【FXチャート解説:USDJPY】トレンド更新は「下位」で駄目なら「上位」!?

アイキャッチ画像チャート解説

FXチャート解説 『USDJPY』2019/09/06頃

2019年9月6日頃の『USDJPY』のFXチャートについての解説です。

M5レベルの上昇トレンドが調整中の局面です。

チャート解説1

 

サポートゾーンで上昇反発して、下降調整波の戻り売り勢力を倒して、上昇トレンドを更新出来るのか?という場面ですね。

ただし、上の画像を見ていただいてどんな印象ですか?

サポートゾーンから上昇反発をした後、スムースに上昇できずに「横の展開」になっている印象もありますよね?

横の展開が続くと、相場参加者のこの場面を捉えるイメージが変わってきてしまったりします。

それは、「この波レベルの調整では足りないかな?」ということです。

調整局面が大きくなり過ぎると、この小さい波レベルの調整と捉えるのが不自然かなという感じです。

チャート解説2

上の画像の青枠の部分が大きくなってくると、上の画像のように大きな波レベルで捉えた方が自然かなという相場参加者も増えてきます。

そうなると、FIBO38.2%の浅いところからの押し目買いが伸び悩んでいるようにも見えますよね。

上昇トレンドが更新するのであれば、考えられるのが次の2つの展開。

① 「横の展開」から上ブレイクの強い上昇トレンド継続の展開。
② 「再調整」からさらに深い所からの押し目買い勢力で上昇トレンド更新の展開。

実際には②の展開でした。

チャート解説3
横の展開は一旦下抜けはしましが、大きく波を捉えた時のFIBO61.8%以上調整したところでサポートから買い支えられて、上昇トレンド更新の展開でした。

今回は、「下位レベルの押し目買いで上昇トレンド更新狙い」→「下位レベルの押し目買いでの上昇トレンド更新失敗」→「上位レベルの押し目買いで上昇トレンド更新」という流れでした。

この流れは結構頻繁にありますので、要チェックです。

まとめ

トレンドが更新していく時によくある展開の1つでした。

まずは下位レベルの波を意識した押し目買い・戻り売りが入るけれど、トレンドを更新する程の力が集まらず、上位レベルの波の調整に移り、上位レベルの調整が済むことで、トレンド更新の流れに戻っていくという展開ですね。

もちろん、下位レベルの押し目買い・戻り売りの失敗は、大きなトレンド転換の前兆だったりもするので環境次第ではあります。

ただし、強いトレンドが出ている時などは、一旦下位レベルや浅いところからの押し目買い・戻り売りが失敗に終わっても、次の調整を済ませた辺りから、やはりトレンド方向の強い圧力がかかってくるという展開はよく見かけますので、覚えておくと役に立つかもしれません。

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