【FXチャート解説:USDJPY】チャートポイントはやはり「帯」

アイキャッチ画像チャート解説

FXチャート解説 『USDJPY』2019/3/25頃

2019年3月25日頃の『USDJPY』のFXチャートについての解説です。

M30レベルで下降トレンドが転換して上昇していく場面です。

チャート解説1

サポートに下降トレンドが到達して、転換していく場面ですが、やはりサポートとレジスタンスに挟まれて攻防になっています。

そして、フラクタル構造的に下位レベルでのトレンド転換がいくつも確認できますね。

その中でも、上の画像でピンク色で囲った2か所の「ダブルボトム」「ダブルトップ」は典型的なトレンド転換の形ですよね。

少し詳細に見て欲しいのが、どちらも右トップ・右ボトム(後にできた方)が高値・安値を少しオーバーシュートしているということですね。

チャート解説2

高値・安値を抜けたかどうかを判定する基準はトレーダーによっても違うと思いますし、チャートポイントに対してどのように注文を入れていくのかというのもトレーダーによって違います。

なので、場合によっては反転ポイントがチャートポイントの手前だったり、ぴったりだったり、少しオーバーシュートしたところだったりと毎回ズレが発生するわけですね。

なので、ダブルボトムやダブルトップのような展開をイメージする時もある程度幅を持って構えていると良いと思います。

チャート解説3

自分が見出したチャートポイントは例えばドル円の水平線であれば「103.523円」とかピンポイントの価格だったりしますが、同じような認識で引いた水平線が1ポイントもずれていないとも限らないし、またその水平線に対してどのようなタイミングで注文を入れて使うのかという考え方も人によって違うわけですね。

なので、チャートポイントは「線・点」ではなく、幅をもって「帯(ゾーン)」という感覚でいた方がFXチャートの実態を捉えていると思います。

まとめ

FXチャートにおいてチャートポイントは「点・線」ではなく、「帯(ゾーン)」だという話。

これは、チャートポイントに注文が集まった結果としての「反転」という基本的な機能の結果が実際のFXチャートではやはり毎回手前だったり、奥だったりずれることが多々あるので、「幅」を持って見た方がよいということ。

その例として、ダブルボトム・ダブルトップの形を取り上げましたが、実はダブルボトム・ダブルトップの形が色々ずれるのには、また別の要因があったりします。

ダブルボトム・ダブルトップの絵が出来上がる過程で下位レベルのチャートポイントが出来上がって、そこが機能して右ボトム・右トップが形成されるパターンなんかですね。

ただし、今回紹介したような右ボトム・右トップが少しオーバーシュートしてから、やはり反転の展開に向かっていくというパターンは、高値・安値を「帯(ゾーン)」として見ることで捉えられると思います。

まあ、チャートポイントを「帯(ゾーン)」で考えるという話とは、若干違いますがチャートパターンの形も「幅を持って捉える」という考え方は使えるということです。

フラクタル構造で出来上がる、複雑なFXチャートですから、ある程度のランダム性を考慮して余裕を持って見ることで、価格の動きに振り回されずに重要な部分を見抜けるようになると思います。

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