FXチャート解説 『USDJPY』2021/1/20頃
2021年1月20日頃の『USDJPY』のFXチャートについての解説です。
M5レベルで下降トレンド中の場面。
M5レベルの下降トレンドで下降推進波で下落中なので、やはりレジスタンスがサポートよりも強い傾向にありますね。
レジスタンスでは売り注文が集まりやすく、そこから下落の展開になりやすいのが下降トレンドです。
さて、この下降トレンドが注目度の高いサポートに到達しました。
この後を少し見てみます。
上位のサポートに到達後からは、少し傾向が変わっていますよね。
1つ目のレジスタンスゾーンも一度は効いていますが、サポートとの攻防になって上抜かれてしまっています。
先程とは違い、サポートで買い注文が集まりやすい、つまりサポートが強い傾向が出ていますよね。
これは、上位のサポートに到達して、流れ(下位)が変わったということです。
もう少し先まで見てみます。
上昇調整波が今度は注目度の高いレジスタンスに到達しました。
やはり、この後も流れが変わっていますね。
本命のレジスタンスに到達するまでの上昇調整波の中は比較的にサポートが強くサポートで買い注文が集まりやすい傾向にありましたが、本命のレジスタンスに到達してからはサポートよりもレジスタンスが強い傾向に変わってますね。
なので、レジスタンスで売り注文が集まって下落していき、サポートとは攻防になっても下抜けていく流れです。
やはり、上位のレジスタンスに到達することで、流れ(下位)が変わったわけですね。
上の画像にもありますが、強いサポートに到達するとその影響が及ぶ範囲で「サポートが強い傾向」が発生します。
また、同様に強いレジスタンスに到達するとその影響が及ぶ範囲で「レジスタンスが強い傾向」が発生します。
なので、下位レベルで流れ(トレンド)が変化したりするわけです。
ちなみに、上の画像の場面において到達した上位のサポートとレジスタンスはそれぞれ下位レベルにおいて流れの変化を発生させましたが、チャートポイントとしてレジスタンスの方が強かったんですね。
なので、その後結局は下に抜けていく流れになっています。
まとめ
下降トレンドがサポートに到達して上昇調整の展開に入り、また本命の戻り売りポイントであるレジスタンスに到達して、下降推進波が再開する展開の解説でした。
下位レベルにおいて「下降推進→上昇調整」と「上昇調整→下降推進再開」と2回流れが変わっているわけです。
その流れの変化を生んだのが注目度の高いチャートポイントだったということです。
上位や注目度の高いチャートポイントに到達すると、基本的には「反発」として機能します。
なので、その反発方向への注文が下位レベルでも増えやすくなるので、反発方向へのチャートポイントが下位レベルで効きやすくなります。
簡単には、上位のサポートに到達するとその後下位レベルのサポートも強くなるという感じですね。
さて、今回の場面では到達したサポートよりも、戻り売り本命のレジスタンスの方が強いという相場参加者全体の意志だったので、下に抜けていく展開でしたが、これが到達したサポートがもっと上位のサポートだったり、もっと強いサポートだった場合は、やはり戻り売り本命のレジスタンスとの攻防になって上抜けていく展開になるわけですね。
「流れ(トレンド)」が変化するポイントが「波止場(チャートポイント)」。
そして、チャートポイントの強さをイメージする為に「環境認識」が必要だということですね。
結局、チャート分析の基本の話に繋がってるわけです。