FXチャート解説 『EURUSD』2018/6/25頃
2018年6月25日頃の『EURUSD』のFXチャートについての解説です。
M5レベルの上昇トレンドがレジスタンスに到達した後、抜けていく場面ですね。
M5レベルの上昇トレンドがレジスタンスに到達して、売り圧力がかかり、それまでの上昇トレンド継続派との攻防になり、横の展開になってますね。
その横の展開から、買い勢力側が勝利して、レジスタンスゾーンを上抜けていく展開でした。
今回、注目したいのは、そのレジスタンスゾーンを上抜けた直後の流れですね。
レジスタンスを上抜けた後、それまでのレジスタンスが「レジサポ転換」して、サポートとして機能して、押し目買いが集まり、再度上昇していく「N字の展開」だったんですね。
「N字の展開」は、FXの勉強をしていると押し目買い・戻り売りという王道のトレード手法の紹介の例なんかでも登場してくると思いますが、基本的に押し目買い・戻り売りが入ってくる候補の1つであって、毎回N字の展開でトレンドが継続するわけではないんですね。
押し目買いなどで、形がアルファベットの「N」の形に見えることから、「N字の展開」とか「N字エントリー」とか、呼ばれ方は様々ですが、もちろんN字以外のチャートポイントから押し目買い・戻り売りの注文が集まり、トレンドが継続していくことも多いわけですね。
むしろ、チャートの形が押し・戻りが浅いところにこのN字になるレジサポ転換したチャートポイントが来た時は、調整不足から注文の集まり方が足りずに素直にN字の展開にならないことの方が多いわけです。
さて、ここで今回の場面に戻りますと、今回の場面は「N字の展開」になりやすい場面だと言えるんですね。
それは、レジスタンスを抜ける前に攻防が発生して、注目度が高まっているからですね。
注目度が高まっているということは、チャートポイントとして機能しやすくなっているということですね。
また、注目度が高いチャートポイントを上抜けたということは、相場参加者に「買いの材料」として受け止められています。
「何度も売り圧力がかかった強いレジスタンスを上抜ける程、買い勢力は強いんだな、、、次のレジスタンスまでぐいぐい伸びていきそうだな」
という印象を相場参加者に与えます。
そのような状況で、先ほどの注目度の高いレジサポ転換したチャートポイントに戻ってくるので、買い注文が集まりやすくなっているわけなんですね。
なので、レジスタンス・サポートを攻防の末抜けた直後に戻ってきた場面というのは、通常の場面よりも「N字の展開」になりやすいと言えます。
まとめ
ラプラスFX的には、不毛な損確・負けトレードを減らしたいので、押し目買い・戻り売りをする時は基本的には押し・戻りといった「調整波」を親波のFIBO50%までは引き付けることを推奨しています。
「基本的」としているのは、今回紹介したような場面が存在するからですね。
今回紹介した場面も、攻防の末上抜けた上昇波に対して、押し目買いがN字の展開から入って、再度上昇していき出来上がった押し安値は、調整波がFIBO50%に少しだけ届いていない水準でした。
ですが、今回解説した内容の通り、レジサポ転換からの「N字の展開」をイメージした押し目買いを狙うのは、十分期待値が高いトレードプランだと言えます。