FXチャート解説 『EURUSD』2020/2/5頃
2020年2月5日頃の『EURUSD』のFXチャートについての解説です。
M30レベルで上昇トレンド中に上位の戻り売りポイントに到達して下降波が発生して急所まで下落してきた局面ですね。
手前の上昇波の急所のサポートゾーンに到達して上昇反発が起こっています。
二回目の上昇の時点でダブルボトムのチャートパターンに見えますね。
ダブルボトムの二回目の上昇波がネックラインを上抜けたので緑色レベルで転換していくのかな?という見方がありますね。
さて、この場面に1つゾーンを書き足してみます。
3回程売りが入った実績のあるレジスタンスゾーンですね。
この15分足のコマ足から引いたレジスタンスゾーンですが、もう1つ下の時間軸の方が見やすいので、5分足でも見てみます。
上の画像の矢印以外にも、もっと小さい下降波を生んだ売りも入れたら、何度も売りが入って守られてきたレジスタンスゾーンだと分かります。
このゾーンを引いてみると、少しだけ違って見えますね。
ダブルボトムのネックラインにも見える高値を上抜けても、まだレジスタンスゾーンは抜けてないとも見えます。
このレジスタンスゾーンの最後の粘りで入ってきた戻り売り勢力をきっかけに下降推進波が再開して、下に伸びていく展開でした。
上の画像のようにレジスタンスゾーンを引いてみると、何度も売り圧力がかかったところが結局守られて下落していったというように、自然に見えますね。
もちろん、この見方が常に絶対正しい見方というわけではありませんが、圧力がかかっている実績のあるゾーンを引いてみるだけでチャートの見え方が変わったりします。
まとめ
ゾーンを引いていなければ、ダブルボトムのネックラインを上抜けたのに「ダマシ」の展開になって下落していったように見える場面のチャート解説でした。
もちろん、ネックライン割れからのダマシという見方も1つの正解です。
ですが、この場面では事前に何度も売りが入っている実績のあるレジスタンスゾーンがあったので、このエリアにおける重要なポイントになっている可能性が高いと言えますよね。
今回の場面に似たような場面だと、チャートポイントを抜けてすぐ次のチャートポイントに到達してダマシのような動きになったり、チャートポイントを抜けたように見えても上の時間軸で「ヒゲ」でひけてダマシのような動きになったりと他の要因でダマシのような展開になることもありますよね。
チャート分析は相場参加者の声を聴くのが目的です。
なるべく多くの相場参加者が意識している重要なポイントに注目することで、相場参加者の声を精度良く聴くことが出来ます。
今回のように何度も圧力が加わった実績のあるゾーンはなるべく見つけて注目しておきたいですね。