【FXチャート解説:EURUSD】そのエリアにおいて「着目」しておきたいポイントがある

アイキャッチ画像チャート解説

FXチャート解説 『EURUSD』2018/11/16頃

2018年11月16日頃の『EURUSD』のFXチャートについての解説です。

M5レベルの上昇波がレジスタンスに到達して押しが入った後、再度押し目買い勢力が買い支えてきて、上昇推進波が発生していく場面です。

チャート解説1

レジスタンスに到達して売り圧力がかかり、押しが入っていますね。

レジスタンスに到達するまでの間に、緑色レベルの上昇トレンドの継続を支持する買い勢力によってサポートゾーンから買い支えがあり、注目度の高いサポートゾーンが出来上がっています。

このレジスタンスに到達して、注目点はこのサポートゾーンを守ってレジスタンスを上抜けていけるかどうかになっています。

チャート解説2

この攻防は、売り圧力が強く注目度の高いサポートゾーンを下抜ける結果でした。

緑色レベルの上昇トレンドの継続力よりは、レジスタンスからの売り圧力の方が強かったということですね。

さて、このレジスタンスからの売り圧力はいったい何を期待している売り勢力によるものなんでしょうか?

チャート解説3

上の画像を見てわかる通り、このレジスタンスは少し前に一度売り圧力がかかっているんですね。

つまり、2度目の売り圧力にはピンク色レベルのダブルトップからの下落展開の期待がベースになっているんですね。

もちろん、売りポジションを建てる人達の到達目標はそれぞれ違いますが、上記の青色点線のような展開になるのでは?少なくとも青色点線のような展開を期待する相場参加者がいるのでは?という思惑があるわけですね。

上記のレジスタンスは緑色レベルにとっては「上位」のレジスタンスです。

なので、レジスタンスを基準に考える注目点は「レジスタンス上でダブルトップが形成されてネックラインを割って大きな下落の展開になるのか?それともレジスタンスを上抜けて次のレジスタンスまで伸びていくのか?」なんですね。

チャート解説4

ダブルトップのネックラインを下抜けてしまっては、大きな下落の展開になってしまうので、上昇を支持する勢力はこのネックラインを抜けさせまいとやはり買い支えてきましたので、上昇反発します。

下位レベルのサポートゾーンを下抜けていますので、この上昇反発に対してもやはり戻り売りが入ってきます。

しかし、上昇反発に対する上昇波に対してもさらに押し目買いが入り、結局この攻防を買い勢力側が制して次のレジスタンスまで伸びていく展開でした。

今回のこのエリアのチャート分析においてポイントだったのは、「レジスタンス」の存在の認識、そして「ダブルトップ」が成立するのかどうかでしたね。

上の画像のように、レジスタンスに着目しており、またダブルトップのネックラインを割るのかどうかに着目出来ていれば、相場参加者の声を効率よく聴けていると思います。

まとめ

今回紹介した場面では、レジスタンスに到達した上昇トレンド勢力とレジスタンスからの下落の展開を期待する売り勢力との攻防の展開でした。

重要なのは、そういった視点でチャートを分析出来ているのかどうかですね。

ちなみに、レジスタンスからの2度目の売り圧力によって発生した下降波が注目度の高い下位レベルのサポートゾーンを下抜けていますね。

なので、最後に紹介した画像のネックライン付近からの上昇反発に対しての下位レベルの戻り売りという発想は悪くはないんですね。

損確と利確の置き方次第ですが、ネックラインの下抜けまで期待していれば、もちろん今回は失敗に終わってしまっていますが、直前のサポートゾーン(下位)の下抜けの材料からダブルトップのネックライン割れの流れを期待してのトレードプランはアリです。

もちろん、環境認識次第なのですが、今回の上位の環境を見てみるとたしかに、このレジスタスからの大きな下落への展開を期待してもおかしくないような環境です。

なので、下位レベル(緑色)の戻り売りからの上位のチャートポイント(ピンク色)抜けを期待したトレードプランなので、損益率型ということを理解していれば悪いトレードプランではないということですね。

実際、ネックラインを抜ける展開であれば、大きな下落が期待できますので、下位レベルでの早仕掛けが成功しており、大きな損益率が期待できましたね。

ただし、より慎重なトレードを望む人は「売り」のトレードプランを考えるなら、ネックライン割れを確認してからで良いわけですね。

上位レベルのネックライン割れを確認した後に、上位の下落の環境が出来上がった後に下位レベルで戻り売りのトレードプランを建てた方がより安心できるトレード出来そうですよね。

なので、やはり「レジスタンス」と「ネックライン」に着目出来ていたかどうかが、このエリアのチャート分析としては重要だったわけです。

 

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