【週報ラプラス】2021/9/20-24『EURUSD』FXチャート解説

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2021/9/20-24『EURUSD』チャート解説

2021年9/20-24の週の『EURUSD』FXチャート解説です。

まずは、9/20-24の週のEURUSDの「H4」「H1」のFXチャートから見てみましょう。

週報1

週報2

H4レベルの上昇トレンドの急所となるサポートゾーンに価格が到達して、そこからの買い勢力との攻防が1つの注目点。

サポートゾーンの上限からある程度買い勢力が入ってきて上昇波を作りましたが、戻り売りで再度下落して抜けていく展開でした。

週報3

サポートからの上昇波を崩して、再度発生した下降波が一度安値を下抜ける展開でしたが、サポートからの上昇を期待する買い勢力によって、再度上昇波が発生しています。

その後、H1レベルのダウ高値付近まで上昇しますが、ダウ高値付近で売り圧力がかかり再度下落していきますが、サポート(H4)付近で「逆H&S」のような展開を期待する買い勢力が買い支えたところで、この週は終わりでした。

この展開の途中で発生している大きな下降波は、FOMCの結果を受けてのファンダメンタルズ的な要素で発生している部分もあるので、それまでのトレンド感と重なれば、そのままサポートゾーンを下抜けていくような強い下落の展開もあり得たのかなと思いましたが、このサポートゾーン(H4)での買い勢力が粘っているという感じですね。

週報4

このH1レベルのダウ高値を守って、下降トレンドが継続するのか、サポート(H4)の買い圧力を背にした上昇波がH1レベルの下降トレンドを崩して、上昇していく展開になるのかが注目点ですね。

実戦例

では、この週の中から実戦の場面を1つ紹介します。

まずは、下の画像を見てください。

週報5

サポート(H4)からの上昇反発で上昇波がダウ安値(H1)付近まで上昇してきた場面。

H1レベルの下降トレンド継続支持派から売り圧力が加わり始めている背景の中、サポートを下抜けた下降波に対して戻り売りを狙うトレードプランですね。

M15レベルではまだダウ安値を下抜けていないのですが、「H1レベルのダウ高値付近の売り圧力」「M15レベルのサポート下抜け」の材料を元に、M15レベルの下降トレンドが再開するのではという予測が基になっています。

下位レベルで見てみます。

週報6

緑色レベルの下降トレンドのダウ高値付近でもあるレジスタンスにて、下降反発を確認して売りエントリー。

また、同じレジスタンスでWトップの展開を期待して、右トップエリアで下降反発を確認して売りエントリー。

Wトップのネックライン割れの後、一度戻しを確認して、売りエントリーという案もありますね。

損確候補は、各ダウ高値の上や、戻り高値候補の上あたりが候補ですね。

利確も見てみます。

週報7

H4レベルのサポート到達付近で積極的に利確するという案。

また、その後に各レジスタンスの上抜けのタイミングで利確するという案がありますね。

H1レベルでは下降トレンド継続中なので、ホールドするという案もありますが、直前の大きな下降波に対して、ほぼ全戻りのような状況でもあるので、「逆H&S」のリスクが少し高まっているのかなとも考えられるので、ホールドする場合の不安材料ですね。

まとめ

『EURUSD』はH4レベルのサポートゾーンに到達して、結果的には攻防の図を作る展開でした。

H1レベルの下降トレンドを継続したまま、サポートゾーンを下抜けていくのか?

サポート(H4)での「逆H&S」の展開で一度上昇していくような展開になるのか?

どちらのシナリオが選択されるのかが注目点ですね。

実戦例は戻り売りのトレードプランでしたが、ポイントは若干早仕掛けだったところですね。

M15レベルの上昇トレンドの終了をダウ理論ベースで判断するのではあれば、ダウ安値を下抜けてからになりますが、その前にM15レベルでのサポートの下抜けを2回確認しているという材料から早仕掛けを狙っているという考え方ですね。

もちろんベースとして、M15の上昇トレンドが転換すると考える根拠としては、H1レベルのダウ高値付近のレジスタンスゾーンに到達しているという材料があります。

H1レベルのダウ高値付近のレジスタンスゾーンに到達して、上記のM15レベルのサポート抜けも発生したので、転換下落していくのでは?という予測があるのですが、もちろん判断のタイミングとしては少し早いわけですね。

考え方としてM15レベルのダウ安値の下抜けを確認してから、売りを考えていった方が基本的には良いのですが、チャートの形によってはダウ安値の位置では判断が遅すぎる場合もあります。

なので、厳密にはダウ安値ではありませんが、「ダウ安値もどき」を判断に使うこともありますし、今回は「ダウ安値もどき」よりも先にM5レベルの展開から「売り勢力」が優勢に変わってきていると判断して、売り仕掛けを考えたわけですね。

もちろん、早仕掛けなので勝率は下がる傾向にあることを理解しておく必要はありますね。

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