FX用語解説「逆目線」

アイキャッチ画像ラプラスFXとは

「逆目線」とは

逆目線」とは、ラプラスFXの独自用語なのですが、少し順序立てて説明します。

まず、FX相場の価格は「買い注文」「売り注文」の多数決の原理によって動きます。

「買い注文の量」が「売り注文の量」より多ければ、価格は上昇します。

逆に、「売り注文の量」が「買い注文の量」より多ければ、価格は下降します。

逆目線1

つまり、価格の動きを予測するということは、この多数決の勝敗を予測するということがベースにあるんですね。

そして、質の高いトレードをする為には、この多数決の優勢な方を見極めて、ポジションを取らないといけません。

その為には、自分とは逆の予測をしている人達の動向にも気を配る必要があります。

ラプラスFXでは、自分とは逆の予測をしている人達の思考・目線を「逆目線」と呼んでいます。

もちろん、トレーダーによって取引時間軸の違いや、狙っている波のレベルなどが違いますので、純粋に逆ということではないですが、自分が「買い」の立場にいるなら、「売り」の立場である逆の立場にいる人達の心理を読む必要があるということです。

「逆目線」の重要性

FXは相対取引なので、自分が利益をあげていれば、どこかに損失を出しているトレーダーがいるということです。

つまりFXトレードには、「相手が存在する戦い」という側面があります。

「買い」と「売り」の戦い。

「自分がいる側」と「自分がいない側」の戦い。

相手が存在する以上「相手の心理」も意識する必要があるんです。

自分は、このチャートをこういう感じで見ているけど、もしかしたら逆にこういう感じで見ている人達がいるのかな?

だとすると、逆目線の人達はここで買ってくる・売ってくるかもしれない?

などという視点を、チャート分析に入れることで、より精細なチャート分析が可能になるんです。

逆目線2

自分だけの目線で価格の動きを予測していると、上の画像のような動きになった時に、こういう動きを想定していないので、慌ててしまったりしますよね。

しかし、逆目線の立場の人達の心理も含めてチャートを分析していれば、他のシナリオも見えてくるので、想定の範囲内に含めることが出来ます。

逆目線3

 

上の画像のような分析も含まれていれば、この場面での「買い」のトレードに対する考え方が変わってきます。

① 上の画像のような「売り」の絵になる可能性が高いと思ったら、「売り」ポジションを建てる。少なくとも、「買い」は止める。

 

② 上の画像のような「売り」勢力は居るだろうが、高値までは到達するだろうと予測して、「高値」までの「買い」トレードプランを立てる。

 

③ 上の画像のような「売り」は少数派であるとし、「高値」を抜けていく想定の「買い」トレードプランを立てる。

売り勢力に対する評価次第ではありますが、エントリーそのものや、決済などの考え方にも影響があるはずですよね。

上の③のような考え方でエントリーしたとしても、「売り勢力」の存在に気を配れていれば、予測が外れた時も慌てることなく、時には微益・微損で撤退することも可能になるかもしれません。

自分が「買い」の立場であれば、逆に「売る」とすれば、どこから売られるのか?それはどんな考え方でチャートを捉えているのか?

この逆目線の考察をチャート分析に加えることで、精度の高いチャート分析が可能になります。

FX上級者は、自然とこのような思考をもって、チャート分析をしています。

まとめ

ラプラスFXでは、自分とは逆の予測をしている人達の思考・目線を「逆目線」と呼んでいます。

FX相場の価格は、多数決の原理で動くので、自分とは逆の立場にいる人たちの心理にも気を配ることで、質の高いトレードが可能になるんですね。

FXは相対取引なので、「相手が存在する戦い」という側面があるので、「相手」の心理も含めて、チャート分析をする必要があります。

武道やスポーツなど、相手の居る戦いで、相手のことを想定せずに戦っている人に「達人」と呼ばれる人はいないですよね?

相手がいる限り、相手の心理を読んだり、相手の状態を把握することが、効率良く戦うコツだと思います。

FXトレードにおいても、精度の高いチャート分析をする為には、自分とは逆の立場にいる人達の心理を想像することが、とても重要なんです。

FX上級者は、呼吸をするように、自然と逆目線の意識を持って、チャート分析をしています。

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