【FXチャート解説:AUDUSD】調整が上位に波及する展開

アイキャッチ画像チャート解説

FXチャート解説 『AUDUSD』2018/02/01頃

2018年2月1日頃の『AUDUSD』のFXチャートについての解説です。

M5レベルで下降トレンド継続中の状況です。

チャート解説1

緑色レベルで下降トレンド継続中なので、やはり緑色レベルの戻り売りが入ってきて、安値付近まで下げる展開です。

このまま安値を抜けていけば、緑色レベルの下降トレンドが継続という流れですが、実際にはこの後は安値は下抜けずに上昇してきました。

チャート解説2

安値を下抜けられずに反発上昇してきた上昇波は強く、緑色レベルの下降トレンドの急所のレジスタンスゾーンでもあまり売りが入らず、上抜けていきそうな展開です。

つまり、調整(上昇調整波)の展開が緑色レベルから1つ上の青色レベルに波及したわけですね。

1つ上位(M15)レベルでは下降トレンド中なので、今後は素直に考えれば青色レベルでの戻り売り勢力が入ってきて、下落していく展開が予測されるわけですね。

実際の展開を見てみます。

チャート解説3

実際には、上昇調整波がある程度上昇したところから、青色レベルでの戻り売り勢力が入ってきて、青色レベルで下降トレンドが継続する展開でした。

もちろん、さらに上位の環境次第ではありますが、緑色レベルの戻り売りが失敗に終わった時点で、この「調整が青色レベルに波及して、青色レベルの戻り売りで結局下降トレンドが継続していく」展開をシナリオの1つに入れておくべきですね。

まとめ

下降トレンド継続中に戻り売りが入ったけれども、安値更新に失敗してトレンド転換する展開はよく目にしますよね。

さらに上位が同じ下降トレンドであった場合、上位の視点から観測すると下位レベルの調整で下降トレンドが継続せずに、調整(この場合は上昇調整波)が上位に波及してきたという風に見えるわけですね。

なので、上位レベルの下降トレンドが継続する展開であれば、上位レベルの注目度の高いレジスタンスから戻り売りが入ってきて、下降波が発生していくという展開が十分に予測出来たりします。

もちろん、これは環境次第であり、そもそも下位レベルの戻り売りを失敗に終わらせた要因は何かしらのサポートに到達している場面だからと考えられます。

どういったサポートなのか?という分析が必要になってくるわけですね。

この辺りを確認する作業が「環境認識」だったりします。

下位レベルでトレンド転換したからといって、基準となる目線がすぐにブレないように気を付けましょう。

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