【FXチャート解説:USDJPY】伸びるタイミング!?

アイキャッチ画像チャート解説

FXチャート解説 『USDJPY』2015/07/15頃

2015年7月15日頃の『USDJPY』のFXチャートについての解説です。

まず、下の画像を見て、どんな場面なのかを考えてみてください。

チャート解説1

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そうですね、M15レベルの上昇トレンドの場面です。

まあ、波レベルの取り方は人によって違いますが、画像の中において大雑把に左下から右上へ価格が上昇している局面と言えますよね。

もう少し詳しく分析してみます。

チャート解説2

先程、M15レベルで上昇トレンドと判断したのは、上の画像の緑色レベルの波においての話ですね。

この緑色レベルの上昇トレンドにおいて、なにかしらのレジスタンスに到達したので下降調整波が発生した後に中段のサポートゾーンから押し目買いが入ってきたと分析できます。

ここまでは、ほとんどの人が同じような分析内容だったり、同じようなイメージを持っていると思います。

さて、ここからさらに分析してみます。

押し目買いが入った後の買い勢力と下降調整波の戻り売り勢力との攻防の視点を入れてみましょう。

チャート解説3

押し目買いが入った後、上昇波は下降調整波の急所のレジスタンスゾーンまで届きます。

ここでは売り圧力がかかり下落しますが、サポートゾーンで買い支えられて、その後このレジスタンスゾーンとサポートゾーンの攻防になります。

そして、レジスタンスゾーンを上抜けることで買い勢力側が勝利しました。

上昇トレンド中なので、やはり買い勢力が強く、まだ上昇していくという展開を支持する材料と言えますね。

そして、レジスタンスゾーンを上抜けた後、下位レベルで一旦押しを作っています。

つまり、このエリアでの敵対勢力の重要な砦を倒したことによって、買い勢力は大きく伸びていく準備が出来ている状況であり、その中で一旦押しを作っているというのは、トレードがしやすい場面だと言えます。

一枚目の画像でここまで分析出来ていれば、押し目買いのタイミングを狙いたくなりますよね。

もちろん、これは単一時間軸のチャートを分析しただけなので、本当に伸びていくことが期待できる場面なのかは上位時間軸を分析しないといけませんが、少なくとも取引時間軸の状況は押し目買いをするには絶好のチャンスと言えます。

チャート解説4

下位レベルの押しをサポートに引き付けて買いエントリーですね。

さらに下位レベルでレジスタンスを上抜けるタイミングで逆指値などで買いエントリーでもアリです。

この波レベルでの攻防の決着がついた後なので、次に価格が上昇するターンが来た時にはもう売り勢力側はだいぶ弱っているのでぐいぐい伸びていく展開が期待出来たりします。

もちろん、本当にぐいぐい伸びていく展開が期待できるかどうかは上位時間軸次第ですが、取引時間軸のチャートの形は押し目買いを狙うには良い形だと言えるということです。

まとめ

今回は、チャートの中の「伸びるタイミング」についてのチャート解説でした。

毎回、伸びるタイミングが分かるわけではありませんし、押し目買い・戻り売りが入ってきた途端、ずどーんといきなり伸びていってしまうパターンだってあります。

ですが、今回のように攻防を作って相手側の「急所」が分かりやすくなっていると、伸びるタイミングを計れたりすることが出来たりします。

相手側の急所を倒した途端に、ずどーんと伸びていってしまうパターンもあるので、今回で言えば急所のレジスタンスゾーンを上抜けたタイミングで買いエントリーするという戦略もあると思います。

ちなみに、今回は実は結局伸びるタイミングというか、きっかけになったのが米国の経済指標のタイミングだと思うので、実際にはなかなか買いエントリーを仕掛けるのが難しかったと思います。

あまり大きくない経済指標であり、損確設定にも余裕があれば、トレードするのもアリですが、基本的には重要な経済指標発表時のトレードは避けるのがベターですね。

一応、今回の場面でも推進波が再開したきっかけは経済指標の発表だったとしても、その後上位レベルの次のチャートポイントまでぐいぐいと伸びていきました。

伸びる地合いが出来ていたとも言えますよね。

「なるべく伸びる環境」「なるべく伸びるタイミング」を掴もうという視点でトレードプランを建てることがトレード成績を安定さえるコツだったりします。

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