰り返す」というのが、チャート分析の本質的な部分です。

もう少し具体的にチャート分析の話をすると、価格の動向を「波」とした時、「波の流れ」と「波の転換点」を分析することが、重要になってきます。

これは一般的には「トレンド」や「チャートポイント」と呼ばれるものです。

チャート分析の「目的」とは「トレンドとチャートポイントを分析すること」と言ってもよいでしょう。

そして、このチャート分析を基に期待値の高いトレードを確立していきます。

その為には「勉強→理解→実践→実戦」という過程を経ていくのですが、この「実践」の過程を疎かにしてしまい、迷子になってしまうトレーダーが多いんですね。

かくいう私もその1人でしたが笑。

「練習」「鍛錬」とも言い換えられるこの地道な「努力」なくして、「成功」は無いと思います。

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