【週報ラプラス】2020/8/31-9/4『EURUSD』FXチャート解説

アイキャッチ画像週報ラプラス

2020/8/31-9/4『EURUSD』チャート解説

2020年8/31-9/4の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、8/31-9/4の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

 

前の週の攻防で、H4レベルの上昇トレンドの急所のサポートゾーンを下抜けずに、高値を抜ける展開でした。

ですが、またも高値を少し抜けたあたりで上昇の勢いが止まって、大きく下落する流れでしたね。

本当に上昇トレンドが強い時には中段くらいで押し目買いが入ったりするのですが、押し目買いもほとんど入らずに急所のサポートまで下落しています。

週報3

一応、急所のサポートゾーンで止まったものの、途中でほとんど押し目買いが入ってこなかったのは、買い注文に人気が無かったという「材料」ですね。

今のところ、安値を割られずに一応継続しているH4レベルの上昇トレンドですが、また急所のサポートゾーンが守られるかどうかが注目点になりそうです。

週報4

下位レベルで取引するデイトレーダーであれば、その時の上位のトレンドに沿ってトレードをするだけですが、分岐点になる可能性のある大きなチャートポイントは抑えておきたいですね。

H4レベルではダウ理論ベースでは上昇トレンド中ではありますが、サポートゾーンを下抜けて大きな調整に入る可能性は頭には入れておきたいです。

なので、次の週も急所のサポートゾーンを下抜けるのか、また守られるのか?が注目点になりそうです。

実戦紹介

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

ダブルトップのネックラインを下抜けて発生した下降波の戻り売りを狙うトレードプランですね。

このネックラインは、実は上位H4レベルの高値のレジスタンスでもあるんですね。

その強いチャートポイントを下抜けた後に戻って来て、再度ロールリバーサルが起きるかどうかを確認してから売りポジションを建てるというイメージですね。

下位レベルで見てみます。

週報6

戻り売りとしての戻り深度でいうとFIBO38.2%程で浅いので、「再調整」のリスクがありますね。

なので、売り材料としてネックライン(上位の高値)がしっかりロールリバーサル(レジサポ転換)するかどうかは、確認したいところです。

下位レベルで見ると、レジスタンスの所でダブルトップを形成した後に下抜けていますので、この確認を持って売りエントリーが1案ですね。

注目度の高いチャートポイントであり、ダブルトップのチャートパターンも重なりましたので、逆を言うとここを上抜けてしまうのは想定外です。

なので、損確の候補としてはレジスタンスのすぐ上が基本になるのかなと。

利確に関しての考え方としては、この下降波がどこまで伸びるという想定なのか。

上位レベルでは「調整波」という見立てなので、やはり強気にはホールドしづらいですね。

週報7

一応、ホールドする材料としては、売りエントリー後に伸びた下降波が注目度の高いサポートゾーンを下抜くことが出来たんですね。

なので、調整波がもう少し深くまで調整が進むだろうということでホールドする判断もありなのかなと。

結果として、この調整波と捉えられる上位の下降波は大きく伸びていきましたが、やはり調整波ではあるので、手堅く利確するというのはもちろんアリです。

「伸ばしておけば良かった・・」なんて思うことはザラにありますよね。

ですが、「利確しておけば良かった・・・」という経験も実は同じくらいあるはずなんですよね。

基本的には逆目線の立場からも想像して、十分入ってくるポイントだと思ったら、手堅く利確するのは決して悪い判断ではありません。

今回はサポートゾーンを下抜けたという材料があったので、もう少し下までは伸ばせたかなというのがたしかにありますが、この辺りの判断は難しいので、迷ったら手堅く利確ということから始めるのがおすすめです。

まとめ

『EURUSD』は前の週の攻防から高値を上抜けていきましたが、あまり更新出来ずに下落の展開でした。

その下落中もほとんど押し目買いが入らずに、急所のサポートゾーンまで一気の展開。

一応、サポートゾーンでは上昇反発しましたが、上昇トレンドの勢いが強いとは言い切れない状況ですね。

急所のサポートゾーンを下抜ければ、大きく調整に入る可能性も視野に入れながら、上昇トレンドが継続していくのかどうかを注視する感じになりそうですね。

さて、実戦紹介については、ポイントは「注目度の高いチャートポイント」ですね。

注目度の高いチャートポイントは「強い砦」です。

どうせ戦うなら、弱い砦で戦うよりも、強い砦で戦ったほうが、勝率が上がりそうですよね。

今回は、この強い砦が本当に強いのか?という確認を取ってから、この砦を背にして戦うというイメージのトレードです。

損確に関しても、この強い砦が落ちてしまったら諦めもつくというもんです。

強いチャートポイントまで引き付けてエントリーするというのは、期待値の高いトレードをするコツの1つですね。

FX上級者は自然とやっていると思いますが、いつも中途半端なところで入って負けてしまうことが多いという人は、意識してみると良いかもしれないですね。

タイトルとURLをコピーしました