2021/1/4-8『EURUSD』チャート解説
2021年1/4-8の週の『EURUSD』のFXチャート解説です。
まずは、1/4-8の週のEURUSDの「H4」と「H1」のFXチャートから見てみましょう。
週足レベルのレジスタンスゾーンに到達して少し読みづらい状況に入っているEURUSDですね。
この週もH4レベルの上昇トレンド継続中で高値更新はしましたが、やはり大きくは伸びずにすぐに調整下降の展開です。
途中にH4レベルとしても判断してもよさそうなサポートゾーンがあって、押し目買いが入りましたが、それでも上昇しきれずにサポートゾーンを下抜ける展開でした。
その下のH4レベルのサポートゾーンも下抜けるようだと大きく下降調整に入る展開も頭に入れておかないといけませんね。
今後は、このサポートゾーンを下抜けるのか、それとも再度買われて上昇していくのかが注目点です。
ですが、週足レベルのレジスタンスゾーンに強い上昇トレンドが到達している状況なので、なかなか読みづらい状況であることは間違いありません。
実戦例
では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。
まずは、下の画像を見てください。
上昇トレンドの中、シンプルに押し目買いを狙うトレードプランです。
直前の押し目買いポイントでも良いのですが、上昇波が中腹の戻り売りに対して迎え撃つ形なので、慎重にその後しっかり急所のレジスタンスゾーンまで伸びた後の戻りを待って買いポジションを建てる狙いです。
下位レベルで見てみます。
直前の押し目買いポイントもありますが、下降波に対して中腹からの戻り売りが入っていることや、伸びてもその後急所のレジスタンスゾーンからの売りが控えていることを考えると少し不安があるので、手堅く利確するならアリという感じですかね。
その後、急所のレジスタンスゾーンまでしっかり伸びたのを確認して、そこからの売り勢力が弱まるのを待ってから入る方がより安心です。
さらに下位レベルのダブルボトムのネックラインを上抜けたタイミングや、もっと早いタイミングで買いポジションを建てる案もありそうですね。
下降調整波のダウ高値抜けまで待ってしまうと少し遅い気もしますが、上昇トレンドが強く伸びていくイメージが沸くのであればアリです。
損確は押し安値候補の下か、サポートゾーンの下が基本になります。
利確についても見てみます。
上位の高値到達や、そこで長い上ヒゲ確定したのを確認して手堅く利確するというのはアリですね。
下位レベルのダウ安値抜けでの利確やもう少しホールドした後でのダブルトップ付近での決済など、利確のタイミングは人によって色々ありそうです。
強気でホールドしていたとしても、大きなダブルトップのネックライン割れでは利確しておきたいですね。
まとめ
週足レベルのレジスタンスゾーンに到達しても、上昇する力は見せるものの、やはり弱まってきた感のある『EURUSD』です。
この週では、H1レベルのサポートゾーンを下抜けました。
H4レベルのサポートゾーンを下抜けずに再度押し目買いが入ってくるかどうかが注目点ですね。
実戦例は押し目買いでした。
ただし、人によっては下位レベルの上昇トレンド崩壊のタイミングと重なるので、入りづらいという人もいるかもしれないですね。
1ポイントでも安値を抜けたなら「抜けた」と判断するトレーダーもいますよね。
そういう人達からすると、緑色レベルの上昇トレンドが崩壊したタイミングとも言えます。
ですが、個人的にはチャートポイントは「帯(ゾーン)」として考えていますので、ヒゲなどで反発が確認できれば「反発」と判断します。
そもそも、急所のサポートゾーンまで引きつけて買いポジションを建てようと待っていた場面で、到達するギリギリ手前で下位のダウ安値で下ヒゲをつけて、押し目買いの本隊が入り始めてしまったという感じですね。
待っていたチャートポイントにギリギリ到達しなかったとしても、十分「買う」材料が集まっていれば、トレードする判断もアリです。